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1996年9月 北海道レンタカー珍道中 02

【まとめ】サホロリゾートから始まる束の間の北海道生活2日目は、プチな大襲撃で始まる。二日目は主に、MMちゃん大好きな「北の国から」詣で。スポットを訪ねるたびに、私とSMちゃんとでさだまさしのOP曲を口ずさむ。
そして丘巡り。あまりにも「北の国から」を冷やかしていたmeにコクリコの天罰がくだる。無事に二泊目のペンションにたどり着けるのか?

9月22日(日)

7:00 起床 
朝夕の空気は涼しい。寒いくらい。
まずは朝食に。ビュッフェ形式。和洋両方揃っていた。

ホテルの部屋に入った時に不思議な注意書きがあったのに特に気にもしてなかったのだが、いったん部屋に戻ってから、MMちゃんの悲鳴で気づく。
空気を入れ替えようとMMちゃんが森に面した窓を開けたとたん、小粒の丸いものが次々と部屋に飛び込んできたでは!
よくよく見ると、色んな色模様のテントウムシだった。あわてて窓を閉めた時にはすでに7匹以上は部屋に入っていた。
冬眠時期となるテントウムシが屋内に入るので、窓を開けないように、という注意書きの意味をようやく解する。

チェックアウトしてから、今日の目的地、富良野方面に向かう。

富良野へGo!

そうそう、車の運転はmeが主にやるよ、と言っていたのだが、今まで運転が全然好きではなかったMMちゃんが「北海道ならイケるとおもう」とのことで、けっこう運転をやってもらうことに。
SMちゃんは運転したことない(って言ってたか? 記憶にない)ので、同乗専門職ということで。

車でゆるゆるとさらに山に登っていく感じ。
山の中に切り込んでいく間は普通の田舎町っぽい(それでも北海道的な規模)が、山に入って行くと急にひらけた場所がみえてきた。
北の国からのロケ地があちこちに点在している(らしい)。
まず、フェニックス牧場。北の国からでは岩城滉一氏演じるソウタにいちゃんがやっている牧場とのことだが、今でも普通に牧場。車道からひき込み道近くに車を停めて遠景にて。

もーゴキゲーン!て叫んでいたMMちゃん

次に、ユーミンの曲「春よ来い」(NKH朝の連続テレビ小説「春よ、来い」OP)で有名になったらしい、木。名称不明(※2024年改めて調べたところ、八幡丘ツリーというらしい)。

もちろんここでも歌う

テレビなどでもおなじみの「北海道らしい」風景の中をぐるぐる。三好牧場など、牧場も多い。
Aコープ近くのホクレンで給油してから、中畑木材(はドラマ上の名らしく、本当は麓郷ろくごう木材)に。MMちゃんいわく「北の国からに出て来た『アキナ』がいる」とのことで、訪れる。
柴犬?らしきおとなしいワンコがおずおずと出てきて、撫でさせてくれた。犬小屋には確かに『アキナ』と書かれている。感じは『ゴンタ』かな?と思いながらも、おとなしくて良きワンコをなでなでする(この時すでにアキナちゃんは二代目と言ってたかも)。

麓郷ろくごうの森。

近くのぼろい(ごめんね)木の家と、12色のウサギというレッキスうさぎを飼育する小屋を見学、ウサギを抱かせてもらう。

陽だまりでぬくぬくする姿が平和。

しかしレッキスうさぎはもともと毛皮用なのだって。ぶるぶる。

麓郷の森でゆっくり。人が多い。

カメラの蓋を開けてしまい、光が入ってしまった木漏れ日
木の家その1
木の家その2

木の家は中も見学できる。次々と人が来る。

私とSちゃんの辛口コメントにも負けないMMちゃん、
「もう、この良さがわかんないかな~」と言いながらも終始ニコニコしていた。

五郎の石の家も見学。
白い花が茶色い枯草の中に咲いていて終わり行く夏を感じる。

ジャム園の脇からぐるっと丘を回る。
ケシの残った斜面で、なんとmeは大きくこける。しかも二回転。
「北の国から」を何かと茶化していた罰か??

「ゆき子おばさんが子供を連れて、五郎と雑草の中を歩いた所」
そしてmeがこけて華麗なる二回転をした所
(転倒イメージ図)

赤いケシがちらほら残っていて、富良野の地が一望できる。
9月も下旬となるとあまり花は期待できないらしいが、それでも景色に心洗われる。

この近辺でゆでトウモロコシ(とうきび、と書いてあった)を買って頂く。
もろこし売りのおばさんが言うに、10月には雪となる年もあるって。
あと、
「浜松の人は真冬でも靴下を履かないって聞いたけど、ほんと?」と聞かれた。ごめん浜松じゃないんで分かんないや……ちなみに私は真冬なら履くかなあ。
そしておばさんは私らをまじまじと見て、
「本州の人たちはみんな、厚着だよねー」と。
ちなみにトウモロコシはぷっちりと大粒の実が詰まっていて、たいへん甘い。しかも熱々だった。

15:00頃 美瑛まで行ってから、遅いお昼ごはん。「木のいい仲間」
メンチカツ、サラダ付きを食べる。しめじ入りスープ。900円。
子のお店には木の製品が色々と置いてある。暖炉もある。スライスレモンの切り方がおしゃれ。

美瑛の丘巡り。お天気が曇ってきたのもあって、全体的にさみしい色合いだったが、それでも美しい。

9月頃に咲くラベンダーは貴重なのだそうな。

「もーゴキゲーン!!!」

花や景色が美しい所には大概観光客も多い。
そして車も旭川れとか札幌れとか多い。シビックが一番人気らしくよく見た。

花、うつくし
景色、うつくし

広い大地に引かれた車道をひたすら次へと進む。

北海道という記号的な風景?
スタンドバイミー的線路

なんかいる! と思ったら……

こんな積み方をしている藁、なのか草なのか。

ケンとメリーの木は道端にあった。ポプラ?

ポプラ?  ケンとメリーとスカイラインの木
それを撮るふたり

セブンスターのCMで有名という木も見た。こちらはカシワらしい。

我らのアッシーくんと柏の木 色がおそろい

親子の木も遠くから。ぽつんと親子だけ立っている。

巻き乾草も間近にみる

台風が近くにいるらしい。天気は安定していなかった。

薄暗くなった頃富良野のペンション「ノースカントリー」に着く。

部屋はもともと6人部屋らしく、二段ベッドが3つ!とても広い。

夕食はカボチャのポタージュ、カレードレッシングのサラダ、ステーキ、つけ野菜はトウモロコシとスナックえんどう、ニンジン。そしてライス。
メロンのシャーベットがついていた。ビールも飲む。

明日は五郎さんの世界に別れを告げて、小樽に移動予定。
MMちゃんはかなり名残惜しそうだったが、まあ、小樽には海の美味しいものが一杯あるよね! とのSMちゃんのことばにまた、嬉しそうな笑顔を見せるのであった。

本日の旅路。
親子の木はセブンスターの木の近くから
南側を眺めたあたり

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