社会人になってから学校で学ぶ意義について
よく動画サイトのインフルエンサーは学校に行く意味は無いと言っている動画をよく目にするが、知識を得て現職のスキルアップをしたいという意味では、学校にいかなくとも独学で本を読んだり、無料サイト、無料動画講座でいくらでも知識を得ることができるので、無駄な時間、労力、お金を払っていくのは無駄なので、学校に行くというのが意味が無いというのは理解できる。しかしながら、今の自分にない知識と技術を手に入れて転職したり、手に職をつけるために学校で学ぶのはアリだと思う。その場合、独学では躓いて挫折したり、技術の確認ができないので、独学するにしても近くに、学びたい知識や技術のメンターのような人がいたり近所に躓いたときに学びたい知識や技術を要する(実際にその業界で働いている)知人などが周りにいないと、独学は挫折してしまいやすい環境なので、時間と労力を無駄にかけてしまう。
学校にいくべき理由
職人的知識や技術を身に着ける場合、どこかで下働きしたり、修行する場合、十年近く修行しないと全てを教えてくれなかったりする日本特有の職人の世界観がある。一方で、学校に通えば技術、知識共に短期で学べてすぐ手に職に就ける状態になれる。例えば、料理屋で働いて修行して一人前になるのに10年かかるとして、調理師専門学校に2年通って、学校を就業して、調理師免許(調理師免許は飲食の仕事に就いて1年、専門学校は2年間通ったら受講資格が得られる。)を取って自由に飲食の職に就いたり資金があればすぐに独立も可能の場合と、免許とったとしても、10年修行しないと独立させてくれないのと、どちらが効率よいだろうかしかも下働きの場合、収入がほぼ0(住み込みの場合)になったりと、ほとんど収入が無い状態なので、奉公先が囲って、簡単に独立したり、よそで働いたりできない状態になっている。エンジニアなども、プログラミングエンジニア職に転職したい場合、独学のほうがいくらコスパ良いといっても、動画やテキストを見ての勉強では躓いた時、なかなか解決まで至らない、Mentaなどのエンジニアに相談、チューターになってもらう事もできるが、自分のやる気と意思がかなり無いとなかなか凡人では聞いて確認して解決に導くまでのモチベーションを持つのも難しいし、挫折しやすい環境なので、習得できたとしても1年以上はかかる。それにプログラミング言語をある程度習得したところで、実践を積んでステップアップするには実際に仕事をしてしか実践や技術力が身につかないのが現状で独学で習得したところでそう簡単には仕事に就けない。よっぽど才能があってポトフォリオも通常の独学者よりも質が高いものができるのであれば、可能性は高くなるが、なかなか難しい。その点スクール受講の場合は授業料はある程度かかるが、躓いても何度でもチューターに質問したりして問題解決可能、習得後も就職/転職先のサポートもしてくれるので、勉強しただけの未経験者でも不安なく最初の就職/転職のスタートは切りやすい。
スクールの選び方
1.講義以外の場で苦手なところを克服できる体制があるか
チューターの充実性
解らないところは学びの姿勢があればわかるまでとことん教えてくれ
るか。回数制限があってもわかるまで教えてくれるか、若しくは無制
限。ある程度の事が理解できているなら、ピンポイントで詳しく説明し
て質問するほうが、解決するまでの時間が掛からず無駄が減るが、まっ
たくの未経験で何が解らないのか解らないレベルの初学者はチューター
側が何が解らないのかを導いてあげる必要があるので、相手に共感しな
がら相手の立場に立って(クリティカルシンキング/critical thinking)問
題解決の指導ができるチューターの完備がされているか。
2.技術的なことは実際に体験して確認できるような環境があるか。
オンラインで受講の場合
オンラインで技術習得が可能な環境が整っているかどうか。
ライブチャットで動作確認したり、作成データ送信したりしてチュータ
ーなどに確認してもったり、作業内容をビデオチャットを通して確認し
てもらえるような体制かどうか。
※機材や何か物を使って動作確認などをする場合は、手元で使用できる
キットなどの郵送貸し出し等をしているか。
通学の場合
技術習得のための設備が整った環境での技術の確認が必要な場合、技術
習得に不憫の無い設備が学校に完備させれているか。
※入学前に実際に学校見学して確認したほうが良いでしょう。未経験者
であれば、設備に何が必要か知るために業界の知識などは事前にインタ
ーネットなどで確認してから見学に行きましょう。
3.スクールと提携している企業(就職紹介先)があるか
学校をただ卒業して、いくら技術習得したとしても、肝心の仕事に
就けなければ意味がありません。終業後も就職、転職先の斡旋のサポー
トが充実しているスクールに通いましょう。勿論業界未経験となるの
で、選り好みできる環境ではないと思いますが、終業後に先ずは業界で
すぐに働ける体制があるスクールを選びましょう。最初は就労の条件が
良くなかったとしてもしばらく技術力を上げて実績をつけてから、条件
の良いところに転職という考えで、よっぽどの理由(会社がブラックと
かで心身共に病みそうなど)が無い限りは最初の企業での就労はとりあ
えず就いて、もし就職先であまり技術向上、業績を上げるのがし辛いの
であれば、業務外の空いた時間に、勉強や関連性のある副業をして自分
で技術力を高める工夫をしましょう。
まとめ
主に知識だけが必要な場合は自分で独学したほうが無駄な浪費、労力、時間をかけずに習得できるが、技術や手に職をつけて、就職、転職したいような人はスクールに通うべき。動画サイトのインフルエンサーの話しは鵜呑みにせず、同じトピックの別のインフルエンサーの動画と見比べたり、得たい技術や手に職の業界のセミナーにいくつか行ってみたりして、何が本当なのかを見極めてから行動する必要がある。実際に学校のカウンセリング、口コミサイト、業界で働いている知人に相談したり等しでリサーチした上で、自分で納得したうえで、通学(受講)先を決めればよいでしょう。
とはいえ、ある程度の学費を払わなければならないので、状況にもよりますが、本当に得たい技術や手に職で通学したいのであれば、金銭的に余裕が無ければ身内を説得して借りるか、現職で貯金をして準備を進めるかになると思いますが、どうしても直ぐに就職、転職をしたいのと、技術や手に職習得して就職、転職後に充分稼げる見込みがあるのであれば、自分で分割で借金するという方法もありかともいます。家庭の環境にもよりますが、誰かの面倒を見なければいけないような環境でなければ、通学(受講)期間中の空いた時間はアルバイトをしてなるべく学費の還元をすれば、問題ないと思います。通学(受講)中の生活を確保するという意味でも、アルバイトや副業をして生活の生計を立てながら通学する必要かと思います。何もない状態で通学してもお金が無い状態というのは精神的に不安になり技術習得に集中できなくなるので、ある程度経済的な余裕を作る必要があります。
※通学期間中に家族に面倒見てもらえるような環境の場合は別ですが。
上記を踏まえて、本気でなにか技術、手に職をつけて就職、転職したいと思っているのであればスクール通学(受講)の検討してみてはいかがでしょうか。