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霊獣道場 【初級】
※全文無料でご提供させていただきます。
1.【はじめに】
私たちは霊獣をこよなく愛する遊戯王プレイヤーの『コザックー』と『カチャカチャ』と申します。
遊戯王日本一決定戦
— コザックー (@kozakku1313) July 14, 2024
使用:霊獣
Day1
不戦勝
サンドラ⭕️⭕️
ユベル⭕️❌⭕️
天盃⭕️⭕️
神碑⭕️⭕️
刻魔蛇眼❌⭕️⭕️
Day2
刻魔蛇眼❌⭕️⭕️
刻魔ラビュ❌⭕️❌
Best16でした!
レラを世界に連れて行きたかったけれど力及ばす
デッキに感謝しかないです☺️
ここまで連れてきてくれてありがとう! pic.twitter.com/JNs8iW7pAO
遊戯王 オグイベ6/29 3人チーム戦
— カチャカチャ (@katyakatya1357) June 29, 2024
使用:霊獣
天盃 ⭕️⭕️ チ⭕️
ギミパペ ❌❌ チ⭕️
Dレス ⭕️⭕️ チ⭕️
Dスネ ❌⭕️❌ チ❌
-トナメ-
Dユベ ⭕️❌❌ チ⭕️
Dレス ⭕️⭕️ チ⭕️
Dスネ ⭕️❌⭕️ チ⭕️
優勝しました!😌
シカイさん(@view_sky_YGO )コザックーさん(@kozakku1313 )ありがとう!!! pic.twitter.com/yqah5NjXxL
私たちは霊獣をお一人でも多くの方に使っていただきたいと思い、noteを共同で執筆させていただきました。
『テーマは気になっているけど展開が分からない』『難しそうで手が出せない』そんな方におすすめのnoteになっております。
『霊獣道場』は当noteである【初級】を始め【中級】【上級】の3層に別れており、展開やテクニックなどを難易度別に分けています。
【上段】を完読する頃には霊獣の魅力やプレイングについての理解度を上げることができると思います。
ぜひ最後まで読んでただけたらと思います。
私たちのみの発信では情報が偏ってしまいます。そのため、不明確な点や間違った点などございましたらお気軽にコメントしていただけたら幸いです♪
2.【霊獣デッキとは】
生きた黄金櫃である『精霊獣カンナホーク』を初めとした『精霊獣』と心を交わし、度重なる脅威に立ち向かう『霊獣使い』達のテーマです。
墓地ゾーンを他テーマが使うように、除外ゾーンにカードを溜め、『精霊獣』と『霊獣使い』の融合形態である『聖霊獣騎』を特殊召喚してアドバンテージを稼ぎます。
相手の妨害をテクニカルに交わし、プレイヤーを守りながら仲間の力で勝利を勝ち取るデッキです。
3.【デッキレシピ】
こちらでは癖のない霊獣デッキの構築をご紹介し、カードの役割などを一つ一つを丁寧にご説明していきます。
※デッキレシピは2024年7月の制限改定を元に作成いたしました。
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ニューロンのデッキ検索で『霊獣道場』で検索すると、今回のレシピが確認できます!
是非コピーして使ってみてください!
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採用カード(40枚)
モンスターカード(25枚)
【精霊獣カンナホーク】(3枚)
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解説:
『精霊獣使いレラ』のおかげで一枚初動になりました!貴重な1枚初動なため3枚必須です。
名称ターン1回の制約がないため、他のカードと併せ持つことで貫通札としても機能してくれる強いカードです!ここに無効妨害を受けると止まってしまうこともありますのでお気をつけてください!
※以後: 『精霊獣カンナホーク』=『カンナ』
【精霊獣ラムペンタ】(3枚)
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解説:
『カンナ』に引き続き、『精霊獣使いレラ』のおかげで1枚初動になりました!
ですが、『カンナ』と比べると展開の初めに『聖霊獣騎ノチウドラゴ』を使う必要があるため、最終盤面や誘発受けが心元ありません。。。
ですが、貴重な1枚初動なため3枚必須です!
地味に攻撃力が1600と高いため、『精霊獣アペライオ』の効果込みですと攻撃力2100になり、2000ラインを突破することができます。返しのターンで『精霊獣使いレラ』の効果でデッキから特殊召喚し、キルを取る時などにも多く使います。
上弾でご紹介するエクストラデッキに加えられた、『セフィラムピリカ』も除外することでサイキック族を墓地に送ることができます。
※以後:『精霊獣ラムペンタ』=『ラム』
【精霊獣アペライオ】(1枚)
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解説:
コストも効果も強いカードです!
コストは霊獣モンスターを墓地から除外し、展開や次ターンのリソースとして活用するために多用します。
また、攻撃力上昇効果は複数回重複するため1回目は500アップ、2回発動すれば1000アップ、3回目では1500と元々攻撃力の低い霊獣モンスターのサポートをしてくれる貴重なカードであります♪
このカードは素で攻撃力1800と非常に高く、相手の『リトルナイト』を一方的に破壊することができたり、キルを取りやすくしてくれたりと評価できる点がたくさんあります。
後攻の捲りの際にこのカードを先に召喚したのち、新レラの手札効果を使うことで『墓穴の指名者』のケアをしつつモンスターを並べることもできます。
※以後:『精霊獣アペライオ』=『アペ』
【精霊獣ペトルフィン】(1枚)
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解説:
霊獣ギミックで唯一自ターンに相手盤面に触れることのできる霊獣モンスターです!
デッキに入れる?入れない?は賛否両論あると思いますが私の考えではこのカード1枚入れるだけで今までリトルナイト(効果使ったら直接攻撃できない)を出して除去しなければならなかった状況を霊獣ギミックだけで完結できるのは優秀であると考えています。
また、『群雄割拠』『サモンリミッター』などの霊獣が苦手とするカードへの回答にもなるため入れているのと入れていないのではプレイの幅がとても広がります!
メタビ系のデッキにも強く出ることができますね!
※以後:『精霊獣ペトルフィン』=『ペト』
【精霊獣使いレラ】(3枚)
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解説:
貴重な『精霊獣』+『霊獣使い』の名称を合わせ持ったカードです。
全ての効果が強い霊獣最強カードです!
霊獣モンスターのリクルート効果、ハンドから切って召喚する効果、おまけに破壊身代わり効果と霊獣デッキ使いが待ち望んでいた効果を一枚にしたようなカードであります。
誘発の貫通札としても重宝します。
残念な点としましては、このカード一枚では初動になりえないため、他のカードと合わせて引くことを前提としています。
※以後:『精霊獣使いレラ』=新レラ
【霊獣使いの長老】(3枚)
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解説:
1枚では初動にはなりませんが『カンナ』や『ラム』と合わせて引くことにより、誘発への貫通性能を爆発的に高めてくれるカードであります。また、モンスターが一体増えるため展開力、妨害の質を上げてくれる貴重なカードです。
ご存知かと思いますが、召喚権を増やす効果はルール外効果なため召喚無効などをされない限りは『無限泡影』などで無効にされても、召喚権は増えたままとなります。すでに『スキルドレイン』がある時は召喚権は増えません。
※以後:『霊獣使いの長老』=『長老』
【精霊獣使いウィンダ】(1枚)
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解説:
貴重な『精霊獣』+『霊獣使い』の両方の名称を持ったモンスターです。
『カンナ』や『ラム』の効果先がわからなくなった時は、このカードを選択すればなんとかなることが多いです。
また、効果も強力で攻防を併せ持つカードであります。
相手からの攻撃でキルを取られにくくなるのはもちろん、環境に多くいる『リトルナイト』と2素材『アポロウーサ』と相打ちする事で、追撃及び展開を伸ばすことができます。
リクルート効果に同名を禁止する制約がないため、『ウィンダ』から『ウィンダ』その後『レイラウタリ』なんてこともできます。
※以後:『精霊獣使いウィンダ』=『ウィンダ』
【霊獣使いウェン】(1枚)
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解説:
1回目の騎カンナで一番サーチすることが多いカードだと思います。
途中でサーチ先がわからなくなったらこのカードをサーチしておけばなんとかなります。
攻撃力も1500と霊獣の中では比較的高いため、『アペ』と合わせてアタッカーとして使うことも可能です。
※以後:『霊獣使いウェン』=『ウェン』
【霊獣使いレラ】(1枚)
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解説:
『ウェン』をサーチした後に「あ…、この展開旧レラじゃないとダメじゃん」ってなることありますね。
旧レラをサーチして『聖霊獣騎レイラウタリ』で使い回す展開を行うことで、墓地の霊獣モンスターを除外する動きができるため、相手ターンの除外されている霊獣モンスターの数が増え、延命や妨害の質が向上します。自由度の高い動きをすることができますね♪
ターンが帰ってきた場合でキルが取れない時は『聖霊獣騎レイラウタリ』の効果で手札に回収することでアドバンテージの多い動きをすることができ、おすすめです。
※以後:『霊獣使いレラ』=『旧レラ』
【灰流うらら】(3枚)
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解説:
言わずもがな汎用誘発です。
妨害に加え、展開系である特性上『増殖するG』を止めるため3枚採用しています。
『ドミナス・パージ』よりも範囲が広いため、先打ちを行えるため複数引きした時以外はあまり『粉砕』のデメリット効果は気になりません。
※以後:『灰流うらら』=『うらら』
【増殖するG】(3枚)
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解説:
こちらも言わずもがな汎用誘発です。
『ディメンション・アトラクター』との相性が悪いですが、アトラクターの効果にチェーンして打つことで効果を発動することができます。その場合、相手は必然的に展開をしてくることはないためドロー枚数は少なくなります。
自分の手札と相談しながら使いましょう。
※以後:『増殖するG』=『増G』
【ディメンション・アトラクター】(2枚)
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解説:
対戦相手によっては最強の手札誘発になり得るカードであります。
このカードを無理なく採用できるのが霊獣デッキ1番の強みと言っても過言ではなく、ターンスキップ級の影響力を対戦相手に強いることができます。
また、『増G』『エフェクト・ヴェーラー』『ドロール&ロックバード』『幽鬼うさぎ』のケアもこのカードは担ってくれ、相手ターン中にこのカードを発動することで自ターンに上記のカードの妨害を気にせず動くことができます。
霊獣側へのデメリットもあり、このカードの適用化は墓地に霊獣モンスターが溜まりにくいこと、『うらら』などの誘発を『墓穴の指名者』で指名することができなくなることが挙げられるため、このカードが手札にある際には対応した展開や、いつもと違うカードの使い方をする必要があります。
また、適用中に『原始生命体ニビル』を打たれた際にはリソースが全て吹き飛ぶため、すごく悲しいです。
※以後:『ディメンション・アトラクター』=『アトラクター』
魔法カード(13枚)
【霊獣の継聖】(3枚)
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解説:
このカードも『ターミナル・ワールド』で収録された新規カードの一枚です。
手札に複数の種類の霊獣モンスターがあることで相手の誘発への対応能力や、最終盤面の妨害数などが変わってきます。
『カンナ』1枚で展開をすることはできますが、それは妨害を受けない想定での話であり、対人戦では『カンナ』に『無限泡影』、『エフェクト・ヴェーラー』、『カンナ』の効果が通ったとしても除外した『新レラ』効果に『うらら』を打たれてしまえば、展開は止まってしまいます。
そのため最低でも『カンナ』+『長老』を手札に加えることでそれらの妨害への対応も可能となります。
『霊獣の継聖』を複数引きたくはありませんが、それはどのカードにも言えることではあるため初動の強さを意識するならば、複数枚採用は必須であります。
表示形式を変更する効果も多岐に渡り、
①『相手のモンスターの攻撃を防ぐ』
②『相手の攻撃力が低いモンスターを攻撃表示にし、ライフを取る』
③『自分の守備表示モンスターを攻撃表示にする』
④『バグースカで攻撃したのち、相手ターンで守備表示にしてロックをかける』
など他にもたくさんの使い方があります!
シンプルでいて、奥の深い効果となっております。
※以後:『霊獣の継聖』=『継聖』
【霊獣の相絆】(1枚)
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解説:
『ラム』の一枚初動展開に使うため1枚必須となります。
展開以外にも
①『キルの期待値が上がる』
②『増Gで止まったのち、相手ターンでレイラウタリを出すことで、妨害が増える』
等、デッキに1枚あるだけでさまざまな使い方をすることができるカードとなっています。
ちなみに、こちらのカードで出したモンスターは正規召喚でないため蘇生や帰還はできず、『聖霊獣騎ガイアペライオ』の効果は使うことができません!
※以後:『霊獣の相絆』=『相絆』
【墓穴の指名者】(2枚)
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解説:
霊獣デッキは手札誘発、特に『増G』に弱いため、2枚必須です。
このカードと『アトラクター』を一緒に引いている際に、『うらら』を打たれてしまうと止まってしまう場合は『アトラクター』はこのカードにチェーンして打つことを意識しましょう!初めに『アトラクター』を打ってしまうと『うらら』が除外されてしまい対象に取れず、無効にできなくなってしまいますからね!
※以後:『墓穴の指名者』=『墓穴』
【抹殺の指名】(1枚)
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解説:
デッキに入っている手札誘発なら全てを無効にすることができ、展開テーマには必須のカードですね!
あまり使うことがありませんが、『ウィンダ』『アペ』などを宣言して除外ゾーンを増やし展開を助ける役割もあったりなかったり…?
※以後:『抹殺の指名者』=『抹殺』
【金満で謙虚な壺】(1枚)
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解説:
採用理由は主に初動の確保や、『墓穴』等の誘発ケアカードの確保です。
ですが、除外するエクストラのカードに余裕がないため主に3枚除外を多用します。
※以後:『金満で謙虚な壺』=『金謙』
罠カード(7枚)
【霊獣の連契】(1枚)
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解説:
霊獣といえばこのカード!!!
対象を取らず、自分フィールドの霊獣の数だけ破壊する効果はやはり魅力的であります。『粛声』『ふわんだりぃず』にも強く出ることができ、素引きしていれば『増G』や『ロンギ』を投げられても最低限の妨害を構えることができます。デッキをシャープにするために1枚にしていますが、強いカードなので2枚でもいいと思います。
自身のプレイスタイルに合わせて枚数を変更してみてください。
※以後:『霊獣の連契』=『連契』
【無限泡影】(3枚)
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解説:
2024年1月制限より『R-ACE』の『エマージェンシー』が1枚になったことにより、環境全体の『無限泡影』『エフェクト・ヴェーラー』の評価が上がり、どんなデッキでも容易に3枚採用されるようになりました。
抹殺の指名者以外では無効にされにくいのも強みであります。
【聖王の粉砕】(3枚)
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解説:
『灰流うらら』『リトルナイト』などが使えなくなってしまいますが、メインギミックへのダメージはあまりなく、手札からの発動後も霊獣であれば難なく戦うことができます。
後攻の妨害としては罠である特性上、弾かれることはほとんどなく、1対1の交換を確実に行うことが魅力です。意識外からというのも強いですね!
範囲が狭いのが玉に瑕ですが、後攻の展開の際の『増G』に打つことができるため、展開系が致命的となる後手捲りへの『増G』の対処札が増えることはとても心強いです。
※以後:『聖王の粉砕』=『粉砕』
EXモンスター(13枚)
【聖霊獣騎カンナホーク】(2枚)
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解説:
このデッキのエンジンです!
主な使い方としましては①のサーチ効果を発動し、除外ゾーンの『A霊獣モンスター』と『B霊獣モンスター』2体を対象に取ります。その後、①の効果と同一チェーン上で②の特殊召喚効果を発動し、先ほど①の効果で対象に取った内の1体『A霊獣モンスター』と別の『C霊獣モンスター』1体を対象に取り発動します。
そうすると②の効果により『A霊獣モンスター』と『C霊獣モンスター』の2体が特殊召喚され、①の効果で墓地に戻す、霊獣モンスターが『B霊獣モンスター』1体でのみサーチすることができるという感じになります!
初めはややこしいですが、使ってるうちになれると思います〜!
名称ターン1回の制約がないため、1ターンに何度も特殊召喚し、複数回サーチ効果を使います。
たまに『過労死カンナ』なんて呼ばれたりしてますね。笑
『ラム』の効果で『カンナ』を墓地に送る場合や連契をサーチした後にマスカレーナにリンク召喚する場合もあるため2枚以上必須です。慣れないうちは3枚にすることをお勧めします。
ちなみに、『アトラクター』や『次元の裂け目』下でもサーチ効果の『墓地に戻す』処理は行えるため、覚えておきましょう!
※以後:『聖霊獣騎カンナホーク』=『騎カンナ』
【聖霊獣騎ノチウドラゴ】(2枚)
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解説:
『ターミナル・ワールド』で追加されました。ぶっ壊れカードの1枚です。
フィールド上の霊獣モンスターを除外して特殊召喚できるのはもちろん、墓地の霊獣モンスターを除外することでも特殊召喚することができます。虚無からの特殊召喚!
除外リソースの回収や、『新レラ』効果の誘発補助など強いことしかありません。
また、おまけとして自身以外の霊獣モンスターへの対象耐性を付与することができるため、最終盤面の『聖霊獣騎レイラウタリ』を『無限泡影』などから守ったりすることもできます。
分離効果は他の騎モンスターとは違い、1体と控えめになっておりますが、攻撃表示でも出すことができるため、追撃に加え、正規召喚している『聖霊獣騎キムンファルコス』や『聖霊獣騎レイラウタリ』を帰還させることも可能なため、自由度の高い動きができます。
注意としましてはこのカードの効果で特殊召喚したカードは『直接攻撃』ができなくなる制約は永久的なため覚えておきましょう。
※以後:『聖霊獣騎ノチウドラゴ』=『ノチウ』
【聖霊獣騎アペライオ】(1枚)
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解説:
主に『ラム』の効果で『アペ』を墓地に送る際に除外するカードとして使います。
霊獣としては高い攻撃力である2600あるため残っていた場合はキルを取ったり、モンスターを破壊する役割も担ってくれます。
しかし!!!
このカード、
『攻撃宣言時に他の効果を受けない』効果の都合上『アペ』の効果でせっかく攻撃力を上げていても、元々の2600に戻ります。。。
おっちょこちょいなところが可愛いですね!!!
※以後:『聖霊獣騎アペライオ』=『騎アペ』
【聖霊獣騎ガイアペライオ】(1枚)
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解説:
霊獣デッキの『最終決戦兵器』と言っても過言ではない強力な発動無効効果を持ち、最高の攻撃力3200を持ち合わせています!
『カンナ』一枚で出すことができるため、出す機会は結構多いと思います。
『相絆』で出した場合は正規召喚でないため効果を使うことができませんが、3200の攻撃力をお手軽に出すことができるのは嬉しいですね!
※以後:『聖霊獣騎ガイアペライオ』=『ガイアペ』
【聖霊獣騎キムンファルコス】(1枚)
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解説:
霊獣には嬉しい召喚を行う効果に加え、リンク先の霊獣モンスターの打点600アップ効果をあわせ持っています。
『ノチウ』の登場で相手ターン中に特殊召喚し、『I:Pマスカレーナ』の効果で出せるリンク値を稼ぐことも可能です。
しれっと分離効果も搭載しているため、相手ターンに『召命の神弓アポロウーサ』を出す前に分離をすれば3ウーサにすることが可能になります。
また、フィールドに『精霊獣モンスター』2体のように騎カンナを出せない組み合わせがいて、除外ゾーンに『精霊獣モンスター』+『霊獣使いモンスター』が複数いる場合などは一旦キムンファルコスにし、分離効果を使うことでフィールドに『精霊獣モンスター』+『霊獣使いモンスター』の組み合わせを揃えることができ騎カンナへと繋げることができます!
たまに使うことがあると思うので覚えておきましょう!
※以後:『聖霊獣騎キムンファルコス』=『キム』
【聖霊獣騎レイラウタリ】(2枚)

解説:
展開及び妨害の二役を担ってくれるカードが登場しました!
除外から手札に戻し、召喚する効果で盤面を従来より広げることができるようになりました。
召喚効果は手札に戻した霊獣モンスターでなくてもいいため、『カンナ』を除外ゾーンから戻し、事前にサーチしていた『長老』を召喚、長老の召喚権を増やす効果で『カンナ』を召喚すると言うことが可能です。
妨害効果も霊獣デッキと相性が良く、対象に取った片方が対象から外れた場合でも片方を除外できるため、分離効果持ちの聖霊獣騎モンスターを対象に取ることで実質ノーコストで妨害を行うことが可能になります。
また、正規召喚していれば何度でも特殊召喚をすることができるため、除外の効果で自身を除外し、『ノチウ』の効果で特殊召喚すると言うことも可能です。
永続効果のリリースコスト封じは、刺さるデッキには刺さると思いますがおまけの効果のような認識であります。
効果に引っ掛かるカードとしては『白の聖女エクレシア』『閃刀姫レイ』『R-ACEインパルス』『モンスターゲート』などがあります。
※以後:『聖霊獣騎レイラウタリ』=『レイラ』
【I:Pマスカレーナ】(1枚)
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解説:
様々なデッキに採用される汎用カードであります。
特殊召喚先は『S:Pリトルナイト』『召命の神弓アポロウーサ』『閉ザサレシ世界ノ冥神』『ヴァレルソード・ドラゴン』があります。
破壊耐性を付与できる効果は忘れがちですが、強い効果ですよね!
※以後:『I:Pマスカレーナ』=『マスカレ』
【S:Pリトルナイト】(1枚)

解説:
様々なデッキに採用されている強強汎用カードであります。
このカード1枚で2妨害ができ、自分の墓地のカードを除外してリソースを回復することができるなど万能なカードの1枚です。
また、このカードを展開の最後に出すことでメインフェイズ終了時の『原始生命体ニビル』の効果から『レイラウタリ』などを守ることができるため、ニビルケアとしても活用することができます。
※以後:『S:Pリトルナイト』=『リトルナイト』
【閉ザサレシ世界ノ冥神】(1枚)
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解説:
越えられない耐性を持ったモンスターを除去するために採用されています。特に『珠の御巫フゥリ』。。。
自身の非対称耐性や、全体無効、蘇生無効など出しにくさの為か、強い効果が踏んだに詰まっています。
ホルスモンスターを大量に展開された際もこのカード一枚でアドバンテージを取らせずに、効果を向こうにし戦闘破壊することができるため多様な場面で役割があります。
※以後:『閉ザサレシ世界ノ冥神』=『サロス』
【No.41 泥睡魔獣バグース】(1枚)
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解説:
『増G』を打たれた際に立てるランク4モンスターです。
『カンナ』効果、『新レラ』除外しリクルート効果、相手に『増G』発動される、
と言う場面が多く想定される為2枚ドローで立てられる妥協盤面として採用しました。
リンクモンスターに弱い点はありますが、『リトルナイト』を出され除去された場合はそのターン中にキルされることはない為、手札と相談して出してみてください。
お好みで『アーゼウス』も採用できます。
※『No.41 泥睡魔獣バグース』=『バグースカ』
4.【基本展開】
※ns=召喚、ss=特殊召喚、ef=効果起動
①カンナ
展開例
カンナns、カンナef、新レラ除外
新レラef、旧レラss
カンナ+旧レラ=騎カンナss
騎カンナef、カンナ+新レラss、旧レラ墓地落とし、ウェンサーチ(分離サーチ)
カンナef、ラム除外
カンナ+新レラ=キムss
キムef、カンナ除外、ウェンns
ウェンef、ラムss
ラムef、キム(非正)除外、ウィンダ墓地落とし
墓地:ウィンダ+旧レラ除外=ノチウss
ウェン+ラム=騎カンナss
騎カンナef、ウェン+ウィンダss、ラム墓地落とし、長老サーチ(分離サーチ)
キム(正)+ウェン+ウィンダ=レイラss
レイラef、カンナ対象、長老ns、カンナns
カンナef、アペ除外
カンナ+長老=騎カンナss
騎カンナef、長老+アペss、キム(非)墓地落とし、連契サーチ(分離サーチ)
アペef、キム(正)除外
↓
霊獣展開動画①
— コザックー (@kozakku1313) July 18, 2024
カンナホーク1枚展開
レイラウタリ+連契+ノチウドラゴ+マスカレーナ pic.twitter.com/xCPKDIpr3B
最終盤面例
1.ノチウ+レイラ(正)+マスカレorリトルナイト+連契
2.レイラ(正)+ガイアペ(正)+連契
3.ノチウ+レイラ(正)+騎カンナ+連契2枚
※(正)=正規召喚の略
②ラム
展開例
ラムns、ラムef、キム除外、新レラ墓地落とし
場+墓地:ラム+新レラ=ノチウss
新レラef、カンナss
カンナef、⚠️旧レラ除外⚠️
ノチウef、新レラss
カンナ+新レラ=騎カンナss
騎カンナef、ラム+旧レラss、新レラ墓地送り、相絆サーチ(分離サーチ)
ラムef、騎アペ除外、アペ墓地落とし
相伴ef、ラム+旧レラ=レイラss
レイラef、旧レラ対象、旧レラns
旧レラef、アペss
↓
霊獣展開動画②
— コザックー (@kozakku1313) July 18, 2024
レイラウタリ+連契+カンナホーク pic.twitter.com/TQXHsGh9XT
最終盤面例
1.レイラ(非)+カンナ+連契
2.レイラ(非)+リトルナイト
※(非)=非正規召喚の略(蘇生制限を満たしていないため使い切り)
5.【霊獣デッキで気をつけること】
①特殊召喚したことを忘れないようにしよう!
解説:
ほとんどの霊獣モンスターが『自分は〇〇を1ターンに一度しか特殊召喚できない』というルール外効果を持っています。
霊獣デッキの『難しい!』と思われる部分はこの効果があることではないでしょうか。
とにかく一度特殊召喚したモンスターを『覚えておくのが大変!』と言うのが正直なところですよね。
解決方法としては対戦相手や大会運営が許すのであれば、チェッカーや手作りのトークンなどを代用し、一度特殊召喚したモンスターを両者のプレイヤーが確認し合えるように工夫するということです。
しかし、チェッカーや手作りのトークンなどを『デュエルに関係のないもの』と大会運営が判断したり、対戦相手に断られてしまった際にはお互いに『覚えておく』と言う一択しかありません。
トラブルも発生してしまうかもしれませんね…。
そのためにも霊獣デッキを使おうと思っている方は展開ルートを暗記することがとても大切になります。
霊獣は8割暗記2割アドリブくらいで考えて練習していただけたら、安心して対戦の場でも展開ができると思います。
もし、対戦相手の方に『このラムペンタって特殊召喚いつしましたか?』と聞かれた際に『キムファルコスの通常召喚する効果で、通常召喚したウェンの効果で特殊召喚しました』と瞬時に答えられるようになれたら素晴らしいです!
②展開を覚えて対戦しよう!
解説:
①でもお伝えしたように自分の使うデッキの展開を覚えておくということは何よりも大切なことです。
先行展開で誘発を一度も受けていないのに、20分以上展開した挙げ句、4妨害できるはずが1妨害になってしまった…。なんてことも、慣れない時にはあるかもしれません。
このようなことが起きてしまわないように霊獣デッキを使う方は展開をとにかく覚え、円滑なデュエルを心がけましょう!
③『アトラクター』下で気をつけること!
解説:
『アトラクター』は相手への影響力は絶大なものでありますが、1歩間違えてしまうと霊獣側にもデメリットを与えてしまいます。
1.『ニビル』に弱くなる。
2.『墓穴』が無駄になってしまう。
3.墓地のモンスターが枯渇しやすいため、工夫しないと展開ができなくなってしまう。
が挙げられます!
『アトラクター』を投げる際は、これらを念頭に展開をしてみてください!
④騎カンナはなるべく除外ゾーンへ!
解説:
騎カンナをラムの効果で除外し、カンナを墓地に送ることは結構あると思いますが、使わないカードだからと言って騎カンナを墓地に置いておいてしまうと相手ターンに『墓穴』で騎カンナを除外されてしまうと返しのターンでキルを取りにくくなってしまいます。
また、騎カンナの分離効果に『墓穴』を当てられてしまうと2体のモンスターを失うことになるため、霊獣デッキでは致命傷となり得ないため『墓穴』ケアとして騎カンナはなるべく墓地に置いておくことはやめましょう。
⑤正規召喚したキムは除外ゾーンへ!
解説:
正規召喚したキムはアペの効果などで除外し、除外ゾーンに置いておくことをお勧めします。
理由としましてはノチウの効果でキムを出すことで、マスカレから出すモンスターののリンク数を増やすことができるためです。
⑥『灰流うらら』ケアは第一優先!
解説:
できる限り、誘発はケアするに限ります。
しかし、『ニビル』などメイン戦で枚数の少ない誘発をケアし、メイン戦で一番枚数の多い『うらら』をケアできず展開が止まってしまうというのは本末転倒であります。
『ニビル』のケアも同時にできたら最高ですね!
⑦裁定を理解しよう!
解説:
とてもややこしい霊獣デッキ。他のデッキと比較しても裁定がとても多いと思います。
デッキを使うからには裁定を覚えて、トラブルのないデュエルにしたいですね!
6.【終わりに】
ここまで読んでいただきありがとうございます!
霊獣はとても難しいテーマと言われていますが、その分愛情を持って向き合えば必ず使い手に答えてくれるテーマです。
こつこつ展開を覚えて、友達や大会などで対戦してみてください!
【お願い】
私たちは東京中野を拠点に『遊戯王の輪』を広げ、初心者の方々にも安心して遊戯王を楽しんでいただけるよう『ぽんず交流会』というイベントを開催しております。
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— ぽんず交流会 (@ponzukouryuukai) June 30, 2024
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