【初心者の女性目線】柔術ジム選びの重要ポイント5つを紹介します
「ブラジリアン柔術を始めよう!」
そう決意したら、次にしなくちゃいけないことは柔術ジム選びですよね。
自分に合ったジムに通うかどうかで、どんな柔術ジャーニーになるかが決まると言っても過言ではありません。
特に女性にとっては、絶対に失敗できない第一歩です!
せっかく勇気を出して行ったのに、女性が練習しにくい環境だったらがっかりしちゃいます。
そこで、【女性目線】でどんなところに注目して柔術ジムを選んだらいいのかポイントを紹介していきたいと思います。
ジム選びで考慮すべき5つのポイント
まず、ジムを選ぶときにどんなポイントを考慮したらいいのかを5つまとめてみました。
ロケーション
トレーニング/プログラム内容
コーチ
設備
生徒の雰囲気
特に1~4はどんな人にとっても大事ですが、5の「生徒」は女性にとってとても重要なポイントだと思います。
実際に私もジムを選ぶときにこのポイントについてはじっくり時間をかけてリサーチしましたし、入会の決め手にもなりました。
下記でひとつずつチェックすべきポイントを見ていきたいと思います。
1.ロケーション
自宅や勤務先、学校の近くや、通勤、通学路上で通いやすい場所にある、など無理なく通える範囲にあるジムを探すのはとても重要だと思います。
最初は週に1日、多くても2日くらいしか行かないつもりでも、きっとすぐに毎日でも通いたくなるはずです。
私も最初は週2日のつもりでしたが、始めてから半年たった今は週に4日は絶対に練習に行っています。
それができるのは、車で15分未満の通いやすい場所だから。
一度ジムに入ったら、なかなか変えるのは難しいので、最初から通いやすい場所にしておくに越したことはありませんよね。
それに、人間ならば誰でもこんな日はあると思うんです。
「雨が降っていて外出するのいやだなあ」
「今日は仕事で疲れてるから気持ちが乗らないなぁ」
こんな風に練習をさぼりたくなる日も、通いやすい場所にジムがあれば、少しは行く気持ちになれそうです。
私の柔術の先生もこんな風に話してくれたことがありました。
「今日は行きたくない、そんな日こそ少し力を振り絞ってジムに来るといい。練習したら気分は晴れるし、そうやってマットに来続けることが大事なんだ。いつの間にか来ることが習慣になり、そして技術は必ずついてくる。」
これが初心者が上手になるコツなんだそうです。
だから、通いやすいジムに所属することは、初心者が柔術を始めるときに上達するための第1の「コツ」なんだと思います!
2.トレーニング/プログラム内容
次に、初心者向けの基礎のトレーニングをしっかり行うクラスがあるかどうかもしっかりチェックすべきだと思います。
私がジムを探していた時に通える範囲内だけで5か所以上の候補がありました。
各ジムのホームページを見て、私が一番最初にしたことはプログラム内容、スケジュール表をチェックすることでした。
より細かくレベル分けがしてあるか?
入門者向けの本当の基礎から教えてくれるクラスがあるか?
上記の2つを基準に絞り込んだところ、候補は3つにまで絞られました。
上記に加えて、女性だけのクラスを提供しているジムがあれば最高ですが、女性向けクラスは特に必須ではないと感じています。
それより重要なのは、本当の初心者が安心して練習できる基礎を教えるクラスが充実しているかどうかなのです。
女性オンリーのクラスが週に1度だけあったとしても、上達するためには週1の練習では全然足りません。
それにうまくなればなるほど、もっと多くのクラスに出て幅広い技術を習いたいという欲が出てくるはずです。
入門、初心者、中級、上級と細かくクラスのレベルが分かれている方が、入門クラスはより安全で基礎をしっかり習える内容になっているはずだからです。
女性はフィジカル面でどうしても男性より不利なことが多いですよね。
最初に参加するクラスが、より易しく、基礎的な内容から始められればメンタル面でも安心して続けられると思います。
私が46歳でオーストラリアのジムに入会し、20代、30代の若くて大きいオージー男性たちと混じって柔術を続けていられるのも、入門クラスのカリキュラムが安全性を重視してしっかりと考えられているからだと思います。
もし、最初から1年以上練習している男性たちと一緒に練習しないといけなかったら・・・・とっくのとうに挫折していたでしょう。
3.コーチ
次にどんなコーチが教えているのかはとにかくしっかりチェックすべきだと考えます。
より指導の経験が豊富な先生がいた方が、生徒ひとりひとりの違いやにも気づきやすいですし、安全面への考慮も上手という点で安心だと思います。
私もジムのリサーチの際には、各ジムの先生紹介のページはじっくりと見て研究しました。
私は自分でリサーチをしたときは重視すべき点を間違えていました。
(結果オーライだったのですが)
何が間違いだったと思いますか?
それは、私が柔術ジムを探していたときは、選手としての実績を重視していたということです。
(強い先生に習えば、自分も必然的に強くなると単純に思っていました。)
私の通っているジムの先生は、フルタイムの先生が3名(入会当時黒帯2名、茶帯1名)、そのほかパートタイムの先生が4名います。
中でもヘッドコーチは競技者としても、かなりの実績があります。
BJJ Heroesという有名な選手を紹介する海外のサイトにも、コーチのプロフィールが紹介されているし、インタビュー記事もあるほどです。
それと、UFCの元チャンピオンのロバートウィテカーも当時名ばかりにはなっていたけど、コーチの一人に名前を連ねていました。
(この件については今度、詳しく書きたいと思います。)
私のヘッドコーチはロバートのUFCの試合前に練習相手も務めていました。
私はロバートのファンでもあったので「すごい戦績を残してきた黒帯の先生がいるのかっこいい」「ロバートもいるのすごい」と、ミーハーな気持ちでジムを選んだんです(笑)
実際に半年練習をしてきて振り返ってみると、選手としての実績(だけ)重視の考えは甘かったと思います。
特に初心者女性だと「参加したクラスに女性がひとりだけ」という場面でも多いと思いますし、より安全に練習ができることって大事だと思うんです。
指導の経験が豊富な先生がいると、安心感があるんです。
安全に練習できる相手とパートナーを指名してくれたり、少しでも怪我につながりそうな場面があれば、マットの反対側にいてもすぐに気づいてくれたり、落ち込んでいたりすると声をかけてくれたり・・・
他の先生が指導するクラスでも、遠くからそれとなく目を光らせてくれているから、ヘッドコーチがジムにいる日に怖い思いをしたことは一度もありません。
こういう風に生徒ひとりひとりを見守ることを自然にやるのって経験豊富じゃないと難しいことだと思うんです。
逆に言うと、ヘッドコーチがいないときは怖い思いをしたことが結構あります。
ほかにも先生はいっぱいいるけど、指導経験の豊富なヘッドコーチがいるから、その下の先生たちも安心して指導できているっていうことなんだろうなと思います。
私の場合は結果的に、経験豊富なコーチに巡り合えたから結果オーライだったけど、もしジム選びをしているときの自分に声を掛けられるなら「ちゃんと指導経験も重視しようね」と言いたいです。
4.設備
次に設備についてです。
私が絶対に譲れないと思うポイントは2点です。
それは「女性専用の更衣室」と「清潔さ」です。
女性専用の更衣室ですが、これがあるかないかで、練習のしやすさは絶対に違います。
私のジムでは、女性の生徒(大人)はとても少ないです。
ちゃんと数えてないけど、よく来ているのは私も含めて8名だけです。
それでも女性専用の更衣室は用意されています。
男性の方が圧倒的に生徒数も多くて、練習後は男子更衣室に渋滞も起きています。
男性の生徒はシャワーをちゃんと浴びてから帰る人が多いのに対し、女性の生徒はみんなシャワーも使わず、汗だくのまま帰っています(苦笑)
しかも、なぜかみんなドアを閉めずに開けっ放しのまま着替えてるので、女性の生徒同士で「更衣室いらなくない・・・?」という冗談が出てくるほどです。
それでも少数派である女性に専用の更衣室があるというのは、女性の生徒が歓迎されている表れだと思いますし、通う上で心理的な障壁を減らす役割になっているなと感じています。
別のジムを見に行った時に、男女別の更衣室がなくて、個室がいくつか置いてあるパターン(更衣室みたいな感じです)があったのですが、圧倒的に「女性更衣室」がある方が居心地がよく感じました。
清潔さについてですが、マットの上でゴロゴロしながら練習するわけですから、きれいな方がいいですよね。
マットが汚れているときって、生徒も荒れて乱暴になりがちだったりします。
このことは、ちゃんと因果関係が説明できないのですが・・・・
ストリートに落書きがあったり、ゴミが捨て放題になっている荒れた地域に悪い人がたまりやすく、掃除が行き届いたきれいな街に犯罪が少ないのと同じだと思います。
私のジムでも、一時期マットがやたらと汚かったことがありました。
埃が落ちてるの当たり前、誰かの髪の毛やらすね毛やらも落ちてる、なんていうときは、スパーで生徒たちが興奮してきて、誰かが流血する確率が高いです。
さすがに女性で流血してる人はまだ見たことないですが・・・
周りが興奮しながら乱暴に動いていたら怖いですよね。
逆にマットはきれいな時は、みんな楽しそうに練習しています。
マットは安全性のバロメーターになる、とすら思うほどです。
ジムに見学に行ったときは、マットのきれいさはしっかりチェックすべきだと思います。
5.生徒の雰囲気
実は、最初はこの5つ目の項目は入れていませんでした。
1-4がクリアしていれば、この項目もきっと自ずと問題ないだろうと思ったからなのですが、少し考えて、最終項目としてしっかりチェックして欲しいので5つ目として加えることにしました。
ぜひそのジムにどんな生徒さんが多いのかしっかりチェックして欲しいです。
若い男性が多く、アグレッシブな雰囲気
逆に年上の人ばかりで静かな雰囲気
女性の生徒も結構多いみたいだけど、なぜかみんなすごいバキバキの身体してる(格闘技ガチ勢ばっかりだった)
など、ジムによって生徒の雰囲気にも違いがあると思います。
上記の例は、すべて私が近所のジムのリサーチをしている際に思ったことです。
一度柔術ジムに入ったら、そこの仲間たちは家族のような関係になっていくものだと思います。
私自身、始める前はその感覚がよくわからなかったけど、危ない練習を共にするには信頼関係が大事だし、練習を通じて仲間を「ファミリー」だと思うに至るまで、そんなに時間はかかりませんでした。
家族になるのだから、ちゃんと自分にあった雰囲気なのかも考慮すべきだと思います。
ちなみに、私がジム探しをしていた時は、各ジムのフェイスブックやインスタページをくまなくチェックして、生徒さんの雰囲気を見ました。
今のジムの生徒さんたちを見たときはフレンドリーな明るい人が多いな、と感じました。だから安心して通えそうだし、練習楽しそうだな、という風に思いました。
(アップされている写真に圧倒的に笑顔のものが多かったです)
私は楽しくないとモチベーションが維持できないタイプなので、楽しい雰囲気があるのはいいなぁと期待して体験レッスンに行くことにしました。
行ってみると実際に明るい雰囲気で、体験レッスン後、説明を受けているときも帰宅する生徒さんたちが次々と「絶対に後悔しないよ!」「また明日会おうね」と声をかけてくれたのが入会の最終的な決め手になったんです。
もし私が静かにじっくりとやりたいタイプだったら、敬遠していたかも(笑)
でも、生徒さんたちが元気なタイプが多いのが、私には居心地の良さを感じられたので「入会するーっ!!!」ってなったんですよね。
これは人によって何を居心地よく感じるかに差があるので、私の場合で説明をしたのですが、自分自身で「この雰囲気いい!」「このノリ居心地いい」と思うかどうかの直感は「失敗しないジム選びの最後の砦」として従うのがよいと思います。
意外と雰囲気って「まあいいか」って妥協してしまう人が多いと思うのですが、柔術ジムを選ぶ上ではとっても大事だと思います。
(仕事選びとかでもそうですけどね💦)
敢えて最後の項目として強調しちゃいました。
まとめ
初心者の女性目線で、重視すべき柔術ジム選びのポイントを5つ紹介しました。
ロケーション
トレーニング/プログラム内容
コーチ
設備
生徒の雰囲気
せっかくブラジリアン柔術を始めるならば、自分に合ったジムを選んで長く楽しく続けたいですよね。
ジムの雰囲気や方針が合わないと、練習も楽しくなくなってしまい、早々に挫折してしまうかもしれません。
楽しく充実した柔術ジャーニーのためにも、ぜひ5つのポイントをしっかり見極めて素敵な柔術ジムを見つけてもらえたらなと思いました。
実際にリサーチをしたときの具体的な手順についても、今度書いてみようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?