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【ブラジリアン柔術】チームメイトへの思いやりとして気を付けていること2つ
はじめに
私はブラジリアン柔術を46歳で始め、現在2年ちょっとが経過しました。
今現在は闘病のため練習をお休みしていますが、一緒にブラジリアン柔術を始めた夫は練習を継続しています。
長期離脱中の今も、夫が練習を続けているおかげで柔術に触れ続けることができています。
そんな中、始めたてのころにはできなかった「チームメイトへの思いやり」が自然に身についたと感じる出来事がありました。
今回は、チームメイトへの配慮として気を付けていること2つと、そのエピソードを紹介していきたいと思います。
ブラジリアン柔術の練習でチームメイトへの配慮として気を付けていること2つ
練習時の身だしなみや、挨拶、初心者さんに知らない技をかけないなど基本の思いやりは、ザ・基本中の基本だと思うので、ここでは省略しますね。
①むしゃくしゃしている時は練習を休む
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ひとつめは、「むしゃくしゃした気分の時は練習を休むようにする」ことです。
ブラジリアン柔術を練習しているみなさんなら、ほとんどの方が仕事やプライベートの出来事でイライラしていたり、単純に運動不足でむしゃくしゃしていても、柔術の練習後は気分がすっきりした経験があるのではないでしょうか。
多少のイライラならスカッと身体を動かして、ちょっと激し目にスパーしてるうちにすっきりするし、ストレス解消にももってこいだと思います。
ですが、あまりに気分がイライラとして自分でもコントロールできないようなときは、怪我のリスクがあるのでお休みするのもひとつの選択肢だなと思ったことがありました。
目下、私は乳がんで化学療法を受けているのですが、夫と二人暮らしのため夫が外出してしまうと家にひとりになってしまうんですね。
投薬のあった週は副作用が多く出ることがあり、内容によってはすぐに緊急病院にかからなくてはならないため、安全のため夫は柔術の練習を休んでくれています。
私の状態が安定してきてから、体調に問題がなさそうであれば様子を見て柔術の練習に行くようなアレンジにしています。
そんな夫が先週、しばらく柔術練習に行けてない中で久しぶりに夕方の練習に参加しようとしていました。
その日は仕事も忙しく、ほとんど休みを取らずに会議していたのと、しばらく柔術練習に行けてなかったので、とてもイライラしていたそうです。
私から見ても、かなり気分がむしゃくしゃして落ち込んでいそうな印象がありました。
本当なら、柔術練習に行ってストレス解消したかったそうですが、「こういう時は危ないから休む」という決断をしました。
「むしゃくしゃしてると上の空になりやすく、思わぬ怪我をしやすいから」というのが第1の理由ですが、「思わずムキになってしまって、力尽くで相手に技をかけ怪我させてしまうかもしれない」というのが第2の理由です。
イライラしてる人とスパーしていて、強めに決められて肘を怪我したりした経験から出た、チームメイトへの配慮といえると思いました。
柔術の練習に行くときは、イライラするようなことがあっても、いったんそれを道場に持ち込まず前向きな気持ちで臨めるときだけ、そんな心掛けが自柔術を開始して2年が経過して自然に身についてきたのだと思います。
②「極め」にこだわらず早めにリリースする
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ふたつめは「極めにこだわらず、早めにリリースする」ことです。
スパーの心掛けとして、
「タップは早めに」
「逃げられないと思ったらすぐにタップすること」
こんな言葉をよく聞きます。
スパーはトライ&エラーができる場なので、相手にうまく極められたら早目にタップしてリセット、時間内になるべく多くのトライ&エラーを繰り返せた方が効率がいいですよね。
でも自分自身では早めのタップを心がけたとしても、必ずしもスパー相手がちゃんとタップしてくれる人とは限りませんよね・・・?
え、もう極まってると思うんだけどまだ耐えてるの?それとも極まってないの?と戸惑った経験って誰でも最低数回はあるのではないでしょうか。
特に関節への極め技は少し角度が変わっただけで突然怪我につながることがありますし、私はなかなかタップしない人(もしくはちゃんとタップするかどうか不明な人)とスパーするときは怖いなあと感じるようになりました。
また、試合前でガチ目に練習したいとき、フルスピードでスパーしたいけど、相手のタップが間に合わなくて怪我させたらどうしよう、と思うことがありました。
そこで、特に関節にかける技はきれいに形が取れたと確信したら、極まりそうになる手前でリリースするようにしています。
例えばアームバーなど、飛びつき気味にかけるときは途中で完全に相手の腕をリリースするようにしています。
そうすればタップが間に合わなくて怪我をさせてしまったり、プライドから絶対にタップしないマンに怪我をさせてしまうという不幸な事件は起きないので、これが最適解だと思うようになりました。
タップしないで怪我するのは自己責任のようにも思いますが、技をかけている側でコントロールできることもあるなら、した方が良いと思うのです。
まとめ
ブラジリアン柔術の練習を2年続けて、チームメイトへの配慮として気を付けていること2つを紹介しました。
むしゃくしゃしている時は練習を休む
「極め」にこだわらず早めにリリースする
チームメイトがいて一緒に練習できるからこそ上達できるので、柔術の練習に参加するときは自分のことだけではなく、チームメイトの安全への配慮も忘れないようにしたいです。