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転職しなくても多種多様な技術に触れられる!? ジョブポスティング制度について

はじめに

おはようございます!、こんにちは!、こんばんは! katy778と申します。
くふうAIスタジオのサーバーサイドエンジニアとして、WEBのトクバイ の開発を担当しています。

私は、くふうカンパニーグループの会社に約10年勤めて、2度ほどグループ内転籍をさせていただきました。
その際に技術者として得をしたなと思うジョブポスティング制度について紹介させていただければと思います。

ジョブポスティング制度とは?

くふうカンパニーグループ各社の採用募集に対して、社員が自ら手を挙げてキャリアの幅を広げるためにグループ間異動を希望できる制度です。
社員が自身のキャリア開発、能力開発に向けて、自らの意志や希望を実現する機会でもあります。

これはくふうカンパニーグループ全体として、キャリアに対して受け身ではなく「自ら切り開いて、自分で獲得する」という意識を醸成し、メンバー一人ひとりの自発的な意思を尊重していきたいという考えから生まれました。

ジョブポスティング制度のフロー

ジョブポスティング制度の簡単な紹介でした。
詳しい内容を説明しますと長くなってしまいますので、気になる方は人事の方が記載している下記の記事を参照ください!

ホームアドバイザー(現在のくふう住まい)からDa Vinci Studioに転籍について

転籍を希望した理由

私のジョブポスティング制度(正確に言えば当時はそのような名前ではありません)利用は「くふう住まい」から、「Da Vinci Studio」に転籍いたしました。
くふう住まいで約6年間お仕事をさせていただいていたのですが、技術的に飽きが来てしまい、もっと新しかったり幅広い技術に触れてみたいという気持ちがありました。
それ以外にも異なる開発手法やプロジェクトの進め方など自分が知らないことに触れてみたくなったという部分もありました。

くふう住まいは自社開発で、不動産のポータルサイトや不動産仲介のための営業支援ツールを提供しています。
そのため、自社サービスの開発効果や長期的な展望を考えることができるのが魅力でした。
しかし、その分、既存のサイトで使われているレガシーなコードの保守もし続けなければならないといった、長期運営されているサービス内では一般的な課題もありました。(リプレイス計画もありましたが、簡単にリプレイスできるようなレガシーコードではありませんでした)

その点、Da Vinci Studioはテクノロジー・デザイン専門組織として発足された会社で、くふうカンパニーグループ内の仕事はもちろんのこと、くふうグループ外の仕事も受託で行う会社です。
受託と自社開発のどちらが良いのかについては諸説あると思いますが、結局両方とも経験しないとわからないと思いますし、自社開発しか経験していない自分としては、いろいろなサービスに触れられるDa Vinci Studioは魅力的でした。
その上、テクノロジー・デザイン専門組織ということで、グループ内から優れた技術者が多く在籍しており、自分の成長につながるのではないかという思いもありました。

当時の転籍のフロー

当時の転籍フロー概要

  1. アンケートで転籍を希望する

  2. 転籍先の責任者と面接(理由などを聞かれる)

  3. 転籍元の責任者と転籍先の責任者で調整

  4. 調整結果として転籍できるか決まる

当時の転籍フローとしては、ジョブポスティング制度のように、募集職種が公開されていてそれに対して希望者が応募する形ではありませんでした。
全社員の働き方に関するアンケートが定期的に実施されており、その中にいくつか転籍に関する項目がありました。

  • 質問: グループ内で転籍したいか(はい、いいえ)

    • 回答: はい

  • 質問: いつ頃転籍したいか(すぐに、1~2年後くらい、時期は指定しない)

    • 回答: すぐに(流石に1~2年後は長いかなと思って)

  • 質問: どの会社に転籍したいか(くふうカンパニーグループの会社)

    • 回答: Da Vinci Studio
      上記のような3項目(選択式)があった気がします。(正確な項目は忘れてしまったのでニュアンスを感じていただければと思います)

アンケートを提出してから3営業日以内に、Da Vinci Studioの代表取締役からミーティング設定の連絡をいただき、詳しい転籍理由などをお話ししました。
正直、動きが早くて非常に驚いたのを覚えています。
その結果、くふう住まいの責任者とDa Vinci Studioの責任者で調整し、一ヶ月も立たないうちに転籍が決定しました。
その後、2~3枚程度の書類を書くだけで転籍できたので、転職に比べると非常に簡単に環境を変えることができて嬉しく思いました。

Da Vinci Studioに転籍した結果どうだったのか

最初のDa Vinci Studioの印象として、受託会社なので、いわゆる下請け的な受託も少なくないのかなぁと思っていたのですが、少なくとも私のイメージしたものとは違いました。

私のイメージとしては下記のような感じでした(流石に古いのかな?)

  • 納期がずらせない

  • 仕様変更などの無茶をクライアントから言われる

  • 仕様変更などがあっても契約金額が据え置き

  • 言われたことをやるだけで、意見がほとんど通らない

ですが、実際にお仕事をしてみると、

  • 納期が相談可能

    • 仕様変更もそうですが、システム的な問題も場合によっては理解いただき、変更を認めてくれることもありました。

  • 仕様変更に際して納期など調整いただける

    • 仕様変更はありますが、それに対する工数の増減についても考慮いただきスケジュールを調整してくれます。

  • 工数が大幅に増えた場合、契約金額の変更が可能

    • 仕様変更によって工数が大幅に増えた場合は契約の見直しも行いました。

    • とはいえ、最初から仕様がきっちり決まっているとお互いやりにくいと思いますので、ざっくり多めに工数を出し、仕様変更がその工数を超えそうな場合相談できました。

  • 意見を言える環境どころか、意見が積極的に求められる

    • エンジニア的な観点からの意見はもちろん、そのサービスをより良くするために何をすればいいのかについても相談できますし、施策の効果や優先順位に関しても話し合える関係でした。

    • 正直かなり自社開発に近い気がします。

それ以外だと、プロジェクトの進め方の違いも参考になったと思います。
それぞれに良い点、悪い点はあると思いますが、アジャイル・ウォーターフォールの開発手法の違いや、年間でおおよその案件が決まっているものもあれば、週一で優先順位が入れ替わる場合もあり、個人的には面白かったです。

また、難しかった点としてはクライアントとのコミュニケーションです。 自社開発だと見知ったメンバーが多く、ある程度気心が知れているためスムーズに進められました。
しかし、受託だと全く知らない相手であり、そもそも今までのやり方も異なるため、コミュニケーションが得意でない身としては非常に苦労しました。
クライアントからお叱りを受け、上長に謝罪や調整をしていただいたこともあります。
とはいえ、幅広い技術や開発手法に触れてみたいという当初の目的は達成できたので、転籍してよかったと思っています。

Da Vinci StudioからくふうAIスタジオに転籍した経緯

転籍になった原因と理由

転籍の原因は、ZaimにDa Vinci Studioが吸収合併されて新会社ができたことです。
詳細はこちら
そのため、退職しない限り強制で転籍となりました。 「じゃあ別に転籍希望とか関係ないのでは?」という話もありますが、働き方やサービスへの希望の話になります。

大前提として、Da Vinci StudioからくふうAIスタジオに変わるにあたり、開発体制も大きく変わりました。
Da Vinci Studioでは複数のサービスプロジェクトを担当することが多かったのですが、くふうAIスタジオでは一部の職種を除き、特定のサービスや事業に注力する形になっております。
そのため、上長と相談しながらトクバイチームに所属することになりました。

理由はいくつかありますが、一番の理由はユーザーに近いサービスが良いなと思ったからです。
受託だと依頼いただくクライアントさんに近くなることはあると思うのですが、クライアントのサービスを使っているユーザーとの接点はそれほど多くなかったと思います。
その点、トクバイだと、私自身も日常的に買い物をしているので、ユーザーの立場に近い形で考えられ、ユーザーに寄り添えるのではないかと思ったからです。
全てがそうではないのですが、受託だと作って終わりというケースも何度かありました。
そういった点は少し残念に思っており、価値のあるものを提供したいという点でトクバイは適しているのではないかと思い、上長と相談した結果、無事トクバイチームに配属されました。

くふうAIスタジオに転籍した結果どうだったのか

自社開発は自社開発でやはり大変でした。
くふう住まい時代はメンバーだったのもありますが、トクバイチームではステークホルダーが多く存在し、その調整の関係でプロジェクトがなかなか前に進まないことがありました。
受託の場合は窓口のクライアントと調整すれば良かったのですが、トクバイチームではデザイナーやディレクター、営業、ユーザーサポート、カスタマーサポートなどと調整が必要です。
ただ、いろんなチームとの調整が大変ではありますが、それぞれがサービスの成長を考えて協力している点は良いと思っています。

自分自身もエンジニアとしてキャリアを考えていますが、サービスとして年間の目標を設定し、それに対してどういった施策を行うかをチームで考えるのは自社開発の良いところです。
ユーザーのために様々なことを考えられるのはトクバイチームの魅力だと思います。

また、直接ユーザーの声を聞ける機会が多いのも良い点です。
Appレビューやお問い合わせがSlackのチャンネルに流れており、半年に一度くらいの頻度でユーザーインタビューも行っています。
ユーザーインタビューは担当者以外でも希望すれば参加することもできます。
自分が行った施策がユーザーにどういう影響を与えているのかを定性的に把握できるのは嬉しかったです。

その他の事例を軽く紹介

インフラチームからサーバーサイドへの短期留学

ジョブポスティング制度ではありませんが、インフラチームに所属している若手エンジニアが数ヶ月間、サーバーサイドチームへの短期留学を行っています。
インフラチームとサーバーサイドチームは関わりが多いため、インフラチームが何をしてくれるとサーバーサイドチームは嬉しいのかなど、相手の立場を経験することによってより良い関わり方ができるのではという考えがありました。
その考えを相談したところ、短期留学が実現したとのことです。

サーバーサイドエンジニアだけど、半分インフラチームに所属する

現在、サーバーサイドチームとインフラチームの両方に半分ずつ所属して活動しているエンジニアもいます。
元々サーバーサイドエンジニアでありながら、インフラの分野にも興味があるという理由から実現しました。
ちなみに、このようにサーバーサイドチームとインフラチームの両方に所属しているエンジニアは一人ではなく、複数名います。
このような事例からも、職種はある程度分けられているものの、それを飛び越えようとする意欲に対して柔軟に対応してもらえるということがわかっていただければ嬉しいです。

まとめ

ジョブポスティング制度を使う使う詐欺でしたね。
現在のジョブポスティング制度は実際には使用していませんでした。(すみません)
ただ、実際に転籍や職種変更が柔軟に行える会社であることは紹介できたかなと思っています。
正直、自分自身の向き不向きや興味関心の方向性はやってみないとわからないことが多いです。
そのため、転籍や職種変更を低リスクでチャレンジできるというのは、弊社の大きな魅力の一つではないかと思いました。
もし、くふうAIスタジオの異動の話もっと聞きたい!って方がいらっしゃいましたら、下記もご覧いただければと。

くふうAIスタジオでは、採用活動を行っています。

当社は「AX で 暮らしに ひらめきを」をビジョンに、2023年7月に設立されました。
(AX=AI eXperience(UI/UX における AI/AX)とAI Transformation(DX におけるAX)の意味を持つ当社が唱えた造語)
くふうカンパニーグループのサービスの企画開発運用を主な事業とし、非エンジニアさえも当たり前にAIを使いこなせるよう、積極的なAI利活用を推進しています。
(サービスの一例:累計DL数1,000万以上の家計簿アプリ「Zaim」、月間利用者数1,600万人のチラシアプリ「トクバイ」等)
AXを活用した未来を一緒に作っていく仲間を募集中です。
ご興味がございましたら、以下からカジュアル面談のお申込みやご応募等お気軽にお問合せください。
https://open.talentio.com/r/1/c/kufu-ai-studio/homes/3849


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