地獄の底でヘヘイヘーイ
本日のBGM:ZAZEN BOYS/KIMOCHI
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そして、気が付くと何故か接客業に就いている事が多いが、営業スマイルが多分卑屈だ。多分、↓みたいな笑顔になる。
それ故、ちびまる子ちゃんに登場する野口さん宜しく、おかしな立ち位置に気が付くと立っている。シュールキャラという事になっている。
その癖、若干淫乱に見られるとか、どういう立ち位置なのか。
当時の同僚には詳細な説明を求めたい。
そう言えば、魔女の宅急便に出てきた、ニシンのパイの配達を頼んだおばあさんの様に素敵な振る舞いをするお客様に、待ち時間に短い手紙を頂いた事がある。そこにはこう書かれていた。
-Dear Mis.
せっかく素敵な目をしているのに、アイメイクが濃いし、あなたの魅力が台無しよ(きらきら星マーク)
もっと素敵になって下さいね。Fight!
うる覚えだが、殆どこれに近いニュアンスと言葉遣いが名刺サイズ程のメモ帳に上の世代を思わせる丸文字で書かれていた。
私が、ハートフルな経験をあまりしていないせいか、この手紙は気の弱い私を怯えさせるには十分だった。
そう、本当に気が弱く臆病なのだ。
もはや嫁失格だと結婚する資格が危ぶまれるかもしれないが、私は食材等で生前の姿が色濃い物を食べる事が出来ないし、調理する事が出来ない。烏賊の捌き方は知っていても、内臓をズルリとする事が出来ないし、魚の腑を指でズルリン☆キャピッとする事が出来ない。
冷や汗が出てしまう。想像や創作の世界では果てしないグロテスクや猟奇性、異常性を見たとしても「おぉスゲぇ」くらいにしか思わないが、現実を目の前にするとそれは、血の一滴でもとんでもない恐ろしさを覚えるのだ。
人間も、魚も、どんな生き物も体の中に臭くて気持ちの悪いゴミを沢山しまい込んでいるんだよ、と否応なしに実感する羽目になる。生き物は袋だ。
だからなんだ、と言う話だが、私の気が小さい、というお話。