【日記】陸上自衛隊富士学校70周年記念行事に行ってきました前編
2024年7月21日に静岡県御殿場市にある陸上自衛隊富士学校の70周年記念行事に行きました。今回はその時のレポートをお送りします。
いざ!富士学校へ
2024年(令和6年)3月末をもって陸上自衛隊で74式戦車を引退した。半世紀も日本を防衛する役目を担った戦車の引退と同時に、74式戦車を装備していた戦車部隊が16式機動戦闘車を装備して偵察隊と組み合わせた戦闘偵察大隊や即応機動連隊所属の機動戦闘車中隊に改編された。
私が住む中国地方を守る第13旅団も第13戦車中隊が第13偵察隊と統合して第13戦闘偵察大隊に改編された。
もはや陸自の戦車部隊は北海道と九州ぐらいにしかなくなった。いや、本州にはまだ残ってる。それが富士学校の富士教導団に所属する機甲教導連隊だ。
私は戦車を見たい欲から地元である広島県から遠く静岡県に向かうのだった。午前中の休日出勤を終わらせて午後から新幹線で静岡県へ。職場からの解放感と新幹線での旅は凄く気分が良い。
途上で初め富士山を見て感動しましたね。曇り空で影みたいでしたが特徴ある山で。
裾野市のホテルで一泊し、富士学校へ向かいます。
あゝ90式だ!LAV-25だ!
JR御殿場駅からタクシーで富士学校のある富士駐屯地へ、途上で富士山を見れたが今回は雲に覆われてしまっていた。それでも存在感がある山ですね。富士山は。
富士駐屯地に入り、初めて見る装備の第1号として19式装輪自走155ミリ榴弾砲が展示されているのを見る。じっくり見たいのを抑えて式典の会場へと向かう。
式典会場に着くと戦車がズラリ!
中部方面隊では見られない90式戦車に10式戦車が並ぶ。まさに壮観!
この壮観さに加えて初めて見る90式戦車の威容に脳の幸福感が溢れるぐらいに興奮した。90式戦車を見るのが今回の目的だからだ。
米ソ冷戦時代にソ連軍のT-72に勝つべく作られたのが90式戦車だ。
ドイツ製をライセンス生産した120ミリ滑腔砲の強力な火力と複合装甲で正面から敵戦車と戦える戦車であるのが90式戦車だ。
この90式は北海道と静岡県の富士教導団などに配備が留まっていて西日本ではまずお目にかかれなかった。
式典会場に来てすぐに米海兵隊のLAV-25の車列が大きな星条旗を立てて現れた。動くLAV-25も初だ。岩国基地でも見た事が無い。
猛暑の中の式典
隊員と車両が整列して式典は始まる。
観閲官である富士学校校長が巡閲し、訓示する。続いて来賓挨拶が7月の猛暑の中で進む。ヒゲの隊長で有名な佐藤正久議員は「処遇!」と連呼し自衛官の処遇改善を国会で行うと語っていた。
富士教導団の観閲行進は最新装備もあるので、12式地対艦誘導弾のランチャーや99式自走榴弾砲に89式装甲戦闘車など中部方面隊の式典では見る事が無い装備が幾つも登場する。
更には米海兵隊のLVA-25に陸自のオスプレイも出て来た。ミリオタにとって豪華なパレードだ。ここまで来て良かったと思えましたね。
(後編に続く)