考えがまとまらない時、の話。
家族だろうとなんだろうと、自分以外の「音声」を遮断したくなる時がある。
話しかけられると、答えるのがめんどくさい。
それ以上に、思考が散らかって仕方ない。これがまた苦痛。
終いには咳払いとかくしゃみとか、最早生活音にすら発狂しそうなレベルに達することもある。
何かに集中したい時、それが頭を使う作業ならひとりの方がいい。
返事も相槌も、一個の言葉を砕いていくから。
ひとりは寂しい。
そんな気持ちに支配されることがないわけじゃないけれど、自分以外の他者とうまくやれない私には、書いている時間も読んでいる時間も生きていくには必要なんだ。
そうしないと自分とすら付き合えなくなってしまう気がする。
そこにいてくれる人がいると嬉しい。
この気持ちと、ひとりで作業したいという気持ちは、割と誰でも併せ持っているんだなと、遅まきながら最近ふと気付いた。
だから、日記を書いたり手帳時間を作ったり、それを発信しているんだろうなあ、とか。
しかし不思議だ。
ひとりで考えたい、整理したいはずなのに、最後は誰かと共有して、投げたり投げ返されたりしたいんだもの。
繋がりたいのか。
認められたいのか。
寂しいのか。
楽しいのか。
絡み合って、引き揃え糸みたいに違う素材で紡がれた不思議な糸のよう。
今日は本当に考えがまとまらない。
書きたいことはある気がするけれど、1日ずっと眠い。
そんな日もある。
そんな日ばかりな気もする。
気のせいにしておこう。
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