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エンターテインメントは世界を変えられるのか?
昨年(2020年)2月にゲスト登壇したVenture Cafe TokyoのThursday Gatheringの「Social meets Entertainment - エンターテイメントは世界の未来を変えられるのか」。日本でもCOVID-19が広がり始めて急遽オンラインイベントになり、まさに世界の未来が変わることを体感した節目になりました。
SCUAD
NEC未来創造会議で出逢ったproud story 知夏七未さんたちによる2020年3月12日-3月22日にインドネシアのバンドン市で開催予定だった「SCUAD」イベント。SCUADは、Social Culture Action for Developmentの略称。NEC未来創造会議(NEC)も協賛。開催予定“だった”というのは、残念ながらCOVID-19で延期になったため...。
SCUADは”世界を変えていくソーシャル・エンターテインメント”を目指すグローバル・プログラムです。
現在、世界では環境問題や経済格差などの社会課題が山積し、地球レベルでの持続可能性にも懸念があります。国連ではSDGsが採択され、様々なレベル・分野でソーシャル・アントレプレナーが活発に活動しているものの、決してその状況は楽観視できる状況にはありません。
社会に優しく堅実なイメージのあるソーシャル業界とは一見対極にあるエンターテイメント業界はこの地球規模の問題解決に向けて、どのように貢献できるのでしょうか?普段交わる機会の少ない2つの世界が融合することでどんな化学反応が期待できるのでしょうか?あるいは、そもそもこの2つの世界は交わることが可能なのでしょうか?
SDGsの実現方法
2020年2月20日に開催されたSCUADに先立ってのプレイベント。Venture Cafe TokyoのThursday Gatheringの「Social meets Entertainment - エンターテイメントは世界の未来を変えられるのか」。
2030年に向けたSDGs(持続可能な開発目標)も、2016年の施行から早5年、3分の1が経過しました。残り10年でSDGsを達成できるのか?社会課題はイノベーションだけで解決できるのか?イノベーションとは違うアプローチが必要なのでは?という問いかけ。
社会が変わる節目を体感
当日はCOVID-19の感染が拡大し始めたこともあり、急遽、zoomによるオンラインイベントに変更に。緊急事態宣言が発出される50日前の出来事。僕自身もCOVID-19の影響によるオンラインイベントは初めてだったこともあり、社会が変わる節目にいることを体感した出来事になりました。イベントのタイトル「エンターテイメントを世界を変えるのか」とあるように、世界をより良い方向にするためにオンラインイベントへの変更を判断。感染拡大してからでは遅い、自分たちでできることを率先して実行する姿勢に感銘を受けました。
エンターテインメントは世界を変えられるのか?
プレイベントはSCUADに関与する3人、proud story 知夏七未さん、ミュージシャン Andi Ramadhani Akbarさん、僕によるトークセッション。
今回のオンラインTGを行うにあたって必要なリンクをお送りいたします!
— Venture Café Tokyo (@VenCafeTokyo) February 20, 2020
This is an important URL for today's TG.
今回はzoomというオンラインミーティングシステムを利用します。
We use "zoom" to organize TG
Networking Space:https://t.co/OVUcG8eTUq
Session Space:https://t.co/uDikOl9BHa pic.twitter.com/UKxtoMD6sv
エンターテインメントは世界を変えられるのか?に対する僕の答えは「Yes」。理由は3つ。
公私混合(Work Life Integration)
公私を融合させた「働き方」や「楽しみ方」を模索中。
ワークライフバランスのように公私を分けるのでなく、融合させるからこそ、楽しさは不可欠。
働き方=楽しみ方
目指すは「PLAY WORK」。遊びながら働く。
Labor(労働)<Work(働く)<Play(遊ぶ)
2020年代はモチベーションの時代
エンターテイメントがモチベーションを向上させる
2000年代は効率至上主義、2010年代はイノベーション至上主義、2020年代はモチベーション至上主義。
変わり続けるSDGsの重要なパートナー
SDGsでは社会課題解決の重要なパートナーとして企業を位置づけています。
企業は、SDGs を達成する上で、重要なパートナーである。企業は、それぞれの中核的な事業を通じて、これに貢献することができる。私たちは、すべての企業に対し、その業務が与える影響を評価し、意欲的な目標を設定し、その結果を透明な形で周知するよう要請する。
国際連合事務総長
ーSDG Compass「SDGsの企業行動指針」
社会課題解決の重要なパートナーが国(MDGs)から企業(SDGs)に変化しましたが、COVID-19の状況を見ても国や企業だけでは不十分であることが浮き彫りになりました。VUCAと言われる不確実な社会環境下ではきめ細やかな柔軟な対応が求められるため、SDGs以降は市民が主体であるコミュニティが重要なパートナーになると考えます。私たち市民が主体となる時に大切になるのはモチベーション。義務感ではない、自分たちが主体となる意義や意味が不可欠。それは営利目的でもなく、私たちの生活が豊かになる、つまり、Well-beingにつながるということ。この時に必要な視点がエンターテイメントだと思うのです。だからこそ、エンターテインメントは世界を変えられるのか?に対する僕の答えは「Yes」なんです。
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