森緑の守

今回からはフリーゲームの名作「no good trying (ver2.54)」

 ヴァーレントゥーガのオリジナルシナリオ「むなしい努力」

についても片手間な感じですが書いていこうかなと思います。


第一回目はこのゲームの紹介でも書こうかと思いましたが、そこは自分でやってみてくれれば「百聞は一見にしかず」です。笑


こちらからダウンロードしてください。



森緑の守は初心者にもおすすめ


最初の文章は私の一番好きな勢力の「森緑の守」について紹介&攻略情報を書いていきます。


この種族(後半はフェルマ森軍)ですが、ゲーム内での難易度表示は★2~3とかなり低めの位置で揃っていることからわかるように、ストーリー通してクリアは簡単な部類です。


それ以上に、立地的な理由からやることがある程度明確なことで、やり方がどうもわかってないという方でも、迷うことが少ないというのもおすすめのポイント。

フェルマ含めて人材や種族の強みや扱い方も比較的単純で、総じて初心者におすすめしたい勢力と言えます。


強いて言うなら、SC4ではイデアに左から追いかけられながら、ダーカリッヒなどを倒すことに慣れが必要なため、難易度が唯一の★3つである理由がわかるかなというくらい。

まずはSC1と2で森緑の守をクリアして、ある程度フェルマも扱ってみて慣れてくれば、SC3と4もクリアは難しくないでしょう。


慣れてくるとわかるんですが、フェルマとの合同軍でも森緑の守の一般兵が主力になりやすいため、森緑の守の方を優先するのがおすすめです。そういった理由もあるため、今回は森緑の守の方にできるだけ重点を置いて紹介していきます。



基本は後衛型の種族


初期人材の3人のうち2人が前衛、一人が後衛となっています。

一般兵は4種のうち半分ずつとなっていますが、ドリュアスは前衛もできる後衛のような存在なため、純粋な前衛と言えるのは、エルフガード系とディオマディオにドワーフ系を入れた場合のみとなります。


「基本は後衛型」ということを理解しながら戦い始めると、その粘り強さなどに気付いて一気に戦いやすくなります。


おおざっぱに言うと

・エルフガードとドワーフが前衛で前に出て壁になる

・エルフガードと同じ位置もしくはその真後ろなどからドリュアスが攻撃

・エルフやフェアリーが後方から回復援護

・人材はディオマディオが先頭で頑張る

・エルミーは回復役

・ロシュフコーは初期から強めのドリュアス

といった感じになります。


エルフガードやドワーフは損耗が激しくなりがちですが、それ以外は後衛だったりドレイン持ちだったりと粘りがあるため、そっちまで大きく被害が出ている時には、戦い方や編成を見直すといいでしょう。



エルフガード


エルフガードやエルフナイトの時にはすぐにやられてしまう印象ですが、20レべを越えてエルフリードになると一気に頼もしくなる存在。

セーブザグリーンは適当に使ってても強いほど絶対的な存在になります。


まずはやられてしまわないように大事に育てて、エルフリードの数を揃えられるようにするのがこの勢力の第一目標です。


エルフナイトまでの場合、打たれ弱すぎてどんどん消えていってしまうため、あまり前に出すぎないようにするか、ドリュアスと一緒に前に出すなどして損耗を抑えるようにしましょう。

ドリュアスの方が固いですし、ジュドリアスとエルフナイトでも同じ様な構図になります。


ただし、最終的に一番頼れる一般兵はエルフリードやセーブザグリーンなので、そこまで育てられればどんどん使っていくようにしましょう。

お金と戦力に余裕があれば、後方で大量に雇用して育てておくこともおすすめです。


弱いとはいえ重要な前衛なので、ある程度の損耗は覚悟して使く事も重要ですが、そこのコントロールや匙加減が上級者都の分かれ目です。



エルフ


一言で言うと「脆い便利屋」

といった感じのエルフですが、こちらも一定数入れておくことで舞台の質が一気に上昇します。


相手と直接殴り合うのは後衛同士でもややハイリスクなため、完全に後方から援護するようにするのがコツ。早い段階でエルフの損害が出る戦い方は完全に間違っているので考え直すようにしましょう。


初期のエルフでも複数種類の攻撃ができますが、20レべを越えてエルフロードになると回復役としての存在意義が大きくなります。

攻撃方法が多彩なおかげで知らず知らずのうちにエルフロードになってることも多く、前で殴るエルフリードと後方から回復をかけるエルフロードのコンビはこの勢力の鉄板技です。


さらに長持ちさせるためにはフェアリーの召喚する「ウィプスさん」のMP回復の援護まで加えると最高です。



ドリュアス


エルフ以上に使い方が多彩な木。スルメみたいに味わい深い。


ドリュアスは火にとても弱く矢も苦手という目に見えた弱点がある以外には、どれもバランスのいい兵です。

エルフガードが頼りない頃にはその固さと粘り強さがとても目立ちます。


自動で動かすと相手との距離を保とうとしたりすることからも、前衛なのか後衛なのかよくわからない存在ですが、どちらでもできる上に自衛能力も高いので、火相手以外なら基本どこで使っても一定以上の活躍は見せてくれます。


ディマディオに配属するかどうかという考え方でも人それぞれの差が出ますが、何が正解というわけでもないので、自分の好きな形や得意な形を見つけてみるといいでしょう。



フェアリー


高機動、ウィプスさん召喚、超貧弱、雇用金額安め、長距離攻撃


といったように尖りまくってる性能なため、初心者が上手く使うのはかなり難しい子です。


ウィプスさん召喚はとりあえずやらせておけば間違いないですが、その他の特徴を上手くいかせるかどうかで一気に評価が変わってきます。


自分の場合、初期からウィプスさん召喚と長距離攻撃が可能な部分に加えて、150で雇用できることに注目して、中立地帯にそこそこな数ドリュアスなどと一緒に置いておくことで、国境維持に加えてレベリングもやらせることはよくやっています。


wikiにもありますが、大量に入れる使い方ではなく少量を入れておくことで輝くタイプです。

ウィプスさんとエルフロードのコンビは優秀ですので、まずはエルフの居る所に1部隊入れてあげてみると良いかと。


足が速すぎるため、敵の前に一目散に飛び出ていってしまいやられるというのはよくある光景なので、そこの運用は気を付けるようにしましょう。



ディマディオ


開戦の激と耐久を生かした前衛、毒ブレスはとりあえず吐いておけばOK


といったように実は特徴が少ないマスターなため、自動でやらせておいても特に問題が無いというのが特徴。


他の人材は必殺技をいかすための動きや狙うタイミングなどが難しいですが、彼の場合とりあえずやっておけばOKというものばかりなので、すごく簡単ですし、その分他のことに集中できるという強みがあります。


そういった意味からもこの勢力が初心者向きと私は感じます。


雇用は

序盤はドリュアス

前衛の本職が欲しい場合はドワーフ

数がが揃っていればエルフリード以上

エルフ系はおすすめしにくい


といった感じ。ここもいたってシンプル。



エルミー


重要な回復役


とにかくエルミーには最初から最後まで回復のお仕事があるので、常に入れておきたい存在です。エルフロードの数が揃えば回復がものすごいことになるため、一気に損耗率が下がります。


必殺技は敵の本隊とぶつかった時にとりあえず出しておけばいいでしょう。



ロシュフコー


とにかくでかいドレイン持ち


初期からドレイン持ちなため、ただでさえ頑丈なドリュアス系の人材に加えて自己回復まで可能なため、かなりの戦闘維持能力があります。


ドリュアス系が火じゃなければとりあえず居るだけで勝手に活躍してくれると紹介していたことからわかるように、彼も自動でやらせておくだけでもどんどん強くなっていきます。


人材回収のきっかけが少ないこの勢力では、そのままの勢いで最終的に最も活躍した3人の一人になってしまうことも十分に考えられますが、そのために特別な作業が必要ないというのが強みです。



シナリオ攻略


この勢力はSC1と2では初期位置が同じ、人材も完全に同じという状況ですが、3以降ではフェルマ獣軍が実質のトップになるため、軍の内容が大きく変わってきます。

しかし、初期位置がほとんど同じであることと、飛び地が無いことから最初の動きは基本的に楽です。


SC2と3ではダビク領主軍が真上に

3ではフェルマが合わさるため左にバイトロイ海賊

4では少しだけ時間の猶予があるとはいえ左からイデアが来る


といったように、ほぼ毎回周囲に変化が起きていますが、イデア以外はそこまで注意する必要があるほどでもないので、最初に戦う相手が変わるんだなくらいの感覚でいいと思います。


特に重要なのは砂人国とクリプト魔領の扱いで、これらは火がメインで火力も高いため、正面からぶつかると苦戦どころかムリゲーになることも。

激戦区であることも幸いして、上手く外交をしておけば出会う前に消えることも多いため、それを目指せると一気に楽になります。


最終的に残る相手は左の方の連中がほとんどで、リグラーク十字軍や雪国の民などが大半です。

上を残して苦手な連中と最終決戦というのは苦痛ですので、聖ソレル軍やダーカリッヒ帝国などに上を潰してもらう援護を後ろからして、最後は西の連中と最終決戦というのが基本的な流れです。


SCごとに注意すること、特に序盤のことについて紹介や攻略をしていこうと思います。



初心者がやることが多いと思うのでそれに向けて



どうしても複数国と接触するため、同盟は多く組んでおくことがおすすめです。

場合によっては同盟が組めないこともあるので、そういう時には領地を少し放棄してでも別の国とぶつかるように仕向けると、ある程度無駄に戦うことが抑えられます。



ダルダラ番族を壊滅させられれば一気に人材は増えますが、やり慣れてくれば初期人材のみでも難易度HARDクリアできます。

人材よりもまずは外交を学ぶようにしましょう。



セット地形での攻撃と防衛を心がけるようにしましょう。

真上で重要なのは ヒアルキース南&東→ヒアルキース

左上で重要なのは ダビク&ダビク半島→ダビク西

左下で重要なのは フェルマ砦&第二フェルマ島→第一フェルマ島


この2つの隣り合った地点に部隊を置いておくと、矢印の先の地点に2対1の格好が作れます。

相手は攻め込んでくる場合1か所からの派兵になりますが、こちらは相互に援軍が送れるため防衛が楽です。

攻めに行く場合も増援が送れれば有利に進みやすいです。


部隊を2つ配置するため、多方面と戦ってる時には使えない場合もありますが、こういった戦い方ができるように外交を行ったり、わざと領地を明け渡すなどするのも重要な部分です。



SC1 フェルマ獣軍、ダーカリッヒ帝国、蛇巳亜軍との付き合い方


SC1で最初にぶつかる可能性が最も高いのは王都解放軍


中立地帯を北上しながらフェルマ獣軍とは同盟を組むのがベターなやり方。

そうしていると王都解放軍とぶつかり、ダビクの方面では状況次第ですがダーカリッヒ帝国か蛇巳亜軍と出会うことになります。

ダーカリッヒを越えない限り苦手勢力とは出会わないため、そのためにもダーカリッヒとは仲良くやっておくのがおすすめ。


うまいこと周囲と仲良くやり続けると、攻め先が無くなるという事態にもなるため、そこで待ってるとどんどん離されて行ってしまいます。

同盟延長のタイミングに一つだけ仲違いしてそこを徹底的に潰すようにして、上手く立ち回れれば最高です。



大抵はフェルマを殴ってそのまま海賊まで殴りぬく流れになるか、フェルマ砦らへんで左は国境を抑えてダーカリッヒに殴り掛かることになります。

SC2 とにかく砂人国


最初に戦うのはダビク領主軍


フェルマとは最初から同盟を結んでいるため、上に進んでダビクや王都解放軍と事を構えることに集中しましょう。

5ターンで同盟が切れたとしても、攻め込まれないように兵だけ置いておけばまた同盟が結べるはず。フェルマも海賊とダビクの両方を相手にしながらこちらにまで来るのはきついので、同盟は難しい話ではないです。


フェルマが潰されることはほぼ無いので左が崩壊する心配は無いですが、王都解放軍が壊滅するのは時間の問題。そうなれば国境が接するのはほぼ間違いなく砂人国。これはキツイ。


ダビクを確保して資金繰りをするだけでなく、砂人国と同盟を結ぶのも狙い目。状況次第では難しいこともあるので臨機応変に。

この状況でダーカリッヒまで相手にするのは100%無理なので、ダーカリッヒとも仲良くなっておくことをおすすめしますが、大抵は相手から親睦を求めてくるので喜んで受けましょう。


ダビクと王都解放軍と仲良くするのは厳しすぎるので、思い切って潰しに行きましょう。必要であればフェルマと共闘してでもダビクを叩いておく方が絶対楽です。


中立地帯が少なく領地も少ないため、雇用で戦力強化は望み薄なので、他国と戦いながらレベリングをする方向で考えましょう。

そういう意味でも、序盤はやられやすいエルフガードよりドリュアスを揃えておくと効率がいいです。


SC3 既に真上に砂人国が


最初から苦手な相手とやりあうのは絶対に無理なので、とにかくダビク領主軍を叩くことに集中しましょう。


中立地帯が無いのでダビク領主軍との戦いでレベリングする必要があるので、損耗せずに戦うという問題と直面しますが、今回からはフェルマとの合同軍なため、チャックが召喚でレベルがどんどん上がっていくだけでなく、人材も豊富なため難しい話ではありません。


ダビク沼は砂人国に渡してしまい、ヘルバウミュの森からニエルムミエルに攻め込んでいきましょう。

なんなら境界の森くらいまで渡してしまってもそこまで焦る必要は無いです。


粘り強く戦っていれば自然と人材の部隊は高レベルになってますし、ゴブリン系は高レベルになれば召喚での戦力増強が凄い事になるので、見た目の数値以上の国になれます。


ダーカリッヒ帝国と蛇巳亜軍とは仲良くやっておくべきで、砂人国はフェルマ系の人材が強くなれば押し返すことも可能です。

押し返してある程度領地を確保したら、フェルマ砦を奪還するために海賊と戦いましょう。


ダビク、フェルマ砦、ヒアルキース

らへんまで領土が確保できたら、同盟で多方面作戦を避けつつ戦いながら領地を確保していきましょう。防衛ヵ所が増えすぎないようにしたり、増援を送って数で圧倒できるようにしたりと、狙い目になる位置を確保しましょう。


SC4 イデアから逃れるために上へ


砂人国が消滅した代わりにダーカリッヒ帝国が強大になっています。左には帝政革新軍が居ますが、少し遠い上に強くも無いのでこれまでダビクとやりあってきた経験があれば怖い相手ではありません。


一番やばいのはイデアで、海賊は消滅が時間の問題である以上に、その流れでほぼ確実に東に流れてくるため、戦うか逃げるかの選択が迫られます。


イデアと戦って勝ちに行くくらいなら、ダーカリッヒを抜けて砂人国が居た位置まで逃げ切る方が簡単です。


ダーカリッヒを完全に潰しきるのではなく、わざと生かしたまま上に行ければ、ダーカリッヒを壁にすることも可能です。


聖ソレルとクリプトのどちらかは大抵消滅しているのですが、クリプトが生きていると上への離脱に一苦労、クリプトが消滅していると高確率で最後の敵になる天聖序曲軍に人材が流れるので、どちらになっても苦労します。


雪国が調子いいと、こちらがダーカリッヒを潰す頃には海賊を潰してイデアの背中を攻撃し始めていることもあるので、そうなったら、逃げだけを考えず、反撃することも考えましょう。


始まりの種、終りの種のどちらかが居るだけで一気に戦局が悪くなるので、居ない場合のみ出撃したり、居たら逃げることも考えるようにするといいでしょう。



ダーカリッヒの倒し方


こちらも攻略サイトに書いてある通りですが、まずはニエルムミエルに人材や部隊を揃えて、それ以上の分はヘルバウミュの森に置いておく。境界の森は攻められない程度に置いておくのみ。


これで最初のターンを終えて、2ターン目に攻め込んできたダーカリッヒを反撃で潰しましょう。


そこから次のターンにダビクに攻め込んで奪いきるのが理想ですが、上手くいかない場合は無理に攻めすぎて被害を出す前に撤退してレベル上げに使いましょう。

境界の森を確保できていれば増援で押しつぶすことも可能ですが、私は難易度HARDで境界の森も奪われた状態からダビク奪還ができました。

その時もそこまで難しい操作というのはしてないので、十分に可能だと思います。


ダビクを奪ったら


ダビク沼→ヒアルキース方面に攻めていきましょう。

2部隊目も十分な戦力があれば、ダビク西から2方面作戦も可能です。

ダーカリッヒ4区を奪ったら3区から上に抜けていくようにすれば十分です。


この頃には場合によってはクリプトが消えて上は中立地帯になっていたりもします。


フェルマ森軍の基本戦術


人材は能力の低いゴブリン系が多いため、基本はひとまとめにして動かします。一般部隊はレベルが上がっていればゴブリンでもいいですが、基本はエルフの一般兵が主力になります。


開幕でバフをかけて、その場か移動しながら召喚をかけていきます。

召喚で出てきた連中は行動の指定ができない上にゴブリンや狼なので数で押し切る連中。

相手の前衛に向けて召喚して後衛を回り込んで殴るなどすると効果的ですが、ゴブリン系はどうしても「弱い」ので過信は禁物。


大量に召喚できた場合、その後ろから攻撃をかけながら後衛の回復で頑張るというのも基本中の基本。


ドワーフ系の人材やチャックらへんで殴り合うことはそこまで期待せずに、人海戦術とエルフ系人材の後衛力をいかに使うかが重要です。


エルフリードが増えてくるとドリュアス系の必要性が少なくなってきますが、ゴブリンで数押しするよりかは高レベルのドリュアスの方が強いこともしばしば。

そこは好みの問題になってきます。


人材確保は容易なので、どんどん確保していくと楽になりますが、補充の容易さを考えると、最優先はステミアとアンゼリカ、次点でドワーフ系となりますが、SC4ではイデアが居るせいで西への進出が難しいです。

お気持ちよろしくです。