ウマ娘(アプリ)のメインストーリーがすごい
こんにちは甲冑です。みなさん、ウマ娘プレイしていますか?
私はドはまりしてしまいました。まだプレイしたことない人はぜひやってみてください。パソコンでもできます。
さて、そんなウマ娘にドはまりした私ですが実はADV系のゲームが苦手だったりします。(私自身、そんなゲームをやる人間ではないので「お前が言っていることはすでにこのゲームで実現している!!」ということもあるかもしれません。それらはすべて私の不勉強ゆえでございます。あらかじめお詫び申し上げます)
ようするに背景があってキャラクターの2D画像が置かれていて、下部にテキストウィンドウが出ているような奴ですね。
自分なりにどうして苦手だったかを考えてみますと、
・立ち絵の変化に乏しい
もちろんこれは差分やLive2Dを用意することである程度は解消されますが、それでも「1枚の絵を動かしている」感は否めません。
・フルボイスの場合、テキストウィンドウに表示される文章を読むスピードと声優さんが読み上げるスピードが一致しない
結果、文章を読み終わったタイミングで「声優さんの演技をちゃんと堪能したい」という欲求よりも「早く話の続きが読みたい」という欲求が勝ってしまいスキップして次の会話へ進めてしまします。
という二つの要素で勝手に苦手になっているなと判明しました。
要するに、「文章読み終わって声優の声を聞きたいけれども、声優の演技が終わるのを待てるほど目を楽しませてくれるコンテンツが画面に無い」というわけです(あくまで私の中での話ですよ)。せっかちで良くないですね。
さて、ウマ娘のメインストーリー。基本的な画面構成は一般的なADVのそれっぽいです。ただ違うのが、キャラクターが3Dモデルになっているという点でしょうか(ここはアイマスとかもそう)。
百聞は一見に如かず。こちらをご覧ください。
(メインストーリー1章のネタバレを含みます)
めちゃくちゃ動きません!?
バストアップの3Dモデルがわちゃわちゃ動いて、待機モーションに戻って、また動いて・・・という退屈なものを想像していた私は度肝を抜かれました。(よくみるとバストアップが多いですし、待機モーションには戻りますが)
カットの切り替え、奥行きを持たせたキャラ配置、プレイヤーの心情を反映したドアップ等々、3Dモデルを使うことを最大限に活用した演出でADVに勝手な苦手意識を持っていた私もグイグイストーリーに引き込まれました。
私が苦手を感じていた「待ち時間」は愛らしいキャラクターの一挙手一投足を見ることに費やされ、代わり映えしない画面を見つめる行為もカット切り替えでどこかへすっ飛びました。むしろ、キャラクターに集中しすぎたためにプレイヤーのセリフを読まない(読めない)時があったほどです。声付けてほしいな・・・。
もう一つ付け加えたいのが表情アニメーションの豊かさです。勝負に勝てず落ち込む左のウマ娘(メジロマックイーン)を励まそうと、右のウマ娘(ゴールドシップ)がプレイヤーのおごりで食事に行こうと誘うシーンです。
もちろん事前に企画したことではないので、ゴールドシップはこちらに「わかってるよな?」と言いたげな目で訴えてきます。しかしプレイヤーはプレイヤーで心ここにあらずだったのか、慌てた反応しか返せません。そのふがいない返答を聞いた途端、期待を込めた眉毛が下がり、失望の表情へと変わっていきます。
以上にあげたシーンが特別なわけではなく、メインストーリー全編にわたってストーリー展開に沿った演出や細やかな表情アニメーションが続きます。私が苦手と感じていた「文章読み終わって声優の声を聞きたいけれども、声優の演技が終わるのを待てるほど目を楽しませてくれるコンテンツが画面に無い」問題は完璧に解決されてました。やったね。
文章を読む暇がないほどにキャラクターは動きカットも切り替わり、キャラクターの表情は声優の演技に合わせて細やかに動く・・・とんでもない化け物ゲームです。
言いたいことも言い終わったので唐突ですが終わりにしたいと思います。興味が出た方はぜひやってみてくださいね。メインストーリーはもちろん、自分が育成したウマ娘をレースに送り出して1着を取った時の感動、うまぴょいを踊った時の感動はひとしおです!
ついでにもう一つ。福本信行先生の漫画で競馬と言ったら皆さん銀と金、もしくはミココノチカラやカズタカイザーなどを思い出すところでしょうが、実は競馬単品の作品があります。
それが「無頼な風 鉄」です
自らの信念に沿った騎乗を貫く主人公、久我井 鉄雄が出会ったのは暴れ馬、バロンイースト。薬殺寸前だった彼を救い出し、次々と勝ち進んでいく・・・という賭け事が絡まない福本作品だったりします。ただ懸命に走る馬の姿に魅了した男を描いた名作ですので是非この機会に読んでみてください。おすすめです。(私は競馬を知らないので雰囲気で読んでいますが)