![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143038718/rectangle_large_type_2_e2aa177e32ab878f02d49942882b37d6.png?width=1200)
PJCSを完走した男の備忘録【全文無料】
どうも。
何にでもシークレットボックスを入れる男、かっつんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717563257559-x25zC3afZO.png?width=1200)
今回は2024年6月1日(土)に開催されたPJCS2024に参加し、
シークレットボックス型未来ロストを使用して7-3で完走することができたので、簡単なデッキ解説と振り返りをしようかと思います。
#ポケカPJCS2024予選
— かっつん@ポケカ (@kattunpokeca) June 1, 2024
デッキ:シクボ未来ロスト
ライコポン先⭕️
未来カイナ先⭕️
ミライドン先⭕️
マシホムラ先❌
パオジアン先⭕️
キバLO 先❌
ルギア 先⭕️
ピジョリザ先⭕️
ルギア 後⭕️
ライコポン先❌
今年のJCSは7-3で132位でした!
テツノブジンとブーエナ未来がエッチなのでオススメです🐍 pic.twitter.com/PteSoLfscg
新弾発売直前かつ半分くらい備忘録なので、もちろん全文無料です。
※本記事では略称を使用します。予めご了承ください。
デッキ解説
リスト
![](https://assets.st-note.com/img/1717429419698-YM1Y8teqQs.png?width=1200)
基本的にはCL札幌でマシューさんが使用していた「シークレットボックス」と「ロトムV」を採用したロスバレを参考にしています。
参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=vCPbf-3yEtU
特徴的なところだけ解説していきます。
採用カード
シークレットボックス
以前ペパー入りロストのnoteを書きましたが、このカードは
ペパーを打った後にアクロマを打ちながらスタジアムをサーチできます(???)。
もう一度言います。
ペパーを打った後にアクロマを打ちながらスタジアムをサーチできます(??????)。
![](https://assets.st-note.com/img/1717562909987-mMxXH31CqT.png?width=1200)
プライムキャッチャーも採用圏内ではありましたが、
序盤安定するデッキをとにかく好んでいたのでこのカードに落ち着きました。
ちなみに3枚トラッシュのコスト選定ですが、基本的に
その対面で使わないカード(キュワワー4枚目、ブジン、カイナなど)
>後半使うアタッカー(ガチグマなど、竿で戻す)
>嵩張っているエネ
>嵩張っている入れ替え系
>後半使うサポ(ツツジなど、手帳で戻す)
>手札の道具やポケストップ
>使わない可能性があるグッズ
の順で考えて捨てていました。
これは慣れるとどんどん使いやすくなっていった印象なので、シクボをたくさん愛でてあげてください。
ロトムV
序盤の安定感を最大化させるためのカードとして優秀です。
またシークレットボックスのコストを引きやすい点も使用感が良かったです。
自分はアクロマネスト問題でネストを先打ちする愚か者(サイド落ち確認大好き芸人)なのですが、
ゲッコウガがサイド落ちしていてもネストの受けになるのでかなり使いやすかったです。
出してはいけない対面(主にサイド進行が2−2−2で進む対面)もありますが、特に先攻をとれた場合は積極的に使っていきましょう。
テツノブジン
主な役割として、以下の対面で使用します。
ライコポン→タキオンビット込みでオーガポンをワンパン、ブーエナとタキオンビット込みでライコをワンパン
カビゴンLO→序盤からロトムVをワンパン
ルギア→タキオンビットとブラットムーンを合わせて相手のガチグマを倒す、月光手裏剣と合わせてチラチーノを倒す
(タキオンビットを次のターンに宣言する場合、ナンジャモ等の干渉が効きづらく、またギフトやレガシーも発動しない)その他大型系→序盤から220出せるアタッカーとして使う
その他小物系→タキオンビットとロストマインを合わせて70のポケモンを2体倒す
といったように、特性が色々な対面で器用に働きつつ、流行りのライコポンやJCSのDAY1では数が多いと予想していたカビゴンに対しても有利に試合を進められます。
直近で出回っていたリストでは、大ダメージを出せるアタッカーがガチグマや相手の盤面依存なライコウしか採用がない事から、
カビゴンLOに対してロトムを処理できるルートがないことがネックでした。
またトドロクツキではエネの色から少し扱いが難しくなること、特に雷を2枚にすることでアームプレスを打ちづらくなることがルギア対面で勝ちにくくなるように感じ、
超エネでデッキを歪めることなく起動できるブジンを採用しました。
(トドロクツキだと、ライコを抉った後非エクのケガワに落とされてしまう(こちらがサイドを2−2−2で進めづらくなる)ためそこも微妙でした。)
ブーストエナジー未来
上記で説明したテツノブジンが動きやすくなるというのはもちろん、テツノカイナの打点上昇が大きな役割を持ちます。
主な対面の使用先は以下です。
ルギア→14ごっつぁんでVSTARに進化されてもワンパン
ピジョット採用デッキ(リザ、ドラパなど)→14ごっつぁんでサイド3枚取り(想定サイド数をずらせる)
古代→非エク古代(小ツキ、コライドン、キバ)を14ごっつぁんでワンパン(相手のブーエナ古代はスイーパー3枚採用のため無理なく剥がせる)
サイドレースを早く進めないと負けやすい対面で刺さりが良く、また相手の想定が崩れるので初見○し性能がある点も評価が高かったです。
実はHレギュが始まった直後から採用していた時期があったのですが、ブジンとのシナジーがあること、
仮面環境でライコポンの増加や古代系統の復権、ルギアの増加などから再度採用に踏み切りました。
ツツジ
この部分がナンジャモになっているリストが多く、考えられる理由としては以下の2点かな〜と思います(他にもあれば有識者の方教えてください)。
・サイドを先行しながら手札干渉ができる
・序盤の事故回避(スイーパーが多いため、アクロマの5枚目にもなりうる)
ただ個人的にナンジャモは山が固定される都合上、手札干渉としては強者には上手く回避されてしまうことや、
序盤アグロできず終盤捲る展開になった時に引ける枚数が少ない点が微妙に感じてしまい、使い慣れているツツジを採用することにしました。
ロストスイーパー3
このカードを多投することによって、先2でロストを7枚にする動きの再現性がかなり高いです。
具体的には先1で花選び1回でも、
先2で花選び2回+アクロマ+自分の道具orスタジアムをスイーパーで7枚に到達できます。
後1も上振れれば、
花選び3回+アクロマ+スイーパー1回
もしくは
花選び1回+アクロマ+スイーパー2回
でロスト7枚に到達するため、手札が強ければ狙っていきます。
ちなみにJCS1週間前時点では後手型のロストを使用していて、後1手裏剣も50%ほど決まっていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717429867985-hnLGAWphdj.png?width=1200)
ツキ型と未来ブジン型どちらも試していました
ただ後手型でシークレットボックスを打つ展開だと手札が2、3枚になっていることが多く、何より自分がじゃんけんが強すぎるため、最終的にはロトム+先攻型を選択することにしました。
デッキ解説は以上になります。この辺りまで読んでくれたそこのあなた、ありがとうございます!
ここからは半分自分語りですので、読み終えた方はブラウザバックの前に「スキ」ボタンを押してもらえると嬉しいです。
この後はデッキの選択経緯や当日のマッチアップについて、CL札幌後からの振り返りを書いていきます。
デッキの選択経緯
CL札幌が終わった後の環境を見ながら、まずはどんなデッキを使おうかを整理しました。
序盤安定しているデッキ(アグロに対応できるデッキ)
サイドプランの幅が広いデッキ
慣れているデッキ(JCSまでに慣れていればOK)
という視点で主に考えていました。
序盤安定しているデッキ
以前リザードンを使っていたのですが、種ポケモンを並べては倒され続ける展開をシティリーグやCLで経験しました。
その時に「実力以前で勝ち負けが決まってしまうのは許せない」と強く感じ、種主体のデッキや安定感が高いデッキを好んで使うようになりました。
また環境的にアグロなデッキが増えていたので、序盤からしっかり攻撃できるデッキを評価していました。
サイドプランの幅が広いデッキ
JCSは群雄割拠な環境が予想されたので、サイドをズルできるポケモン(ごっつぁんや手裏剣、効果(マシマシラなど)での気絶が狙えるなど)を採用でき、またそれらを強く使えることがどの対面にも柔軟に対応できると考えました。
この時点ではロスト以外にも、カイナを採用できるルギアや、マシマシラを強く使えるサナも候補として考えていました。
慣れているデッキ
強者しかいない環境の中で、回し方が少しでも下手なデッキを握れば即負けに繋がるだろうと考え、触ったことのないデッキタイプは早めに触るようにしていました。
これらを踏まえて…
候補①:ミライドン
CL札幌で作ったシクボミライドンは死ぬほど楽しかったのですが、CL後に台頭してきたライコポンに不利をとってしまう点が厳しく、
またリザの増加(かつマキシマムベルト型が大半)で苦手デッキが全体シェアの20%近くになっていたため、シェアが変化しない限りは握らないなと考えました。
一応ライコポンに勝とうとしていた時のリストも載せておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1717430084452-4q0FagwYFl.png?width=1200)
候補②:サーナイト
CLの配信で感動して色々な型を試しましたが、基本的に相手を待たなければいけないデッキであること・アグロに寄せた構築を生み出せなかったことがネックでやめました。
ただこのデッキを擦るとポケモンカードが上手くなるらしいので、オフシーズンに練習として触っているかもしれません。
候補③:シクボロスギラ
アグロデッキに対して強いデッキ、として調整を重ねていました。参考にしたのはこの構築で、ミライドンやライコポンに対してギラティナやガチグマが強く、
それを早期に起動できる手段としてシークレットボックスが噛み合っている印象でした。
また自分からカイナを早期に押し付ける展開も取りやすく、バレットとしても戦え、一方でギラで捲りもできる理想的なデッキだと考えていました。
ただいくつかの自主大会に持って行った中で、
ギラが少ないため盤面に並べづらい・進化しづらい
→序盤からリザやドラパが早期に殴ってくる展開がつらく、本来のギラとしての捲り性能が下がってしまっていることに気づきました。
(1体目をアビスシークで捧げる動きが取りづらい)
ここは立ち回り次第と言われてしまえばそうなのですが、その立ち回りを身につけるまでの時間を捻出できる気がせず諦めました。
候補④:カイナ入りライコポン
候補デッキが大方打ち砕かれた中で、ツイッターを散策していて見つけたデッキです。
超スパイクカップ_38.0お疲れ様でした❕
— スパイクカップ/SpikeCup運営本部 (@spikecup_poke) May 19, 2024
本日は315名での開催となりました♪
優勝、エベレスト様(ガポンライコ)
準優勝、ゆずぽん様(ルギアVSTAR)
3位、はら様(ウガツホムラex)
4位、papapokeca様(ロストギラティナ)
皆様おめでとうございます✨✨️ pic.twitter.com/cS8EyVgPKb
選択理由の3つにも噛み合っていていけるかもしれない、と思い組んだのですが、カイナスタートが厳しすぎて諦めました。
ネジキではなく、ターボツキのように付け替えで育てる形を考えてみても良いかもしれません。
候補⑤:ルギア
この辺りで候補デッキはほぼなく、自分が慣れ親しんだデッキを見つめ直していました。その中でも、デッキパワーが一番高いと感じていたルギアを安定に寄せて組むことで行くのはどうかと考え始めました。
しかしどこまで安定に寄せても無限に風読みをしている展開が多く、JCS当日の引きが最強にならない限り握れないと考えました。
直前までバックに入っていたデッキで、DAY2に行けていたら持って行っていたかもしれないデッキです。
候補⑥:ロスバレ
この時点でかなり失意の中にいたのですが、最後はJCSの切符を掴んだロスバレを考えてみようとリストを漁っていました。
その中でヤレユータン入りのロストや、シクボ+ロトム型のロストを見つけ、ヤレユータン型で自主大会に出てみたところ、好感触だったこと、
そして何より回していて楽しかったので、これしかないなと思い選択しました。
結局自分が回していて楽しいかどうか、というかなり初歩的な部分に立ち返りましたが、あくまでもポケカは趣味でやっているので意外と正解だったのかもしれません。
当日のマッチアップ
振り返りと反省、備忘録を兼ねて書きます。
(ちなみに他の方のnoteでこの項目をあまり読んだことがないのですが、みなさん読んでいますか?よかったら感想も込みで教えてください!)
ライコポン先⭕️
先1でヤミラミに手張りエンド、相手がじゃん勝ちから後攻を選択してきたのもホラーだったのですが、覇気で相手を事故らせて勝ちました。
先3からブーエナブジンを作ってサイドを先行する展開にでき、かなり有利に試合を運ぶことができました。
未来カイナ先⭕️
またもやじゃん勝ちから相手が後攻を選択してホラーでした。
先2でカイナにおとぼけ、
後2入れ替えカート(カイナHP150)→ミライドンで殴ってきたので、
先3でロストマインをミライドンに11、カイナに1点載せ(HP140)、
先4でカイナにブーエナごっつぁん
先5ガチグマで勝ち
という展開でした。若干ブーエナを使いたくて狙いに行った節はあるのですが、楽しかったのでOKです。
ミライドン先⭕️
後1お守りごっつぁんされましたが、先2でスイーパーを絡めながらロスト7枚でガチグマをつくり返せました。
後2でマキシマムベルト+ミライドンでガチグマを返されるという初体験の展開でしたが、こちらもさらにツツジを打ちながらガチグマを作り直し返す
→最後は相手がガチグマを返せず勝利しました。
マシホムラ先❌
後1からマシラ+ヒートブラストでキュワワーが取られる展開で、
弱点手裏剣+ロストマインでホムラとマシラを倒したのですが、後半のマフォクシーケアが甘く負けてしまいました。
(2体目のマシラ+マフォクシーでキュワワーとゲッコウガが2面取りされる)
マシマシラの2体目が予想できなかったので、Tierにないデッキのリストももっと把握するべきだったな〜と反省です。
なおお相手がイケメンで配信にも2回ほど映っていたのでよかったです(?)。
パオジアン先⭕️
順当な回りで先2手裏剣を打ちセビエを枯らしたところ、相手が投了しました。
キバLO先❌
相手がシャリタツスタートだったので「ドラパかな?」と思い盤面を展開すると、まさかのキバLOでした。(ロトムで自分から山を引きにいくアホ)
後1から継続的に地盤崩壊を打たれ続け、こちらはブジンを作って毎ターンワンパンしますが、サイドが残り1枚の時点で山切れし負けました。
スイーパーが上手く絡まず14カイナを押し付ける展開にできなかったこと、それを目指さなかったことは大きな反省でした。
ルギア先⭕️
おとぼけでチラーミィ、
ブーエナカイナでルギアVSTAR、
竿で復帰したウッウで再度チラチーノを倒し、
最後は盤面にガチグマで倒せないポケモンがいなくなったため勝ちました。(1−3−1−1)
キバLOの試合でかなり意気消沈していましたが、集中力を取り戻して上手い試合展開を作れたのでよかったです。
ピジョリザ先⭕️
お相手が後1ロトム封印石から仲良しポフィン、後2エボリューションとかなりゆっくりの展開だったので、
エボリューションで進化したピジョンをボス+おとぼけで倒したところ動きが止まりました。
その後リザードンを作られながらナンジャモされましたが、おとぼけ+ブラッドムーンで倒したところ後続が続かず、ロストマインで勝ちきりました。
ルギア先⭕️
お相手が事故で盤面にネオラントとハバタクカミしかおらず、カイナを押し付けて勝ちました。
(ジャミングタワーが出ている状態でボードキュワワーで逃げて花選び→サイドペナもらいました。失礼いたしました。)
ライコポン先❌
後1からしっかりキュワワーを倒され、先2でブジンを作りに行こうとしたところ、
山に3枚あるスイーパーが20枚ほどめくっても1枚も引っかからず、ロスト5枚、キュワワーとゲッコウガで番を返しました。
そこで相手の後2ジャッジマンがブッ刺さり、その後はまさかの種切れで負けてしまいました。
ロスバレ自体ライコポンにそこそこ有利(サイドペースがコントロールしやすい)だと思っていて、
かつブジンのギミックでより勝ちやすくしていただけに山のめくり方に若干の甘えがあり、そこを突かれて負けてしまった試合でした。
(シークレットボックスでサイド落ちしていたブジンを拾うためにヘビボ+ブーエナ未来をサーチしたが、本来はガチグマにミラゲ2回でも間に合っているので勝ち筋の追い方がおかしい)
最後の試合は自分のやりたいことを優先した結果負けるという、エンジョイ勢みたいなことをしてしまいました。
が自分はエンジョイ勢なのでは?と思うこともあり(というか競技として向き合うには覚悟が決まっていない)、ここは来シーズンに向けて色々考えたいなと思うところでした。
終わりに
記事内にもちょくちょく現れている気がしますが、ポケカを趣味として楽しむか、競技として本気で取り組むか、というところは最近悩みの種だったりします。
競技的な面で、自分の実力が磨かれていく感覚や、切磋琢磨して勝った時の喜びは大きいのですが、
練習とだけ割り切ってポケカをやっているとしんどいと思うことがそこそこあり、
かといって変なカードを入れると相談している人になぜ?と言われることもあるので、なかなか難しいな〜と思います。
ただ昨シーズンのアメイジングカイオーガ入りルギアに続き、
今シーズンも毎回変なリストでそこそこ良い結果を残せたのは自信に繋がったので、また来シーズンも目標を設定して頑張ります!
(変なデッキが気になった方は、ぜひ過去記事を見てね)
後半は自分語り要素が多くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Twitterやnoteもフォローいただけると励みになります。もしよろしければ是非…!
Twitter(X)→https://x.com/kattunpokeca
note →https://note.com/kattunpokeka/
(noteのIDがpokekaなの、一生の恥)
それでは!