【Aカイオーガ採用】京都CLベスト8 雪道ツツジ型ルギアのすすめ【全文無料】
はじめに
こんにちは。
マイナーカードを採用して結果を出したのに、バズらなくて悲しんでいるかっつんと申します。
今回、初めて参加したチャンピオンズリーグ京都2023のマスターリーグにてベスト8という結果を残せたので、
どんなことを考えてデッキを組んだのか、当日のリストやマッチアップなどを書こうと思います。
初Noteのため拙い部分もあるかと思いますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
想定していたデッキ分布
直近のシティリーグや環境をまとめて下さっている方の投稿を見たり、実際にジムバやトレリに出てどんなデッキを使っている人が多いか、情報収集していました。
一般的ではありますが、当日もほとんど予想通りのマッチアップ回数だったため(Tier上位に合計10回あたりました)、大きな間違いはなかったかなと思います。
デッキ選択の経緯
デッキ選択の前に、どういったデッキが勝てるのかを自分の中で言語化しました。
勝てる条件
①Tier1,Tier2に不利を取らず、明確な勝ち筋がある
直近の使用率が上位3タイプのデッキに固まっていて、かつそれが半数以上の環境だったので、まずはここにどう勝つかを考えました。
環境まとめ、本当に助かる。
②後攻からのプランがある
Tier1のルギアが先2アッセンブルスターを決めてきても勝てるデッキを握らなくてはいけないので、
後1で技を打つ(ウッウのおとぼけスピットやガノンのパラライズボルト、メロエッタのメロディアスエコーなど)か、
後攻からでも捲れるプランのあるデッキでないと勝てないと考えました。
負けない条件
①事故がおきづらい
CLは1日最大9試合、2日合わせて最大18試合やる可能性があるので、例えば事故負けを3回した時点でそれまでの結果にかかわらず敗退が決まります。
まずはDAY1突破を目標にしていたので、事故りづらいデッキを念頭に考えました。
またこの部分はどのデッキかより、握ったデッキタイプをどう事故らせないか、という考え方でアプローチしました。
②イージーウィンを取れる可能性がある
1日9試合やり切るために、少しでも休憩時間があると楽になりそうだなと思いました。
事故らず相手の事故を勝利に変えられると大きいだろうなと思い、いくつかデッキを試してみました。
これらを踏まえて…
まず握ったデッキはルギアではなく、エレキガノンでした。
候補デッキ:エレキガノン
参考にしたのはこの方のnoteです。
エレキガノンは
①「Tier1,2に不利を取らず、明確な勝ち筋がある」
については
ルギア→弱点をついて効率よくルギアと戦える。
グッズロックでアッセンブルスターを宣言させない可能性がある。
後1ライトニングロンドでイージーウィンの可能性あり。
ミュウ→ガノンでメロエッタ、ドラピオンでミュウ、ライコウでゲノを取るプランがある。
タフネスマントを張ればタブレットが打てないのでガノンが倒されない。
ロスバレ→グッズロックがかなり刺さるので、最もイージーウィンが狙える。
先2でエレキを立てて、マリィ+グッズロックをするとほぼ勝ち。
②「後攻からのプランがある」については
パラライズボルトを宣言できればまずはどうにかなる、
という考えでした。
ちなみにロスバレについても考えていたのですが、リソース管理が難しいことや、それを9試合上手くこなせる自信がなかったため諦めました。
(ミュウに関してもウッウロボが再録されなかったので、お財布的に諦め。)
それで調整を進めていたのですが…
いわゆるTordルギアにキャプチャー4投+ノコッチの採用があり、一気に苦しくなりました。
実際の戦績でも、
Tordルギア前→9−2(トレリ3回分、ルギアには3−0)
Tordルギア後→0−3(ジムバ1回、Tordルギアに0-2)
で本当に勝てなくなり、1から考え直す必要が出てきました。
しかしこの時点でCL1週間前、かつ週末は別の予定があったため、「世界最強が使うデッキが間違いないだろ」と(半ば思考放棄気味に)ルギアを握ることに決めました。
ルギアミラーについて
ただここで重要になったのが
「ルギアミラーにどうやって勝つか」
という点です。
TordルギアはBO3系式に最適化されている(と思われる)ので、とにかく安定感を高めてルギアのデッキパワーを活かしきる、という考えだと思うのですが、
BO1の日本では後攻をとっただけで圧倒的に不利になります。
ルギアミラーの展開は基本的に
という流れになります。
(実際はお互いにどこかで事故ったり、ルギア以外のポケモンでスタートしたり、ネオラントやクロバットが盤面に残ったりするのでこの通りではないのですが、まずはこれを前提として進めさせてください。)
では後攻でアプローチできる部分はどこかと言うと、
①先2でアッセンブルスターを宣言させない
②先2でルギアVを取らせない
(バトル場にルギアVを置かない、呼び出させない)
③先4以降でサイドを取らせないターンを作る
という、主に相手の要求をあげるカードが有効だと考えました。
そこでたどり着いたのが、すべてに対してに有効な「雪道+マリィ」、③に有効な「雪道+ツツジ」でした。
また、先2でアッセンブルスターを決めながらボスの指令やセレナを使用するのはハードルがかなり高いため、
②へのアプローチとして非Vの比率を高め、サイドを1枚しか取られない展開を狙うのが良いのでは、と考えました。
当日のデッキ
DAY1→DAY2の変更点は以下の3つです。
・ルギア4-3→ルギア3-3
・ルギアの枠にノコッチ入れる
・ロストスイーパー→とりつかい
採用カード解説
ポケモン
❑ルギアV−ルギアVstar 4-3(DAY2は3-3)
DAY1は安定感意識。
ただDAY2では枠の関係で3−3にしましたが問題なかったので、今は3−3の方が強いかも?と思っています。
(先ほどの②「バトル場にルギアを置かない」という点でも、ルギアを減らすのは理にかなっているように思います。)
しかし後攻+サイド2落ちでゲームにならない可能性があるので、そこを割り切れない場合はお勧めできません。
❑アーケオス 3
ここは本当に諸説あるかなと思いますが、後ほど説明するネオラント2枚との相性を考えてアーケ3枚、バーネット1枚にしました。
3投したカードがサイド2落ちする確率は2.37%らしいので、ここは割り切りました。
ちなみに16回戦った中で一度だけ2落ちしましたが、なんとかなりました。
(そもそもアーケが2体立った試合は全体の75%)
❑かがやくリザードン 1
非Vのアタッカー①。ベルトを巻けばVstarをワンパンでき、かつその火力をサイド状況によっては1エネで打てるカード。
採用しない場合はその理由が必要になるカードだと思っています。
❑アメイジングイベルタル 1
非Vのアタッカー②。Vmaxを5エネ(実質4エネ)でワンパンでき、3−1交換をするバケモンカード。
こちらも必須級だと思っています。
ちなみにミラーにおいてVガードを貼るとネオラントのアクアリターンを耐えるので、覚えておくといいかもしれません。
(練習で上手い方にやられ、当日自分がやりました)
Aカイオーガについて
❑アメイジングカイオーガ 1
非Vのアタッカー③。ロスバレ対策の一枚であり、バズり製造機(予定、いまのところバズってない)。
この枠は一般的にロスバレ意識のムーランドや、雷枠(特にアメイジングライコウなど)が入る枠だと思いますので、詳しく説明します。
まずはムーランドとの比較ですが、
ムーランドの強み
・おかわりファングでキュワワーを取りながらサイドを2枚進められる
・レジに対してもエレキであればパワフル4枚で取れる
・(アローラロコン対策にもなる)
ムーランドの弱み
・ロスバレ以外でスタートすると、ほぼ負ける
・ロスバレでもメタが回っている
特に弱みの部分が大きく、ミラー、ミュウでスタートすると相手にサイドを2枚貢献してしまいます。これは最初に書いた勝てる条件・負けない条件に入る部分で、
ムーランドスタートするだけで負けるデッキ
=事故負けしやすいデッキ
という認識でした。
また有利なはずのロスバレに対しても、
かたきうちザマゼンタやベルト+カビゴン、コアリベンジャージガルデなど、
どのロスバレでもムーランドを返すカードが入っていて、2−2交換をしているだけの展開になるのではと予想しました。
(なんなら先攻でスタートするとウッウのおとぼけ2回で2−2交換、かつこちらはパワフルを4枚使い切る)
そんな中で見つけたカードがアメイジングカイオーガでした。
先ほどの弱みを非Vである、という点で回避しつつ、ウッウのおとぼけスピットも耐えるためスタートしても問題ありません。
またルギア側のアメイジングライコウの採用が減っていて、ロスバレ側の構築もマナフィ2→1にしたものや、クララを採用しないロストカイオーガ、ライコウVでサイドを3枚取る形(封印石ロスバレと勝手に呼んでいます)
が増えていたので、そもそも場に出す優先度が下がっているのも決め手でした。
ただここまでだと「アメイジングライコウで良くね?」と突っ込まれそうなので、アメイジングライコウと比較した際の強みをまとめます。
・ウッウに取られない
・上振れの際にサイドを3枚以上取れる
・リザードンを倒しながら裏も取れる
・ウッウだけ盤面に残すことで、相手の選択肢が狭まる
・レジ対面でエネをトラッシュしたレジエレキに対し、
崩スタ+ツツジ+アメイジングサージでほぼ詰みの盤面
を作れる
・マイナーカードを入れられる
逆に弱みとしては、
・逃げエネのコストが重い
・ルギアなどの雷弱点相手にイージーウィンできない
などが挙げられます。
ルギアミラーをより意識するのであればアメイジングライコウも十分考えられますが、ライコウとイベルタルのエネ要求が被るためにどちらか1枚+リザードンしか使えない展開が多かったこと、
そもそもこの枠はロスト対面で有利になれるカードを入れたい、という意図から始まっているため、アメイジングカイオーガで行くことにしました。
❑ネオラント 2
基本1枚採用が多いですが、雪道マリィ、雪道ツツジを狙いたいデッキのため2枚としました。
また安定感を意識した際に
「サイド落ちするだけで任意のサポートを使えなくなる」という点があまりに弱く感じたため、必ず使えるようにという気持ちも込めての2枚でした。
海外を中心に話題を集めていたイベルタルコントロールに対しても、ネオラントを場に2体出し続けることで勝てる点が魅力的。(参考動画↓)
無言でも有益な情報を発信してしまうとーしんさん、
流石すぎる
❑ヤレユータン 1
後半からまくることを意識したリストのため、前半に雪道をトラッシュしたり、必要なエネをトラッシュしたりしないようにできる一枚です。
ここはtordルギアを触った方なら有用性が理解できると思います。
❑マナフィ 1
不意のライコウやレジエレキ、かがやくゲッコウガ、その他ベンチ狙撃系に対して有効な1枚。アクアリターンの壁にもできます。(おかわりファングには注意)
❑バケッチャ 1
雪道採用のため、通常よりも採用の優先度が高いです。特に後1で雪道マリィを打ちに行くかどうかは、このポケモンが山にいるかで判断します。
❑ノコッチ 1(DAY2のみ採用)
ルギア環境の初期に「自分で置いたノコッチで相手の弱点を消す」という苦い思い出があったのであまり好きではなかったのですが、周りで封印石ロスバレがかなり流行っている印象を受けたこと、アルセコケコにDAY1で冷や汗をかいたことから、お守り感覚で採用しました。
結果的に封印石ロスバレに2回当たり、いい仕事をしてくれたと思います。
トレーナーズ
❑ハイパーボール 4
❑クイックボール 4
❑しんかのおこう 4
(当たり前すぎて書き忘れてました。
ドヤ顔で48枚のデッキ紹介してたの恥ずかしい)
ルギアならまず間違いなく入れる12枚。
ちなみにアーケ4、おこう3としなかったのは、おこう+クイボが最初に来る確率を少しでも上げたかったからです。
❑博士の研究 3
Tordルギアを基本に、1枚をネオラントの枠に割きました。繰り返しにはなりますが、これもBO1を意識して必ず使えるように、というところに繋がります。
あと自分はBWの時に初めてポケカを触ったので、絵柄はアララギ博士以外あり得ません。
❑マリィ 2
❑セレナ 1
❑ボス 2
基本的にはTordルギアをベースにしています。
セレナが1枚なのは、
・セレナをドロー効果で使用するターンが弱いこと
・非V主体のデッキが増えたこと
・V主体であれば呼び出し札が3枚あれば足りること
そしてそれを綺麗に言語化している方のNoteを見たことから削りました。
(リンクを見失ってしまったので、見つけたら追記します)
❑ツツジ 1
この構築の肝①。
ミラーにおいて相手のプランを通しづらくするのはもちろん、ロスバレに対して3枚目の流し札になるなど、使用して弱い場面がありません。
四天王のONC(ヤマグチヨシユキ選手)がDAY1、DAY2どちらのリストにもツツジを採用していて「同じ思考で嬉しい」とニヤニヤしてました。
❑バーネット博士 1
ツツジを打ちやすくするためにネオラントを2枚にしたのですが、副次的にバーネット博士を先2で打ちやすくなりました。これは四天王決定戦後にとーしんさんが言っていた「先2でボール+おこうだけで解決できる」点が強く(四天王の話ばかりですみません)、
また先1でアーケをトラッシュに送らないため事故っているように見え、後1でマリィを打たれづらくなる、というメリットもありました。
❑とりつかい 1(DAY2のみ採用)
DAY1の上位卓でパルキアがミラーしているほど多くいたため、フリーザー対策としてDAY2で採用。
しかしDAY2では全く見ず、強者の「DAY1は安定するパルキア、DAY2はデッキパワーのある〇〇」という思考まで読みきれなかったな、と反省しています。
ただ単純な入れ替え札としてもルミナスサインからのサーチが簡単なので、使い勝手はよかったです。
❑こだわりベルト 2
もはやルギアの定番になりつつある気がします。
リザードンに1枚、ルギアかアーケに1枚使いたく、かつサーチカードがないため縦引きで引く必要があるので妥協せず2枚。
余談ですが、封印石ロスバレのライコウVへの返しにアーケにベルトを貼って倒す展開があったり、ネオラントやクロバット、ゲノセクトなどもアーケで倒せたりするので、不要な時はアーケに貼るのがオススメです。
(これも四天王決定戦でとーしんさんがやってました)
❑ロストスイーパー 1(DAY1のみ採用)
ジュラルドンのビックパラソルや、
自分で貼った雪道をボールなしで割る手段①。
DAY1でたまたま使わず抜いてしまったのですが、DAY2で欲しい場面が3回ほどあったのでミスでした。特にBest16、Best8の試合で欲しく、抜いたことをめちゃくちゃ後悔しました。
ジュラルドン以外のVmaxにもパラソル採用が増えているので、このカードは強く採用をオススメします。
❑頂への雪道 1
この構築の肝②。
ミラーやミュウの後1で雪道マリィをするのが本当に強いです(PWCSでアルセ空ピカに採用されていたのもよくわかる)。
先攻ゲーを2枚のカードだけで覆せる可能性がある、
というだけで採用の価値があります。
たとえ先2で割られたとしても、相手のベンチ枠とボールを1枚ずつ消費させているので、ネオラントにアクセスしづらくなったり、相手の手札を細めたりすることができます。
1枚採用だと少ないように思われるかもしれませんが、後1で引き込むことができなくても、後々雪道ツツジを狙っていけばOKです。
ミラーにおけるリザードンを止めながら、相手のネオラント→ボスの動きを制限できたり、そもそもツツジと合わせて相手が動けないターンを作れる可能性があるのもアツい。
ちなみにTordルギアでは1回しか突破できないジュラルドンに対しても、雪道+パワフル4+ベルトで強引な突破が可能ですし、たとえパーツが揃い切らなくても、マリィやツツジと合わせて場に出せば雪道が割れずに番が返ってくる可能性が高まります。
さらにイベルタルコントロールの輝くサーナイトの特性も止まるので、ネオラントループが決めやすくなります。
❑崩れたスタジアム 1
自分で貼った雪道をボールなしで割る手段②。
神殿を割る、レジに崩スタマリィを決められる、ダイナの火力を下げる、返せないネオラントを消すなどなど色々な役割があります。
ルギア環境初期は「崩スタを先に出してアーケを1体しか置けない」という沼プレイを連発していたのですが、慣れると心強い味方になってくれました。
なお、崩スタの部分を雪道に変えているリストも見るのですが、バケッチャがサイド落ちするだけで雪道を多投しているデッキに弱くなるため、バケッチャ以外で割れるカードは2枚以上欲しいです。
(やはりDAY2でロストスイーパーを削ったことは猛省)
エネルギー
❑パワフル無色エネルギー 4
❑オーロラエネルギー 4
ルギアなら問答無用で入れるべき8枚。オーロラは貼りながらアーケ落とすのが強いですよね(当たり前体操)
❑ダブルターボエネルギー 2
ここも説明不要ですかね。アーケが1体しか立たない展開の場合に、このカードがないとルギアの起動がかなり難しくなります。
❑キャプチャーエネルギー 3
本当は4枚入れたいですが、枠の都合上3枚に。散々言われていることではありますが、序盤の安定感だけでなく、アタッカーがいない盤面から
アーケバトル場→キャプチャーでアタッカーを呼び出す→逃げエネにする
という動きがとても強いです。
❑Vガードエネルギー 1
ルギアミラーで貼るとベルトの要求ができることや、イベルタルに貼るとアクアリターンで返らせない展開が作れることなど、相手の要求を上げてくれる1枚です。
このカードはかなり好みで、2枚採用も検討していましたが枠の都合で1枚に。
❑ハイド悪エネルギー 1
イベルタルの厳しいエネ要求を解決しつつ、逃げエネ0のポケモンを作れる強カード。ヒート炎も検討しましたが、リザードンのHPが上がって嬉しい場面があまりなかったのでこちらに。
採用を検討したカード
❑ハマナのリサーチ
アメイジングカイオーガの採用を考えた際に、レジ対面でハマナを使ってエネ+カイオーガを戻して2回使えば圧勝できるのでは、と考えて回してみたのですが、完全に「やりたいだけの構築」で安定感のかけらもなかったのでやめました。
(カイオーガの強みでも書きましたが、そもそもエネをトラッシュしたレジエレキに崩スタ+ツツジと合わせて使えば、相手が技を打てずこちらがアメイジングサージを2回宣言できます。)
スタジアムや道具も戻せるので強いとは思うのですが、リソースを確保しながら戦えるネオラント2枚+ヤレユータンの形だとそこまでかな、と思います。
❑ジャッジマン
前日ホテルについてからマリィを1枚変えたくなりましたが、手元にありませんでした。
Tordルギアやロスバレに採用されているヤレユータン対策として強い反面、自分のさるぢえでカードを維持できないことや、そもそも手札が4枚と細くなるのがマイナスになることも多いので、手元にあったからといって採用していたかは要検討です。
❑チェレン
❑ポケモンセンターのおねえさん
麻痺アプローチに対する回答として、とりつかいの枠に入れるか迷っていたカードです。チェレンはダメージを受けたノーマルのアタッカーを回収できる動きが強く、ゼクロム+チャーレムの動きも止められる数少ないカードですが、
・エネが大量に手札に来ること
・ノーマルタイプ以外は回収できず範囲が狭いこと
・アルセウスのように何度もVポケモンを出さないこと
などから採用を見送りました。
ポケモンセンターのお姉さんに関しては、思いついた時点で手元にありませんでした(2回目)。ただこのカードも汎用性が低く、結果的に入れ替えとして使いやすかったとりつかいで正解だったと考えています。
(ちなみにふりそでは頭になかったので、今後試してみようと思っています)
❑ムーランドV
❑アメイジングライコウ
アメイジングカイオーガの部分で触れているので割愛。
❑クロバットV
ムーランドの部分でも触れましたが、スタートするだけで負け筋を作るポケモンを採用したくない、という考えから採用を見送りました。
手札をサポなしで補充できるのはもちろん、Vmaxに進化して負け筋を減らしつつミュウに勝てる札にする、という動きも面白いのですが、盤面に残ってしまうこと、進化してもサイドを3枚献上する可能性があるポケモンを出すのは弱いと考え諦めました。
ポケモンに関して共通しているのは
「スタートした時の弱さ」で、DAY2はそれをより意識してたねポケモンの数をV5枚、非V7枚の合計12枚にしました。
立ち回り解説
ここではメジャーな対面だけ記載します。採用カードの方でも色々書いてますので、合わせて読んでもらえればと…!
ルギアミラー
やはり圧倒的先攻ゲーですが、後攻の場合は前述の雪道マリィ、雪道ツツジを狙っていきます。特に後1はマリィするだけで相手の手札が細くなり、ネオラントやクロバットを出してくれたりもするので、積極的に相手の事故を狙っていきましょう。
逆に先攻をとれた際は、相手にサイドを3枚与えてから雪道ツツジを狙っていきます。ネオラントの特性を止めることでボスがかなり打たれづらくなるので、より確実に勝ちをもらうことができます。
細かいサイドレースの展開は無数にあるので言及は避けますが、
・ネオラントのアクアリターンで負け筋を減らしながらサイドを進める
・アクアリターン後の壁でおかわりファングをされないようにする
・イベルタルにVガードを貼って相手のネオラントを返らせない
・エネ管理を徹底して、自分でプランの幅を狭めない
などなど、相手の盤面やエネを見ながら最適な行動をとれると良いです。
(本番すべてが上手くできたわけではありません…)
ミュウ
これも先攻ゲーです。ただ先攻を取れてもミュウ側には後1メロディアスエコーという明確なプランがあるので、まずはそれを非Vで受けられるように立ち回ります。具体的には、
・スタートポケモンはどの対面でも非Vを選ぶ
・穴抜けケアでバトル場とベンチに非Vを合計2体並べる・ポケモンキャッチャーが入っていないことを祈る
などです。
逆に後攻では後2、3でミュウVmaxを2回取り切れるように、イベルタルと有色エネの枚数、パワフル3+ベルトのルギアでとれる可能性があるかを確認します。
ただほとんど何かしらのカードはサイド落ちしているので、雪道マリィや雪道ツツジでお茶を濁しながら、サイドレースに追いつけるよう意識して立ち回ります。
こちらが後攻だと相手のフュージョンエネが盤面に残りやすく、4枚メロディアスエコーを連打されるとかなり厳しいので、フュージョンエネがついたミュウから落とすようにしましょう(できるだけ)。
ロスバレ
基本的にはアメイジングサージの宣言を目標に立ち回ります。
が、、、
実はCLで3回当たったロスバレに一度もアメイジングサージは宣言しませんでした。(おい)
そもそも3試合中2回アーケが1体しか立たず、どちらの試合もベンチには置きましたが1ターンで起動できませんでした。(アーケ2が立った試合は見せる前からベンチにマナフィを置かれたのでプレイせず)
ただAカイオーガを見せるだけで相手はマナフィを探しに行く必要があり、サイド落ちの場合はキュワワーを盤面から回収してくれるので、睨みを効かせる意味でも有効でした。
また、そもそも構築的な相性として、
・ルギアがすぐに倒される展開が少ないこと
・後攻でも大きなテンポロスにならないこと
・ネオラント2枚を活かして、積極的にマリィやツツジを打てること
などから、個人的には楽に戦えるマッチアップだったなと感じています。
当日のマッチアップ
若干記憶が曖昧な部分もあるので参考までに、ですが…
DAY1
ドガスゾロアーク先0-6✖︎
ヒスイケンキかがダイナバレット(?) 後6-1○
封印石ロスバレ 先6-3〇
ミラー 先6-4〇
ミラー 先6-4〇
アルセコケコ 先6-2〇
ミュウ 先6-4〇
ミュウ 後1-0〇(種切れ)
アルセバレ 先3-0〇(種切れ)
8-1 Aグループ 23位
DAY2
封印石ロスバレ 先6-5〇
ミラー 先6-5〇
ミラー 先6-5〇
雪道ミュウ 後4-6✖︎
封印石ロスバレ 先5-4〇(投了)
4-1 15位
決勝トーナメント
ハピミル 後4-2〇(トナメルール)
ドガスダイナ 先5-6✖︎
「いや、お前ミラー全部先攻取ってるやん!!!」
というツッコミは甘んじて受け入れます。
DAY1の8、9試合目が運勝ちであることも認めます。
ただ言い訳したいのは、最後のルギアミラーは大事故で先2アッセンブルスター打てず、先3でアーケ1体しか立たずでしたが、ツツジからまくることができたので、このリスト自体は間違っていないと思います。
またリストが完成したのが前日金曜日の朝だったのですが、その日のジムバ2回で3回ルギアと当たり、
全て後攻で2−1(負け試合はプレミだらけ)だったので、十分にやれるという実感を持ってCLに臨みました。
(ミュウに対しても雪道マリィで後攻から勝てました)
CL当日の反省としては、
・ドガス対面の知識や練習が
全く足りていなかったこと(0-2)
・DAY2でスイーパーを抜いたことでミュウの雪道や
ハピナスのタフネスマント、ダイナのビックパラソルが剥がせなくなったこと
などが主な反省点です。
(細かなプレミは無限にありますが、ここでは割愛)
逆に構築の強みを活かして、
・ミラーで雪道マリィ、ツツジを決めて勝ちを近づけたこと
・ロスバレに対してマリィマリィツツジを狙って決められたこと
・ハピミル+イベルタルの並びに対してエネを節約しながら戦えたこと
など、リストとしては強かったと自負しています。
今思うベストのリスト
DAY1、DAY2を通して、実はノコッチが必要なかったかもしれない、と考えています。
ムーランドの弱点を守る必要がなかったことや、意識した封印石ロスバレに関しても3枚取られることが大きな問題ではなく、
むしろ手札干渉を継続してプレイしていれば相手のプランが勝手に崩れていくので、ネオラント2枚の構築で十分勝てる印象でした。
またスイーパーを抜くと、アルセコケコへの勝率も下がるので(雪道が割りづらい、ビックパラソルが剥がせない)、入れ替えるとしたら別の枠になりそうです。
その他のデッキリストを見て
帰りの新幹線で早速構築を上げている方の投稿を見ていたのですが、
ビリジオンVでの麻痺アプローチへの回答
カビゴンのアタッカーとしての価値の高さ
ふりそでというカードの強さ
など、まだまだ開拓の余地があって本当に面白いデッキだなと感じました。
Dレギュが落ちると環境TOPとは行かなそうですが、出てくるエネ次第ではこれからも強いデッキになりそうなので、今後もいろいろ考察していきたいです。
終わりに
中高時代に少し触っていたとはいえ、社会人になってからポケカを始めたのは1年とちょっと前、ジムバに出始めたのも今年の6月ごろからで、こんなにいい成績を収められるとは思ってもいませんでした。
特にルギア環境はパラダイムトリガー発売日の翌日に出たトレリで0−4(不戦勝1、負け4)したので、あの時の自分からは到底信じられない結果です。
ここまで来れたのはポケカに自分を誘ってくれた会社の先輩をはじめ、五反田のジムバ仲間の皆さん、トレリやシティリーグなどで戦ってヒントをくれたプレイヤーの方、情報発信してくれる四天王やYouTuberの方などなど、
本当に色々な方のおかげだなと思います。
P.S.直前のトレリで会ったWCS経験者の少年に「CLは安定感ないと負けますよ」とアドバイスをもらいこのリストを考えることができました。
やはり強者の言葉は偉大。
当日対戦してくれた方も本当に良い方ばかりで、対戦を思いっきり楽しむことができました。ありがとうございました。(プレミや時間の使い方が下手でご迷惑をおかけした方には、本当に申し訳ありません。)
少しでも「参考になった」、「マイナーカード採用するのいいね!」と思ってくれた方は、この記事を拡散したり、Twitterをフォローしてくれると嬉しいです。
質問や不明点があればできる限り答えようと思いますので、何かあればTwitterのDMやリプ等で教えてください。お待ちしてます!
Twitter⇒@Kattunpokeka