スクラムフェス仙台2024参加記〜スクフェスってオンライン参加でも楽しいやんけ!〜
表題のイベントに参加しました。
イベントリンクはこちら↓
セッションの一覧はこちら↓
https://confengine.com/conferences/scrum-fest-sendai-2024/schedule/rich
もともとオンラインで開催されてるXP祭りやスクフェス大阪を除いて基本的にイベントには現地参加していたので、オンラインだと楽しさが半減してしまうんじゃないか…
なーんて不安に思ってましたが、全然そんなことなかった!むっちゃ楽しかった!!
あっという間の2日間でした。。
ここから下、聴講したセッションの感想を書いていきますー
すべてはおもちゃから始まる
スピーカー
石森さん(キーノート)
どんな話だったか
特務機関NERV防災アプリの成り立ちと変遷
好奇心のサイクルを回す
感想
石森さんは"おもちゃ"から始まったサービスに本当に価値があるか自問自答し、リアス・アーク美術館で気づきを得て、やがて明確なビジョンに繋がっていく。 さながら映画を観ているようだった。 だからこそコンフリクトがあったときに行政にも真っ向から異を唱えることができるんだなーと
その仕事に大義があるのかを見つめ直すのむちゃくちゃ大切だ…
圧倒的な技術力と広いコネクションに感銘を受けた。途中途中でさらっと「独自の音声合成エンジンを開発してー」とか「独自の災害コード体系を定義してー」とか、ツッコミが追いつかないくらいにハイレベルなスキルをチラ見せしてもらった笑。開発者として目指したい姿だなぁ
ミッション中心主義、とてもCOOLだった。親睦を深めるための会話や進捗管理も必要ない。 ただ必要なのはプロダクトについての会話とミッションを達成するための強い気持ち。 プロフェッショナルと言わざるを得ない…。まさに攻殻機動隊の荒巻課長と同じことを言ってる
好奇心が並外れてた。PoCとか甘っちょろい言葉はなかった。 「気になったのでプロトタイプ作っちゃいました、見てみて!」ってペース感。 直感と信念に基づいて「こんなこともあろうかと作っておきました」で出来てる堅牢な機能。 圧巻でした。。。社員の採用基準も「自分たちよりすごいやつを採る」って言ってたし、ツヨツヨやぁ
いやぁ、ふりかえっても圧倒的にすごかったなぁw 自分もこんなふうにやってみたい、自社サービスを作りたいって強く思った。 好奇心の火だけは絶やさずに灯しておこう。
日常にどう活かすか
個人でできることとしては、まずは2つ。外部の情報に触れ続けて技術的な興味・好奇心を持ち続けることと、サクッとものを作れるくらいの開発力を磨くこと
チームでできることとしては、ビジョンや哲学を共有すること、目的を達成することを第一に考える働き方をすること
学習指導要領から職場の学びを考えてみる
スピーカー
小笠原さん、aki.mさん
どんな話だったか
個別最適の学びだけでなく、協働的な学びも取り入れる
感想
PBLやモブプロなどの文脈でチームとしての実践知が大切だって最近思ってるけど、一方で独力でキャッチアップして深く考える時間がないと力が身につかないよなーとも思ってて、そのバランスを事例とともに話してくれたのがためになりました✨
日常にどう活かすか
まず学びっていくつか種類があるよねってのをチームに共有したいな。そんでもってスキルアップや相互理解、文化の醸成という観点でバランスをどのへんにするか話し合いたい
JTCの大企業で中間管理職として生き生きと働くために(Managing Upからエフェクチュエーションへ)
スピーカー
小泉さん
どんな話だったか
大企業においてもエフェクチュエーション大事
感想
エフェクチュエーションという言葉を初めて知って、聞けば聞くほど経験主義的なアプローチだなって感じました!
できる範囲で実績作りをするのが先決だって思うし、石森さんのキーノートも踏まえて、圧倒的スキルで小さく早く実績を作れるようにしておくのが大切かもと思いました
日常にどう活かすか
何はともあれ、まずは実績を作る!
偉い人にあれこれと理論武装して説得しても、相手も腑には落ちないので、実績を持ってく
色々試してみて、怒られたらすぐ謝る!
自己組織化されたチームはどのように育つのか ー マネージャーが支援できること
スピーカー
Chimoさん
どんな話だったか
自己組織化されたチームを作るためにマネージャーができることは次の5つ
ビジョンを伝え続ける
情報の流れをシンプル&オープンにする
余白を作り続ける
学習サイクルが回るように助ける
チームを好きになる
感想
普段からどうやったら良いチームになるかってのを話してて、今のチームが進む方向や、妥協すべき点を常に議論してるので、Chimoさんの話は意外とすんなり自分の中に入ってきた
やる気さえあれば組織や仕組みづくりに関与できる機会は少なからずあるので、そのときに何に注力すれば良いのかの参考になったなー
裁量が必要なところはマネージャーじゃないとできないけど、それ以外は一開発者でも明日から実践できることですよね、頑張ろう俺
日常にどう活かすか
石森さんのキーノートでも思ったけど、常にビジョンは共有し続けたい。1回言ったから終わりじゃなくて、何度も何度も伝える。普段の業務に追われて盲目になっちゃうからね
情報の可視化や学習サイクルの醸成については、その土台作りなら何かしらできることはありそう。巷では「可視化」と「見える化」は能動的か受動的かで違うらしいので、見える化を図りたい
勇気あるリーダーシップ:複数ベンダーとの連携を成功に導くプロダクトマネジメント
スピーカー
えんまささん
どんな話だったか
同期・非同期コミュニケーションのバランス
アサーティブな会話
決定を導く会議
感想
ステークホルダーの多いプロジェクトでどこを抑えれば良いかって勘所を心得てる印象だった
「消せない火を消してきた男」という二つ名は伊達じゃないなって感じた笑
コミュニケーションところは常日頃考えてるところなので、自分だけじゃなくてチームメンバー全員が適用可能なコミュニケーションの取り方を醸成したいってふと思った
日常にどう活かすか
ポイントポイントで自分が舵を切るシーンはあるから、えんまささんが言ってたようなことをちゃんと抑えたい
アサーティブなコミュニケーションは明日からでもできそうだけど、できるならチームでワークショップしたいなぁ。その方が練習にもなるし共通言語にもなるし
おわりに
マネージメント系の話題をたくさん聴いたなーって印象。
新しい知識よりかは発表者のありったけの経験から導かれた哲学を学ばせてもらった感じ。
技術的にも経験的にも、力が…欲しい…!!
そして来年は絶対現地行こう。(OSTやりたかったし呑みに行きかった)