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ふりかえりカンファレンス参加記〜自分を知り、相手を知る〜
名言集
カンファレンス中に印象的だった言葉がいくつかあるのでそれだけでも先に言わせてくれぇ!
けんけんかんかん
認知の4点セット「意見・経験・感情・価値観」の略。
語感が良くて覚えやすい。
初出はここ。
カンファレンスが終わる頃には合言葉のように言ってる人が多かった。
何番煎じだろうが私はまだ煎じてない
いやーシビレましたね。。。
スクラムガイドを読んで気づいたことを発表することそれ自体は確かに沢山の人がやってるかもしれませんが、みんなそれぞれ気づく点が異なったり得られる洞察が違かったりするので、誰がやっても何回やっても違った学びが生まれて良いんですよね。
ケモノはいてもノケモノはいない
かとうさんの『猫にコネクト・猫の身になってふりかえってみる』からTakiさんの『「もやもや」を開きあうふり返りによって、組織に生まれる変化とは』で出てきたKMQT(Keep, Moyamoya, Question, Try)の紹介に繋がり見事なケモノつながり?のふりかえりをしていた際にえーちゃんさんから出たコメント。
カンファレンスのテーマである"コネクト"ともマッチする良い言葉でした。。。
(後で調べたら元ネタあったんですね、アニメ見てなくて知らんかったですw)
ここから本題。
イベント概要
ふりかえりカンファレンスなるイベントに今年も参加しました。(2回目)
前回はオンライン開催だったのですが、今年はオンライン・オンサイトのハイブリット開催。
自分は現地会場であるフィードフォースさんのオフィスに行きました。
↑スケジュールはこちら。
オンライン組はセッションの聴講、オンサイト組はひらすらOSTというタイムテーブルでした。
5時間くらいぶっ続けでOSTをしていたので、最後の方はもうみんなぐったりしてましたねw
でも疲労感のある顔じゃなくて、気付きと学びから得られた何かにどこか満足しているような、そんな様子でした。
キーノート
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ありたい姿を実現するために、リフレクションによって己を知り、対話によって相手を知り、共創に向かっていく。というお話でした。
とにかく新しい知識がたくさん出てきて、その場でそれぞれの言葉を関連付けるのが難しかったです。。。
後でスライド見返して、復習する!
お話を聞く中で自分にとって最も大事だと思ったのは、ビジョンを語ることです。
例えばなにか提案するときに単に方針を示すのではなく、自分が何を実現したくて、それがなぜ重要で、重要だと思ったきっかけになる出来事はなにで…、だからこうして欲しいんです!と伝える。
単に合理的な策を提示するのではなく、共感を得られるように語ることで相手に自分事として捉えてもらうのが大事。
あとメタ認知の4点セット、通称「けんけんかんかん」フレームワークもわかりやすくてすっと理解できた。
リフレクションするうえで「意見・経験・感情・価値観」という観点を持っておくと意見の裏側にある価値観をメタ認知することができるので、意見が異なるときも単にAvsBみたいな構図になりにくい。
これを説明するときは熊平さんのスライドで紹介されていた犬の例を絶対に紹介したい!
まじであれがわかりやすかった。
(miroのこの辺にスライドがある)
OST
まずテーマの数。
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ふりかえりだけでこんなにトークテーマが出てくるのすごくないですか!?
他のカンファレンスにも負けないくらい、参加者の熱量が高いのが伝わる…はず!
OSTではとにかく議論しあって1つのブログでは収まりきらないくらい学びを得たので、とりあえず自分がメモしていたことだけをここでは書き留めようと思います笑
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新しいチームに参画したばかりのタイミングで「この組織・プロダクトの説明をしてください」とメンバーに訊くとみんな答えが違って面白いという話がえわさんからありました。長らく同じメンバーで働いていて同じ経験をしていても、そこから受け取る感情や構築した価値観が違うから意見も違ってくるんだなぁと、納得。それを端的な質問でズバッと拾えるえわさんがすごい。。。
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セッションを聞いて学びを持ち帰ったあとにできる最初に一歩として、書籍にあたるなどインプットをする→リフレクションなど自分個人でできることを試す→ビジョンを共有するなどチームでできることを導入する
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感情派 vs 論理派という構図ではない。腹落ちするために感情と情報の両方が必要で、それを欲する割合や順番が違うだけ。
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今までのやり方が染み付いている場合は、新しいやり方での小さい成功体験を作ってあげるとふりかえりがスムーズに行くかも。
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ふりかえりし始めた段階では報告会や反省会になるのは良くて、ファシリテーターがうまく深堀りをしてあげるのが大事。
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焚き火ふりかえり。このジワ〜っとみんなが話し出していつの間にかほっこりとするのが良いんですよねぇ。。場作りとして強力だとは思いつつ、時間やアジェンダ、成果などを求めるタイプの人には説明が難しいなぁ。でも自分は好きだしこういうメンツならうまくいくだろうなって想像はつく。
イベント全体をふりかえる
単に知識を得た喜びもあるけれど、参加者の価値観や感情の部分をたくさん聞けて、なるほどそういう受け取り方をするのか、それって自分だけじゃなかったんだ、とたくさんの人の考え方を覗けたのがとても良い体験でした。
普段こういう会話ってなかなかしづらい(というか、私はしたいけど気を許せる相手じゃないとできない)けど、けんけんかんかんのフレームワークという共通言語が橋渡しとなっていつもよりもみんな話しやすい状態だったのかなと思いました。
来年もまた参加したい!