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春季キャンプ終了!選手・監督のコメントで今年の阪神キャンプを振り返る!

こんにちは!かったーです!

あっという間に2月が終了し、それに伴いプロ野球の春季キャンプも終了しました。

私としてもファンである阪神タイガースを中心にキャンプ情報を追ってきた1ヶ月だったので、かなりあっという間に過ぎた感覚です。

今回は阪神キャンプ終了に合わせて選手や監督の皆さんがいろんなコメントを残しているので、それを引用しながら個人的な感想を交えて1ヶ月の阪神キャンプを振り返っていきたいと思います。


春季キャンプ期間中にいろんな選手の様子を記事にまとめているので、そちらの方も是非ご覧ください!


矢野監督

今年の春季キャンプは矢野監督の今シーズン限りでの退任発表から始まりました。

1日1日を噛み締めながらキャンプを過ごすために、この時期を選んで矢野監督は発表したはずです。

現在でも賛否両論巻き起こっていますが、私個人としては矢野監督が作ってきたチームの雰囲気がとても大好きなので、どんな結末になっても応援し続けたいなあと思っています。

そんな矢野監督の一問一答を一部引用していきたいと思います。

ーーどんな強化ができた
「1年目からチームが強くなる段階で、競争が激しくなるのが必要だと思っていた。もっと激化する競争にしたかったんですけど。結果として今出なかったことは、オープン戦、シーズンの中でまた競争を作っていって、その成果が出ると信じてやっていきます」

もっと激化する競争にしたかったというのは、ファン目線でも感じたところです。

先発・中継ぎ・二遊間・両翼・正捕手などいろんな争いが阪神にはありますが、その中で期待感を持たせてくれた選手が少なかった印象です。

まだ開幕まで1ヶ月残されているので、さらに激しい争いが展開され期待感の持てる選手がたくさん出てくることを期待しています。


ーー開幕投手に近い投手は 
「そればっかり毎日聞かれますけど(笑)。楽しみにしていてもらっていいんじゃないですか(笑)。今ここで言うこともいいかもしれませんが、僕としては皆さんに楽しみにしてもらえればいいなと思います」
ーー大山、佐藤輝の4番争いは

「悠輔もいい形で打っているのが続いています。輝の方が結果が出ている現状になっているのかなと思います」

”開幕投手・4番打者”といえば野球の中で華があり、我々ファンやマスコミの方たちは気になってしまうと思います。

ですが現場の首脳陣たちにとっては、ここよりももっと優先的に考えないといけないことがあるんだろうなあというのが伝わってきます。

個人的にも開幕投手が青柳晃洋選手だろうが秋山拓巳選手であろうが大差はないと思います。
(もちろんペナントレースの当面の日程を考えてベストな順番を考えることは当然大事だとは思っています。それでも他に優先順位の高いことがあるんだろうなあという話です。)


ーー投打のMVPは 
「野手は嘉男かな。最年長でありながら、フルメニューをやって、結果も」

ーー糸井は予祝の胴上げも 「3年間の手応えを感じますし、嘉男に言えるのは、嘉男しかない世界観というのが、本当にチーム全員が受け入れているんで。これからも嘉男らしく、みんなで苦しいからこそ楽しみながらというシーズンにしたいと思います」

恒例のMVPに野手から糸井嘉男選手が選ばれました。

チーム最年長でありながら若い選手と混じって、熱心に取り組む姿が我々ファンにもかなり伝わってきました。

実戦でも出場した試合では毎試合ヒットを放つなど素晴らしいアピールをしています。

他の外野手との兼ね合い次第では開幕スタメンもあり得ると思わせてくれています。

与えられた場面で仕事をしてくれる糸井選手を楽しみにしています。


ーー投手の方では 
「新人の中で桐敷は使えるんじゃないかなというメドは立ったと思いますし、でもずっと安定して良かったのは晋太郎かなと思います」

ーー去年は藤浪に開幕任せた。
「晋太郎にした時も伸びしろというか、そういうものがどこまであるんだろうという期待を描きながら開幕投手に指名した。晋太郎が躍動する姿を今季、しっかり見ていきたいと思います」

MVPに投手からは藤浪晋太郎選手が選ばれています。

このキャンプでの藤浪選手は実戦登板で復活を予感させる素晴らしい投球を見せています。

熾烈なローテ6番手争いの中で1番目立ったのは藤浪選手でしょう。

矢野監督からもずっと安定して良かったと評価されているので、さらに復活への期待感が高まっています。

個人的に初めてユニフォームを買った選手が藤浪選手なので復活する姿を本当に楽しみにしています。


ーー開幕までの確認は 
「今までは調整の中で若い選手を使いながらというのもありますけど、こう戦っていくということをやっていきたいです。ファームで頑張っている選手もこっちに呼びながら、前川も見たいですし、井上広大も見たいし、見たい選手はこっちに上げながら、また競争を激化してやっていくオープン戦になると思います」

ペナントレース開幕が近づいているので、今後のオープン戦では主力選手が多く登場し、アピールをしたい若手選手にとってはチャンスが少なくなるでしょう。

その中で2軍キャンプで頑張っている選手にもチャンスを与えていくようです。

高卒ルーキーの前川右京選手や阪神ファンからの期待値も高い井上広大選手などいろんな選手が控えています。

コロナの影響で入れ替えがどのタイミングでできるようになるかは分かりませんが、2軍のキャンプの選手も含めた激しいサバイバルを期待しています。



佐藤輝明

-藤井康コーチと取り組んだこと 
「やっぱり今まで感覚に頼っていたところが多かったんですけど、理論できちっと、しっかり頭で理解して振るということをこの1カ月間やってきたので、波が少なくなった」

-今、打撃で一番意識していること 
「しっかり軸で立つということは意識していますね。やっぱり去年とは構えから違うし、そういうところは変わってきているかなと思います」

今キャンプでの佐藤輝明選手は自分の課題と真剣に向き合い、自分にあった形を作ろうとしているように感じられました。

新しく加入した藤井康雄1・2軍巡回打撃コーチから理論を教わり、理解した上でバットを振ることを意識していたようで、その甲斐あってかここまでの実戦ではボールを見極めながら、広角にヒットを打ち分ける姿が見受けられました。

長打力に関しては昨年証明済なので、ボール球に手を出さないようになれば三振が自ずと減り、打撃成績も勝手に良くなっていくと思います。

それを我々ファンにも予感させる良いキャンプが送れたのではないでしょうか。


大山悠輔

「その(4番についての)質問待ってました。4番どうこう言われるじゃないですか。どっちでもええやん、試合に勝てばええやん(という思い)。これ、絶対に書いてくださいよ!」

大山悠輔選手がここまで自分の気持ちを報道陣に発信したのはかなり珍しいことだと思います。

それだけ大山選手にとって打順よりも佐藤選手とともにチームを引っ張ることを最優先に考えているということでしょう。

本職のサードだけでなくファーストやレフトでもノックを受けているのはチームにとってそれがプラスになると大山選手も納得しているからだと思います。


2年連続20本塁打を放ちながら風当たりが強いなあと感じることがファンやマスコミの発言から感じられることも多少あります。

それでも今の阪神では間違いなく中心選手で、大山選手の活躍なしに優勝は無理でしょう。

大山選手と佐藤選手どちらが4番を打つかはそれほど大きな問題ではなく、2人の左右の大砲が年間通して活躍できるかどうかが非常に大切なんだと思います。


「(開幕まで)1カ月あるではなく、1カ月しかないと思って一日一日、一球一球、それくらいの気持ちで時間を無駄にしないように準備したい。レベルアップしながら、しっかり調整しながらやりたい」

レベルアップと調整を重ねて開幕時点で最高の姿を見せてくれるでしょう。

期待しています。


坂本誠志郎

「(立場的に)発言の機会は増えたけど、自分が思っていたことは変わらない。チームがいい方向にいくきっかけを作れればと。僕も含め、もっとガツガツいかないと。そういう雰囲気が出て競争が生まれればチーム力が上がる」

キャプテンとなって初めて迎えた春季キャンプということで、坂本誠志郎選手がどんな姿を見せてくれるのかには個人的に注目していました。

実戦後に選手同士で意見交換の場を作るなどキャプテンとしてチームをより良くする姿勢が見て取れ、キャプテンに選手間で選ばれたのも納得です。

選手としても梅野隆太郎選手との正捕手争いの中で、実戦で本塁打を放つなどある程度のアピールができています。

肩の違和感で試合に出ていなかった梅野選手が今後は試合に出場してくると思うので、より激しい争いが展開されるはずです。


梅野隆太郎

「連係などの方がこれから大切になってくる。練習の練習にならないように実戦でトライしているし、本当にいい形でキャンプを終えられた」
「この1カ月の間でも多少肩の違和感がありながらも最後はしっかり復帰できた」

キャンプ序盤に右肩の違和感を覚え、捕手としての実戦出場を控えていたものの、最後には復帰できたので、ひとまず良い形でキャンプをしめくくれたということでしょう。

先ほど坂本選手のところでも書きましたが、正捕手争いが今後さらに激しくなっていくはずです。

もちろん過去の実績から梅野選手が順調に調整を重ねれば正捕手なのはまちがいないでしょう。

それでもキャプテンになってチームの中心的存在になっている坂本選手がいるので、うかうかはしていられないでしょう。

この2人の競争でよりチームがレベルアップすることを望んでいます。


近本光司

近本光司選手は選手会長であり、矢野監督から唯一レギュラーと認められている選手です。

このキャンプではあまり目立つことはなかった印象ですが、信頼されている選手なので全く心配することはないでしょう。

「若い子も増えてきて、全体的に楽しくできていますけど、まだまだ楽しくできますし、まだまだ声も出ますし、もっと最高のチームにできるように、シーズン途中でもいいチームにできるようにやっていきます」

チームの中心選手としての自覚が伝わるコメントを残しており、近本選手自身の成績以外のところでも貢献してくれそうです。

キャンプの締めの挨拶で「チームは昨年から黄金期に入り」と発言していたことがかなり印象的で、本当にかっこいい選手だなあと感じました。

昨年のゲーム差なしの2位が黄金期の始まりだったと後から語られるようなチーム成績を、近本選手を中心に積み上げ続けてもらいたいですね。


藤浪晋太郎

「バランス良く投げられたことがいいですし、結果としてアピールもできたことがよかった。そういう意味で評価していただいた点でもいいキャンプだった」

「矢野さんが辞める辞めないもありますけど、個人的にいいシーズンにしたい。10年目というのは特に意識することはないですけど、先発として長いイニングを投げて、きょうの岩崎さんも(練習開始前の円陣で)言っていましたが、100点ですと言えるようなシーズンにしたい」

矢野監督からキャンプMVPに選ばれた藤浪晋太郎選手はかなり手応えを感じているのがコメントから伝わってきます。

先発として長いイニングを投げたいというコメントはキャンプ前から言っていた記憶があり、その時は申し訳ないのですが「100%信じてるよ!」という感じではありませんでした。

私だけでなく多くの阪神ファンの方がそう思っていたんじゃないかなあと思います。

その前評判を覆すかのように実戦で素晴らしい投球を見せています。

ペナントレース開幕前なのでまだまだ活躍できるかは分かりませんが、少なくとも期待感を持てるレベルにはなっていると言えるでしょう。

10年目の復活を期待しています!


糸井嘉男

「うれしい。ただ、僕も若い子らと一緒にやることによって、体が動いたし、もっと若い子らはしんどいことをやっている。逆に僕からしたら、みんなの方がMVPです。まあ頑張れたので、(勝負は)これからですね」

「この年になって、ほぼフルメニューできたというのは自分自身には“歯向かっている”」

矢野監督から野手のキャンプMVPに選ばれたのが糸井嘉男選手です。

7月に41歳を迎えるチーム最年長でありながら、このキャンプでは若い選手と一緒にフルメニューをこなしていました。

一塁で特守に励むなど精力的に動いていただけでなく、キャンプ最初の実戦から出場しヒットを打ち続けました。

持ち前の明るさでチームを盛り上げている姿も見受けられ、最年長でありながらチームに溶け込んでいるのが伝わってきます。


レフトのレギュラー本命とされていたロハス選手が思うようなアピールができていない中で、糸井選手を含めた他の外野手たちに期待する声が大きくなっています。

代打で終わるつもりは糸井選手自身もないと思うので、キャンプでのアピールだけでなくオープン戦でもアピールしてくれるはずです。



最後に

ここまで矢野監督・主な選手のコメントをまとめてきました。

私はこのキャンプを通して阪神タイガースのチームワークの良さを本当に感じました。

チームの一体感・同じ方向を選手たちが向いてることが伝わってきました。

矢野監督が作り上げたこの素晴らしいチームを応援できることに感謝しながら、矢野監督ラストイヤーを見届けたいと思います。



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ありがとうございました。

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