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【4/12対中日1回戦●】スタメン大幅変更もソロHRの1点のみ…。湯浅踏ん張りきれず逆転負け…。
こんにちは!かったーです!
阪神タイガース、引き分け挟んで4連敗です。
”バンテリンドーム・大野雄大・阪神打線絶不調”という条件が揃っていたので、この試合に関しては仕方ないかなあと試合前から思ってはいました。
とはいえ開幕から1勝しかしてないチームにとってはあまりにも重すぎる負けとなってしまいました。
ただこれまでの試合と違ってスタメンを大幅に変更しており、どん底状態から脱出するためにいろんな可能性を模索し始めたのは一ファンとして非常に嬉しかったです。
打順に関しては後ほど私の感想を書いていくので是非読んでいってください。
スコア・責任投手・本塁打
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スタメン
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野手成績
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投手成績
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気になった選手
西勇輝
先週今シーズン唯一の勝利に導いた西勇輝選手がこの日の先発でした。
前回登板はチームを勝利に導く快投で”エース西勇輝”の復活を予感させる完封を見せてくれました。
この日の登板内容は7回 108球 被安打7 奪三振4 与四死球2 無失点と毎回ランナーを背負いながらも得点を与えずに試合を作ってくれました。
特に印象的だったのが5回裏で1アウト後大島洋平選手にツーベースを浴び、得点圏にランナーを背負います。
岡林勇希選手を打ち取り2アウトとすると続く鵜飼航丞選手の場面で、西・坂本バッテリーのサイン交換が上手くいきません。
西選手が坂本選手を呼ぶような形でマウンドに集まり、じっくりと会話を挟んでフルカウントからの決め球に何を投げるかを決めます。
結果インハイに速球を投げ込み見事に詰まらせファーストフライとし、このピンチを凌ぎます。
打球が上がった瞬間の西選手の雄叫びが印象的で「絶対に先制点はやらない!!」という気迫が伝わってきて非常にカッコよかったです。
勝ち投手の権利を持った状態でマウンドを降りますが、8回裏に湯浅京己選手が逆転を許しチームも西選手も勝ち星を失います。
ただ逆転を許した湯浅選手に西選手がベンチで声を掛ける姿が見られ、投手陣のリーダーとして行動していたのも印象的でした。
ここまで3試合に登板して防御率0.40と圧巻の成績を残している西選手の投球に報いるためにも野手陣の奮起が待たれます。
佐藤輝明
この日は今シーズン初めて”サード”でスタメン出場し、チーム唯一の得点となるライトへの3号ソロを放ちました。
相手のミスで出塁したランナーをこちらの走塁ミスで失うという非常に嫌な流れの直後に飛び出したホームランで大野雄大選手の失投を見逃しませんでした。
ランナーがいなくなってホッとした隙をつく一撃で大野選手にとってもダメージの大きいホームランだったと思います。
このホームランに関して佐藤選手は
「どんないいピッチャーでも甘い球は来ると思うので、積極的に行こうと思って打席に入り、甘い球を1球で仕留めることができて良かった」
とコメントしています。
4試合連続1得点以下で4月5日の1回裏以来1イニング複数得点がない深刻な得点力不足に陥っている阪神打線。
長打が見込める佐藤選手・大山悠輔選手にランナーを置いた状態で回して2人に頑張ってもらう他ないのが現状です。
なんとかこの得点力不足を解消するために佐藤選手にはもっと活躍してもらいたいです。
湯浅京己
歴史的なペースで負けが込んでいる阪神において数少ない明るい材料となっている湯浅京己選手がこの日は逆転を許し負け投手となってしまいます。
西勇輝選手の後を受けて8回裏にマウンドに上がると先頭の鵜飼航丞選手から空振り三振を奪います。
高めのストレートと低めのフォークで三球三振を奪ったので「今日もいけそうだな」と感じていましたが、そうもいきません。
続くビシエド選手にツーベース、阿部寿樹選手に同点のタイムリー、木下拓哉選手の打席で暴投・四球を与えピンチを広げると石川昂弥選手に逆転のタイムリーを浴びて降板します。
暴投が無ければ前進守備になっておらず石川選手の打球もショートが取れていたかもしれません。このように勿体無いところもありましたが、投球で気になったのは打たれたヒットが全てフォークだったことです。
この日の湯浅選手はいつも以上にフォークを多投し、落ち切らなかった甘いボールをヒットされていた印象です。
ストレートの精度があまり高くないと坂本誠志郎選手が判断したのかもしれませんが、直球で押し切るらしい投球は見られずファンの立場からすると悔いが残る投球でした。
またケラー選手の代わりに矢野監督が新ストッパーとして湯浅選手の名前を挙げていたこともあり、8回裏に湯浅選手を起用したことに批判が一部で巻き起こっています。
確かに矢野監督のコメントを考えると1点リードの場面では”8回岩崎・9回湯浅”で締めくくるものだと皆が思うでしょう。
ただこれまでの湯浅選手と岩崎選手の起用法を振り返ると「完全に8回・9回を固定するのではなく対戦相手や状況に応じて2人を使い分けている」ように感じます。
例えば4月10日の広島戦では1点ビハインドの場面で”下位打線・右打者”が多い8回に湯浅選手、”上位打線・左打者”が多い9回に岩崎選手がマウンドに上がっています。
そしてこの日も右打者が5人続く3番からの打順だった8回裏に湯浅選手がマウンドに上がっています。
ゼロで抑えていれば、9回裏に岩崎選手がマウンドに上がっていたはずです。
(8番京田陽太選手・1番大島洋平選手・2番岡林勇希選手は左打者)
湯浅選手・岩崎選手に対して起用法は場合によって変わることを伝えているのであれば、結果的に失点してしまっただけで継投ミスとは言えないんじゃないかなあと私は思っています。
また「いくら右打者でもクリーンアップ相手なんだから経験豊富な岩崎選手の方が良かった!」という意見もありそうです。
この選択も間違いではないでしょう。
ようはチーム内でのコミュニケーションがちゃんと出来ていたのであれば、8回裏は湯浅選手でも岩崎選手でも理由があるので、どちらが投げても問題ない選択であとは矢野監督が何を優先させるか次第だと思います。
なので「結果的に失点しただけで批判されるべき継投ではないだろう」というのが私の感想です。
岩貞祐太
湯浅選手が逆転を許した直後に岩貞祐太選手が3番手としてマウンドに上がります。
4月9日に1軍登録されるとその日の広島戦では1回を無失点に抑えています。
この日は京田陽太選手をピッチャーゴロ・代打平田良介選手をライトフライに打ち取り自分の役割をしっかりとこなしてくれました。
印象的だったのは投じた5球全てがスライダーで右打者の平田選手にはインサイドを徹底的に攻めていました。
昨年はスライダーの被打率が高く、ピリッとしない登板が多く期待を裏切る形となっていました。
ここまではスライダーで打ち取ることができているので、より大事な場面での起用も今後増えてきそうです。
気になったポイント
打順
以前の試合振り返り記事でも書きましたが、ここまで負けが込んでしまうとスタメンや選手を固定し続けて復調を待つのではなく、積極的に打順をいじっていろんな可能性を模索して欲しいと思っていました。
そんな中この試合で阪神は大幅にスタメンを変更して試合に臨みました。
その打順がこちらです↓
① 右 島田海吏
② 二 山本泰寛
③ 中 近本光司
④ 三 佐藤輝明
⑤ 一 大山悠輔
⑥ 遊 中野拓夢
⑦ 左 豊田寛
⑧ 捕 坂本誠志郎
⑨ 投手
この打順を見た最初の感想は「大野雄大が相手なのに糸原外すのか」です。
今シーズンはなかなか打撃の調子が上がってこない糸原選手ですが、速球派の投手には比較的強く、昨年の大野選手との対戦成績は9打数5安打とかなり打ち込んでいます。
とはいえ糸原選手の最近の状態はあまりにも悪いので、一度外す決断はあって当然だとは感じました。
その他では2番に山本泰寛選手を起用した点が気になりました。
正直打力で期待感が持てる選手ではないので、比較的好調な近本光司選手・佐藤輝明選手・大山悠輔選手の前に置くには荷が重いなあと感じていました。
おそらくこの打順のイメージとしては1番の島田海吏選手が出塁し、脚と山本選手の小技で進めてクリーンアップで返してもらうイメージでしょう。
これまで1番多く組んできた”1番近本・2番中野”のイメージと同じイメージで組んでると思うので、これでは厳しい言い方をすると劣化版にしかならない印象です。
なのでもっと大胆に打順のイメージを変えても良いのかなあと個人的には思っています。
例えば”1番近本・2番糸井・3番佐藤・4番大山”のように繋ぎ役の選手を飛ばして好調な選手を1つずつ詰めるようなイメージチェンジも面白そうです。
結果的にソロホームランでの1点のみと打順変更は不発に終わりましたが、いろんな選手の可能性に賭けて打順を組んでくれたのはファンとしては非常に嬉しかったです。
2軍の状況などを考えると今1軍にいる選手でなんとかしないといけないので、いろんなイメージの打順を組んで現状打破できるものを見つけてもらいたいです。
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ありがとうございました。