チームのためにフル回転している”一平ちゃん”の登板機会を振り返る!
こんにちは!かったーです!
阪神タイガースは開幕してから波に乗り切れないまま、26試合を消化し5勝20敗1分と苦しんでいます。
阪神ファンとしては試合を追いかけるのが辛い日々が続いていますが、勝敗だけに捉われずにポジ要素を探してみると意外に沢山存在します。
その1つが小川一平選手の活躍です。
大卒3年目と若い選手ではありますが、チーム事情でいろんな役回りをこなしており、その中で好投を見せています。
そこで今回は小川一平選手のこれまでの登板機会を振り返っていきたいと思います。
先発に中継ぎにいろんな役割で奮闘している”一平ちゃん”の活躍を知ってもらえれば幸いです。
成績・プロフィールはこちらを参照しています↓
プロフィール
小川一平(おがわ いっぺい)
ポジション:投手
投打:右投右打
身長:183cm
体重:82kg
生年月日:1997年6月3日
経歴:横須賀工高→東海大九州キャンパス
ドラフト:2019年ドラフト6位
2020年1軍成績
防御率:4.71
登板:21
先発:0
勝利:0
敗戦:0
ホールド:0
投球回:21
奪三振率:7.71
与四球:13
被打率:.333
K/BB:1.38
WHIP:1.95
2021年1軍成績
防御率:2.95
登板:19
先発:0
勝利:1
敗戦:0
ホールド:2
投球回:21.1
奪三振率:8.02
与四球:7
被打率:.205
K/BB:2.71
WHIP:1.03
2022年1軍成績(4月25日時点)
防御率:4.38
登板:6
先発:4
勝利:0
敗戦:2
ホールド:0
投球回:24.2
奪三振率:8.03
与四球:9
被打率:.188
K/BB:2.44
WHIP:1.01
1年目と2年目は中継ぎでの登板しかなく、特に2年目の昨年は8月以降及川雅貴選手らとともに勝ちパターンに繋ぐ重要な役回りをこなしていました。
更なる飛躍を目指す今シーズン、キャンプ期間中はスアレス選手の抜けた中継ぎ陣の勝ちパターン入りを期待されていましたが、ガンケル選手が腰の張りで離脱したため先発調整を命じられます。
結果的に開幕ローテ入りを果たして、先発投手として今シーズンの開幕を迎えます。
2試合先発したところで、ガンケル選手・青柳晃洋選手が先発に合流する目処が立ったので、手薄になっていた中継ぎに転向します。
中継ぎとして2試合に登板した後、伊藤将司選手・藤浪晋太郎選手がコロナ陽性で急遽離脱してしまったので、再度先発に転向して現在に至ります。
ここまでざっくりと小川選手の今シーズンを振り返ってきましたが、次は全6登板の登板内容を振り返っていきたいと思います。
小川一平の全6登板を振り返る
3/26 対ヤクルト2回戦(先発)
5.2回 107球 被安打4 被本塁打0 奪三振6 与四死球3 失点4
今季初登板は開幕2戦目でした。
オープン戦で好投していたので、初登板ではあったものの期待感を持って観戦していたことを覚えています。
その期待通り5回までは1安打に抑えますが、6回に入って捕まり”3巡目・100球”の難しさを感じた登板でした。
4/2 対巨人2回戦(先発)
4.1回 71球 被安打5 被本塁打3 奪三振3 与四球2 失点5
2試合目の登板は東京ドームでの巨人戦で、前回登板よりも球が走っておらず2点のリードをたった5球で追いつかれるなどほろ苦い登板となりました。
坂本勇人選手・丸佳浩選手・ポランコ選手に本塁打を浴びていて、そのうち丸選手・ポランコ選手には初球のストレートを弾き返されており、入り方の工夫をして欲しかったなあと感じたのを覚えています。
この日の試合後矢野監督が小川選手の次回登板を明言しなかったので、中継ぎ転向が予想されていました。
4/8 対広島4回戦(中継ぎ)
1回 18球 被安打0 被本塁打0 奪三振2 与四死球2 失点0
中継ぎ転向後初めての登板は4月8日の広島戦でした。
この試合は延長12回の末、1対1で引き分けた試合で5回以降7人の中継ぎ投手たちが無失点で踏ん張ってくれました。
小川選手は6回表に4番手としてマウンドに上がり、1アウトから上本崇司選手に死球を与えるなど少し苦しみましたが、2つの三振を奪い無失点で凌いでくれました。
4/9 対広島5回戦(中継ぎ)
2回 36球 被安打3 被本塁打0 奪三振1 与四球1 失点3
この試合は先発の秋山拓巳選手が3回までに6失点と炎上し、前日に続いて中継ぎ陣に負担がかかった試合で、小川選手も連投・回またぎとタフな役回りをこなしました。
6回に4番手としてマウンドに上がると前日の疲れが残っていたこともあってか広島上位打線に捕まり3失点してしまいます。
「連投だし1回で交代かなあ」と思っていたので、7回も続投した時は驚きました。
前日に延長12回を戦っていて誰かがこの負担の大きい役割をこなさないといけなかったので、先発調整をおこなっていた小川選手に白羽の矢が立ったということでしょう。
ただ今振り返るとこの日でかなりの負荷をかけてしまった感は否めません。
4/13 対中日2回戦(先発)
4.2回 66球 被安打2 被本塁打0 奪三振4 与四死球2 失点0
伊藤将司選手・藤浪晋太郎選手がコロナ陽性で離脱してしまった影響で、またもや急遽先発として登板することになりました。
前回の連投・回またぎから中3日での先発だったので不安視されていましたが、結果は5回途中無失点と緊急先発としては十分なものでした。
初回こそヒットと死球でピンチを背負いましたが、2回以降は大きなピンチなく4回までノーヒットピッチングを披露します。
5回に2アウト2塁のピンチを作ったところで降板しますが、しっかりと期待に応えてくれました。
4/20 対DeNA4回戦(先発)
7回 95球 被安打2 被本塁打0 奪三振6 与四球2 失点0
先発再転向後2度目の先発は横浜スタジアムでのDeNA戦でした。
結果的に今シーズン最高の投球を見せ阪神ファンの間でも”一平ちゃん”人気が高まったように思います。
(私もこの日の投球に感化されこの記事を書くことを決めました。)
7回無失点という結果ももちろんですが、試合後のコメントに凄さを感じました。
6回まで1安打ピッチングできていた中で7回に味方のまずい守備が重なり、ノーアウト1・2塁のピンチを背負います。
この時の心境を
と振り返っています。
この開き直りの結果、牧秀悟選手を併殺打・ソト選手を歩かせて大和選手をピッチャーゴロに打ち取り見事に無失点で切り抜けます。
これだけの好投をしてくれたので、なんとか勝ちをつけたかったのですが、チームは1-0でサヨナラ負けを喫しています。
最後に
ここまで大車輪の活躍を見せていた小川一平選手ですが、4月25日に”右肘の張り”で登録抹消されてしまいました。
”先発→中継ぎ→先発”とチーム事情に振り回されてしまった影響があったのかどうかは分かりませんが、チームにとって非常に痛い離脱であることには変わりません。
小川選手のみならず投手陣の離脱が続いているため、2軍を含めて人数ギリギリの状態になっています。
12球団屈指の先発陣もここまで離脱が重なるとどうしようもありません。
離脱者の1日でも早い復帰を願っています。
また小川選手復帰時には起用法をしっかりと固めた状態で上げられるようなチーム状況になっていることを強く願っています。
(あと球団の査定担当の方は小川選手には成績以上に給料を弾んであげて欲しいです。)
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