Fujifilm X100V 完全個人主観!使用感レビュー!
近頃カメラを知り合いへの貸出しやカメラについて聞かれることが増えたので,自分なりの価値観・視点でまとめます.
カタログスペックや雑誌,レビューサイトに書かれている内容はそちらに任せて,おそらく触れられていない,個人的に気になった部分にフォーカスします.
(一般的なレビューを参考にされたい方は最後にリンクをまとめていますので,一気にスクロールしてください)
執筆のきっかけ
本記事を書くにあたり冒頭に書かせていただいたような背景があります.その中で,カメラを始めたいと興味を持ち始めた友人に「まずはこれ貸すからいろいろとってみ?」と勧める試みをしようと思い立ちました.
自分が初心者なら..という視点.具体的には「可愛らしいヴィンテージデザイン」「使いやすさ」「持ち出しやすさ」の観点から最低レベルは満たせていると公開情報からは判断に至ったのがX100Vです.(ボディ少々高いなとは思いましたが..)その後,実機購入し何回かテストをしたあとのレビューが本記事になります.
ボディ重量
478g = 500mLのペットボトル一本とほぼ同等で,これなら持ち出しやすい許容範囲.
外観デザイン
今回お貸しする方が女性だったので,ミニマルデザインが必要条件でした.本機は昔ながらのフィルムカメラデザインを比較的踏襲していてウケが良かったのでマル.
SSダイヤルのなかにISO設定窓が見えている.フィルム一眼のときにどのISO感度のフィルムか忘れないようにする仕様をそのままISO設定ダイヤルにしている.当時を連想させるセクシーポイントです.
メニュー画面がわかりにくい
ハイエンド機によく見られる機能入れすぎ混乱パターンです.このカメラの推しポイントは
1. EVFとレンジファインダをすぐ切り替えられる
2. フィルムシミュレーションを手軽に当てられる
3. モニタタッチでAFを決められる
だと思っているので,これらの微調整をさくっとしたいのに,メニューのどこにあるかが直感的にわからず,あれこれ探す手間はストレスである.個人的にカメラを長く使っていく上で大事なことの一つのが直感的に操作できることだと思うので,メーカーさんに改善を強く要望したい.
起動スピード
これはLeicaM10-D, Sony a7と比べて段違いに早い.これは本当にいい,チャンスを逃さず,素早く撮影モードにスムーズに移行できる.これは久しぶりに驚きました.
表示フォントとレイアウト
うーんこれもなんか落ち着かない.例えばSSとFの文字,SよりFが横長で若干太字?その下の数字も白地に黒文字に反転しているのはなんで?白いフレームの中に表示が色々わりこんでるんのなんで?文字を外に入れるスペースあるからそっちにいれてくれよ.笑
なーんかごちゃごちゃしてフレーミングに集中できない.
タッチモニタ
なんというか中途半端..AFタッチが有効になる時とならない時がある謎.iPhoneカメラでできていることが,当たり前にできないのは結構ストレスでビミョー.この仕上がりなら実装しない方がいいです.
オートフォーカスのスピード,正確さ
AFスピードはややもっさりしているのでスポーツや動体には向かないが,正確性は申し分ないと思う.
ただこれはスチル撮影の時の話.
動画になると急激に反応速度が落ちて,もっさりしてくる.もともと動画を撮ることに重きを置いてないからなのか,,せっかくX100Vからわざとそうしているのかは不明だが正直いまいちと感じた.フォーカス参考動画をあげているので参考にされたい.
モニタ,EVFの切り替え
チルト式で地面すれすれのような撮影も難なくこなせる.写真のような状態,つまり撮影者の体や手がファインダに近づいていも不意に切り替わるストレスがなかった.Sony a7は不意にEVFに切り替わっていたので,この切り替え精度の高さは嬉しい.
フォーカスモード切り替え
写真のようにボディの側面に物理スライダーがあるので切り替えのためにメニューを開かなくて良い.これは初心者がいろんなモードを試せるときにアクセスしやすくていいと思う.