6月の"to you"
近頃は雨が多い。公園の遊具の犬にも水が滴っている。
天気痛を感じる私にとっては最悪の季節だ。
そろそろ大学1年生が、このまま金髪でいくか入学前の黒髪に戻るか、頭を悩ませている時期だろう。コミュニティ選びで大学生活の色が変わっていく。
私が1年生の頃に大学で出会った東北出身の好青年。いわゆる飲みサーと呼ばれるところに入ったと聞いてから半年後、目を疑うほど見た目も話し方も、何もかも変わっていた。懐かしい。彼は元気にしているだろうか。
最近の私は悪天候のわりに元気に過ごしている。
休学していて人と会う機会が減った。家から一歩も出ない日もある。
友人から普段何をしているのか心配されることが今までより増えた。
”就職活動をしている”と言ってしまえば、それに尽きてしまう。
就職活動をしていると面白いことや考えさせられることも多い。
この辺の話は、就職活動が一区切りついたら書いてみようと思う。
今回のnoteでは、そんな雨嫌い就活生である私の生活を晴れやかにしてくれるコンテンツを紹介してみようと思う。元からハマっていたモノもあれば、最近になって気づいたモノまである。お手柔らかに。
①オリジナル油そば
まずは”食”から。”油そば”という文面を見ただけでお腹が空いてくる。
昼過ぎの面接に備えて、サッと作ってサッと昼飯を済ませたい。
そんな悩みを解決してくれるのがこの”オリジナル油そば”である。
袋麺を使って油そばを作る。これが意外と楽しい。
SNSでもかなり流行っているので、そもそもオリジナルではないが。
麺を茹でてお湯を切る→容器に袋麺の粉末スープ・ごま油・ラー油・生にんにくを入れる→麺と和えるだけ→お好みで卵・マヨネーズ・ネギ→完成!
見ての通り非常に簡単。そして美味い。粉末スープはしょっぱいので二人前で一袋ほどのイメージ(これでもかなり味濃いめ)。
袋麺の味(塩や味噌)によって、味も変わるから飽きない。
自分だけの調味料や食材を使ってあなたも油そばマスターに!!
②食べログ
”食”つながりで二つ目。知らない人はいないであろう食べログ。
食べるのが大好きな私にはたまらないサービス。
正直気づくのが遅すぎた。なぜ今まで使っていなかったのか。
食べログといえば飲食店の予約サービスなんてイメージの人もいるだろう。
食べログ初心者の私にとっては、そのイメージでしかなかった。
使ってみると予約サービスだけではなく、自分が実際に行った飲食店を写真とともに日記感覚で記録することができたり、「食べログマガジン」という”食”に関する連載記事が読めたりする。私が知らなかっただけだと思うが、かなり感動。
中でも興味深くて、ついつい見てしまうのが「食べログ百名店」
これは食べログ掲載店の中で、高い評価を集めた飲食店をジャンルごとに100店発表するグルメアワードである。
ジャンルはラーメン、とんかつ、焼肉、カレー、寿司、スイーツ、カフェ…
とにかく沢山ある。自分の好きなジャンルの店を制覇してみたくなる。
特に人気のラーメン部門は、TOKYO/OSAKA/EAST/WESTの4部門がある。
今年度の目標としてTOKYOのラーメン百名店を巡りたいと考えている。
訪れた店と食べた料理が可視化できるのが非常に面白い。
コレクター心をくすぐられる。”グルメ”を収集する時代になったのか。
③おかず甲子園
またしても”食”つながり。「おかず甲子園」というゲームをご存じだろうか。
選手名が全ておかず。好きなおかずでチームを組んで、育成して甲子園優勝を目指すというゲームである。「1年生から3年生の夏まで」が1ゲームになっている。
大学生になってから、あまりゲームをやらなくなった。
そんな私が久々に時間を忘れて没頭してしまうゲームを見つけてしまった。
「実況パワフルプロ野球」世代にとっては、たまらなく懐かしい。
というかパロディーと思えるような作りになっている。だから面白い。
操作が簡単で実際に試合の操作をすることはないし、あまり深く考えずにポチポチできるので丁度いい。全てがゆるくて心に安らぎをもたらしてくれる。
とはいうものの、意外と考えられていて、おかず(選手)の相性によって能力値が上がったり下がったりするのだ。
肉系の選手のミート(バッティング)の値が高いことに思わず納得してしまう。
私もチームを作っていくにあたって、牛カツや特上ロースを四番打者にしていた。
キャビア・フォアグラ・トリュフの三人がチームに揃った時は感動した。
甲子園優勝を目標に日々時間を割いている。何してるんだ就活生。本当に。
野球好きにはオススメのゲーム。
④脱出ゲーム
友人の誘いがきっかけで最近脱出ゲームに挑戦した。
脱出ゲームとは、さまざまな場所を舞台として、謎を解きながら脱出の手がかりを見つけていく体験型のアドベンチャーゲームである。
受験でやらされるペーパーテストよりもIQチックなクイズの方が得意な私は、謎解きにはかなりの自信があった。しかしやってみると簡単には進まない。
謎解き自体がかなりの難易度であることに加えて、その場に存在するアイテムや状況をうまく利用しなければ次に進めないことが非常に厄介である。
謎解きサークルに所属している友人と行った時、彼がゲームのシステムと状況を把握するのがあまりにも早くて、ただただ横で驚いているだけだった。いち早く情報を処理する能力だけでなく、柔軟な発想力や思考力、記憶力、冷静に俯瞰する能力など、クリアするにはあらゆる能力が求められる。
人間力を観察するには、30分のグループディスカッションよりも30分の謎解きの方がよっぽど適しているように思える。脱出ゲームという状況においては、一人ひとりが発表者であり、タイムキーパーであり、書記であり、司会進行であるのだから。厳密に言えば、脱出ゲームにも役割の分担は必要だと思う。
まあここに関してはただの就活生の愚痴でもあるから軽く流していこう。
就職活動からはいつ脱出できるのだろうか…レッツ脱出!
⑤ライアーゲーム
最後の一つは私の大好きな作品。
何度も繰り返し観ている作品だが、最近になってもう一度観た。
元は週刊ヤングジャンプで連載されていた漫画である。それがテレビドラマ化・映画化されたのである。主演は戸田恵梨香と松田翔太。
簡単なあらすじはこうだ。
バカ正直と言われるほど人を信じきってしまう主人公・神崎 直。ある日突然、家に届いたのは現金一億円と謎の事務局からの手紙。互いに騙し合い、金を奪い合う”ライアーゲーム”への参戦が余儀なくされる。開始早々、対戦相手から騙されてしまう直。為す術がなくなってしまった直は、天才詐欺師・秋山深一に助けを求める。そこから一緒にライアーゲームを戦い抜いていく。
という内容である。
漫画とテレビドラマでは設定やキャラクターに違いがあるようだが、テレビドラマを観てハマった私の個人的な好きポイントをいくつか紹介する。
①頭脳ゲームの種類が豊富で飽きない
②多種多様なキャラクターが面白い
③ドラマ内の音楽が非常に良い
パッと思いつくところでこの三つがある。語り始めるとキリがない。
頭脳ゲームが面白いのは言うまでもない。一見すると、どう攻略していいか分からないゲームだが、天才詐欺師・秋山深一やライバルキャラは、それぞれの方法で勝ち方や騙し方を生み出していく。あっと驚かされること間違いなし。
そしてテレビドラマで多種多様なキャラクターを演じる豪華俳優陣。
裏切り。傲慢。歓喜。各場面を演じ分ける俳優の凄さに感動。これはすごい。
ドラマ内で流れている音楽は、天才音楽プロデューサーの中田ヤスタカのものだ。
物語の中で生まれる様々な感情をここまで音楽で表現できるのは衝撃的である。
ゲームごとに話が完結しているのでドラマとしてもかなり観やすい。
映画編の二つ「エデンの園ゲーム」と「イス取りゲーム」が私のオススメである。
もっと書きたいことはあるが、長くなりすぎてしまうのでこの辺にしておこう。
ぜひ多くの人とこの興奮を分かち合いたい。
最後に
好きなモノを語ろうとすると、こんなにも文章が長くなってしまうのか。
私のハマっているモノを長々と紹介した。見ての通り、6月も元気なのである。
こんなに長く語っているのだから、その間に梅雨が過ぎればいいのになあ。
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