民主主義が死んだ日
今日、安倍晋三元総理が襲撃された。そしてお亡くなりになられた。
犯人には山上徹也41歳 元海上自衛官だそうだ。
政治的信条以外のところに不満を感じていたらしい。
それでいて刑事責任を問うような発言をしだしている。
安倍元総理とは3日前、仙台に桜井充候補の応援に来た際にご一緒に写真まで撮っていただき次に向けて頑張ってと激励をいただいた。
私が事務所に入ったころはまだ小泉純一郎氏が総理大臣。女子高生が事務所にポスターをもらいに来てたほどの人気だった。
次いで安倍総理の第一次政権(これもまた凄い支持率だった)があって、顛末をここで話すのは控えるが、福田内閣、麻生内閣と自民党のピークと急降下を20代半ばで経験した。
自分が人前で話せるようになったのは安倍元総理のおかげ。
中野正志後援会の女性支持者の会(華の会)にて、第一次政権を退陣せざるを得ない状況から、体調が回復し始め外に出る機会が出始めたころだ。
そこで急遽司会をすることになったのだ。しかも当日、会場で始まる2時間くらい前に。これが私にとっての原体験だった
当時の上司から「良い経験になるから」との言葉、同僚からの「後押し」
登場から退場までド緊張での司会。
「それでは第90代(当時)内閣総理大臣 安倍晋三 衆議院議員の登場です!」で入場された安倍元総理は今でも目に焼き付いている。
復帰されるときの総裁選も事務所一丸となって党員に電話がけ。
来仙となれば事務所総出で応援に。
自分の政治経験の中には中野正志さんのおかげで、安倍晋三元総理が大きく関わっていれたことに感謝しかない。
表題に戻り。民主主義が死んだ日。
当時安倍政権(第二次以降)では様々な問題が出るたび、重要法案が議論されるたびに安倍晋三元総理に対する罵詈雑言が飛び交った。
Twitter上でも批判ハッシュタグは引っ切り無しだ。
今回の事件で思ったのは憎悪的な言葉はアメーバのように浸食し、心を蝕み、直接あったこともない人に敵意をむけ攻撃する。
批判的な言葉は「その目的」「物事」に対してもっと良くするために使うべきであり、「個人を否定」「侮辱するものでは無い」でしょ。
あの時散々否定をしていた方々が、一転心配をしている光景をSNSで散見すると
あの日、あの時、あなたが吐き出した憎悪が、山上徹也のような人物を創りあげたんじゃないか?
そう思ってしまう。そしてこれはこれからも起こりうるかもしれない。まだ行動に移していないだけで。
安倍晋三元総理は死んだ。
まちは一斉に静かになった。
本来であれば選挙後半、候補者、政党が主義主張を有権者に示し、理解いただき判断してもらう材料を言葉で熱意をもって演説する、していいはずなのに。
声を出すことで命を落とす社会があっていいはずがない。
誰もが不平不満だって言っていい。その声を聞く、応える社会にならないといけない。
週末は静かになりそうだ。いや、これを機に声をあげる方もいると思う。
どっちにしても投票には行こう。
こんな社会を変える手段は選挙しかないんだよ。
声を出そう。
民主主義を止めるな。
時代に安心するな。
テレビを見ながら泣いていたオヤジの背中越しに映った安倍元総理は、熱弁振るうあの日の姿まんまで、どうにもこうにもやりきれない。
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