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【ロードバイク】STIレバー交換作業のやり方(ST5600→ST4600)

STIレバーの交換作業例です。
こういう話を垂れ流します。

必要工具…はまぁさておき自転車いじる時は

・ビニールテープ
・マスキングテープ
・ペンチかピンセット
・ハサミ
を手元に置いておくとなんだかんだ楽です。


では。

安価に手に入れたST4600。現在のバイクについているST5600の左が調子が悪いので交換を実施することに。

こんな作業は理想は外でやることなのだが、家族が寝静まった夜。自室で行わなくてはならないというのが趣味人の宿命。本当にこういう時にガレージとかそういうのがあれば良いのになと思う。

何せ工具って手元からよく落ちるんですよ。


作業がやりづらいとか、狭いとか、工具の置き場所がないとかオシャレじゃん?ガレージ、ガ・レージ。レェイジィィ…なんてそんなことを言っているじゃない。手元からスルッと六角レンチが落ちてしまった時のあの音。あの音は本当にやっかましい。私が寝てたら飛び起きる。だって相当うるさいから。


このタイミングで寝かしつけた我が子が起きたら、そっちに行ってこの作業現場をそのままにしなきゃいけないわけでしょ・・・考えただけでインポになる。


さて、ST5600の左を交換します。

フロントディレイラーワイヤーを外す。

ワイヤーをBB下へ抜く。

ここで、本来であれば、インナーガイドを通してワイヤーが迷子にならないようにする。

こんなん


インナーガイドが無いと出口にちゃんと出てこなくなってしまうから。ガイドをするのだ。コレミスると時間がかかるのよ。そういうことをしないでもできる手段はあるが、ここでインナーワイヤーガイドを通しておいたほうが後々楽。

はい。失敗しました。


そんな講釈を垂れる癖に見事に失敗してインナーガイドがすっぽ抜けてしまった。クヨクヨしても仕方がないので、ここは後でどうにかする。



シフターまでワイヤーを持ってきて外す。外す際はどちらのシフターでも同じだけど一番軽い方まで切り替えないとタイコ(ワイヤーの端っこの金属の分銅的なもの)が出てこないのです。


シフトワイヤー終わり


さて、バーテープを剥がします。
私はバーテープを巻くのが世界の5本指…3本指に入るほど下手くそで多分バーテープ巻いたことない人より巻くのが下手です。
こう言った交換作業をする際は必ず新品に切り替えるのが基本です。


でも、今回はキープします。新品に変えても何回も巻いたみたいな汚さになったことない人にはわからない心理でしょう。人の心は複雑です。


クランプ部下くらいまで剥がす。


ブレーキワイヤー抜きます。

キャリパーからワイヤーを外す。

頭をピンセットで摘むと楽

タイコを引っ張って外します。ピンセットがあると非常に楽です。



外したワイヤー達です。
再利用しないのが基本ですが、当然のように再利用します。自分でやる醍醐味と言いたいところですが、金がないのです。


さて、本来であればバーテープを外して、STIをクランプごと、ごそっと外さなくてはいけないのですが。

ここをマスキングテープで固定。(マスキングテープだと緩すぎる場合もあるので注意)


STIを外します。
今はどうだかわからないのですが、シマノSTIは固定部のリングは共通部品だったりするので、STI側をごそっと外してそのまま他の世代のものがハマったりします。

ので新しいSTIをそのまま嵌めます。
こうするとすごい楽なんです。

はい、ハマりました。
これでリングの位置が一緒なので、高さの調整も不要・・・STの型番近いし…

と思っていたんですが、機種が違うためか左側の方が気持ち高いような気もする。
結局微調整が入りました。人間の感覚って正確なようでいい意味でいい加減です。
良い加減だと思ったらそこで調整をやめるようにしています。


さて、こちらの部品。ケーブルアジャスターボルトです。
以前換装する際に入れるのをすっかり忘れていた部品で、ワイヤーのテンションを調整するものです。
今はこんな部品存在しないのかしら。完成車についているのかしら。
ワイヤーが緩んでくると、ディレイラーの動きが甘くなったりします。そもそも人間の手で引っ張るのだけだと張り切れません。ゆるいっす。

リア側はアジャスタバレルがあるんですけど。古いフロントディレイラーにはそういうのがない。そういうのが新しいやつにはついていた気がするんですけど。あれ結構調整が面倒なんです。
ちなみにシマノのものが1番緩みません。当時ジャグのやつはダメでした。

長くなりましたが、はさみます。

切りました

もう少し切ってもよかったような。

こんなもんかしら

アジャスターがどのあたりに来るかはあてがいながらイメージして作業します。


さて、ワイヤー達の準備もできたところで
この一連の作業で一番面倒(にしてしまった)なインナーワイヤーガイドを通す作業です。
この辺りの作業ってカーボンフレームはBB下がガバッと外せるようになってるとかそういう便利機能をつけてるので苦戦しないんですよ。

でもそれって、リアディレイラー緩めないとダメなんですよ。
・・・ね。




と、いうわけで、シフトワイヤーをケツからぶち込みます。ガイドを通す為の作業です。


ピンセットで引っ張り出します。多少は苦労しますが、磁石とかあると簡単に取り出せますので、是非やってみてください。

インナーガイドを被せて通していきます。

出た

BB下からガイドが出たのを確認したら入れてたインナーワイヤーを抜きます。
油断するとガイドが抜けたりして「・・・もう寝よう」ってなるので、ビニールテープを用意して固定すると心理的安全性を担保できます。

ガイド通す用のワイヤーを抜いたら、STIレバーに改めてワイヤーを通して。
ほいで、アウターケーブルにも通していきます。がっちゃんこです。

全部出ました。

ここまでやればほぼほぼ終わり。BB上にある穴っぽこはあっさり通せます。

シフト側はほぼ終わりました。ブレーキ側のワイヤーを処理します。

バーテープを戻します。ここが私は一番苦手です。

ワイヤーが長かったので処理します。

できた

タイムは50分。おそらく15分は余計なことをしていたり、工具がどこにあるかわかっていなかったり、お酒を探しに台所にいったりしていたので本当はもっと時間がかからない作業です。

新しい部品を付けるとやっぱり気分がいいですね。
夜遅いので走り出せないのが残念ですが、次乗るのが楽しみです。

一切調整してないけど。


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