【子育て難しいんじゃ】変わるGW。変わらない休日という言葉
今年は諸々の都合もあり合計で9日間も休みを取ることができた。
晴々とした毎日。朝起きれば子供がお父さんと声をかけてくれる。そんな夢を見ました。
あぁ休み。素晴らしい。休み。
しかし、休みとは…
お休みだからこそ出かけねばならぬと考える。
コレ実はそんなに得意ではない。
休みは、休みたいのだ。
朝もう眠く無くなるまで寝て、ご飯を食べ、家の中から暖かい日差しを浴び、掃除。コーヒーを淹れて日向ぼっこ。散歩。
平日の活力を、踏ん張りを、嫌なことを吹き飛ばしておくべくチャージをしたい。
しかし子供がいるとそうは言ってられないのだ。
キッズ達は自分でなんでもできるわけではない、飯も作れないし、お着替えの服の選択もまだまだシャバい。
極寒の地で全裸でいながら辛い理由がわかっていないなどというウイング先生の名言を毎日体現している。それじゃあ風邪ひいちゃうよって服をチョイスする。子供は心限流に入れて極めて晩年はひたすら祈るぐらいのクオリティオブライフして欲しい。
大変ではあるものの確かに子供は可愛い。手がかからなくなったらそれはそれで寂しくなるものだろう。
しかし休みは全力で休みたいのではある!
…って感じの三つ巴っていうか、私の中の私たちが矛盾に満ちた議論を始めるもんだから呼吸するだけで連休は疲れる。
どこもかしこも混んでいるとわかっている。
昔からそうだったっけ?GWはなんかやたら人が外に出る。お休みの機会はここしかないからって感じで。「いやー人がすごいですねぇ」なんて情報番組見るたびに休みのタイミングとかイベントのタイミングがずれればもっと沢山の人が楽しめて、違う情報を共有できそうもんだけどと思ったりもするんだが。
だからこそ家でのんびりまったり過ごしたいのだがキッズ達はそうはいかない。
果てしない外出への欲望。外食への渇望。でも混んでるのよ。人混みが嫌いっていうか、「待ち」がわかっているところには足を踏み入れたくないのよアタシゃ。
しかし、休日。長えぞ休日。
休日は休みたい!とは思うが、睡眠や体力的なカバーで考えると9日は長い。フルで休むとお釣りが来る。
だから。うーん。寝っぱなしは良くないなぁとも思う。新しい意見が入ってくる。
さらに脳内が矛盾に満ち満ちて落とし所を全力で探し合わなきゃいけないのに一つ一つが私に似て頑固なもんだから、落とし所はどこなんだろうねってGWはなんか変な疲弊をして終わるのだ。休みなのに。ダメだろソレ。
休みの日は出かけよう!
私はおバカなのでこの言葉で脳がバグる。
休憩の日なんだから…なんで出かけるねん。
でも主婦の方々はお休みがない。お休みの日がない。ウチは作ろうと提案しても断られる。なんでじゃ。
365日営業の過酷さは誰しもが分かるところ、年中無休の働き方が大変って言葉も結構前から出ている。子育ても同じだ、あたしは仕事に行くことでその空間にいない時間があるが、妻はそうはいかない。そして定められた休日とかいうものがないのだ。
私のカレンダーでは休日だが、妻のカレンダーは「協力者のいる日」である。そして子供のカレンダーは「下僕がいる日」となっている。
コレがGWとなれば、私のところには「大型連休」妻のところには「長期決戦」子供のところには「下僕のバーゲンセールや!!!」うむ。まろ味(彦摩呂味)が強い。
多種多様な過ごし方、多種多様な遊び方、多種多様な捉え方が日夜生まれまくり。
それに私のようなおっさんはついていけなくなるような感じではあるが、いつまで私は休日という言葉をアップデートしないのか。
いや、正しくは「休日の捉え方」というやつ。テレビを見て「なんか出かける日」というあの感覚。
別に平日休みの所で出かけても良い。GWに出かけなくても。どうしてもそこでしか時間が取れないわけではない。
作ろうとしていないだけ。GWの弱点はわかっているのだから。外して出かければええ。
自分の好きなように心穏やかに過ごせば良いのだ。そして「お休み」という言葉を自分の解釈だけで相手に押し付けてしまいがちなこと。コレに気をつけなければ。
実家へ帰り、BBQし、近所ドライブをし、ネズミの国へ行き、手巻き寿司パーティーをし、庭でキャンプもした。
最終日。子供に「楽しかったか?」と聞くと「BBQのフランクフルトが最高だった」と答える。
うむ。うちの子は真理をわかっている。結局ウインナーソーセージは万物に愛される存在っ…
じゃなくて。
もりもりと過ごしたが、出社して1番に「ゆっくり休めた?」という質問を受けた時とてつもない量の思考が駆け巡ったからこんなことを文字に起こしている。
「楽しかったですよ!」という幼稚園児のソレをまるまるコピーした返答だった自分はマジでどうかと思うけど。
ゆっくりする人もいる、遊びに出る人もいる、働いている人だっている。
それでも一言で休日なのだ。本当にややこしいと思う。
兎角、無軌道な動きに付き合ってくれた妻に感謝である。
そして全ての大人へ、長期連休お疲れ様でした。
…やっぱり、連休お疲れ様は脳がバグるなぁ。
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