ホッケーをメジャースポーツに!! その10 改めてメジャースポーツにする必要性を考える
はじめに
今回、めだたく「ホッケーをメジャースポーツに!!」その10の投稿になります。「ホッケーをメジャースポーツに!!」の投稿をきっかけに、声掛けいただいてホッケーに熱い思いを持っている方々が集う「ホッケーサミット」に参加させて頂いてます。「ホッケーサミット」では、毎回テーマを決めてスピーカのお話をお聞きし、その後情報交換・議論が行われます。
Facebookグループ「ホッケーサミット」
話題の一つとして「メジャーにする必要があるのか」もありました。その場では、素直な思いとして「ホッケーの魅力を知ってもらいたいと思います」って答えました。
が、改めてもう少し深堀してもいいかと考え、今回はその内容をまとめたいと思います。
タイトル:「ホッケーをメジャースポーツに!!」FBグループ名より
メジャースポーツの定義
これまで定義については触れてませんでした。ただ、その5でまとめた「ホッケーをメジャースポーツに!!」の策を
・競技者増
・サポータ増
の2軸で整理しました。投稿した時は定義を意識していたわけではありませんが、潜在的にはぼんやりと考えていたのかもしれません。
noteで様々な記事で勉強させて頂いてますが、私のぼんやりしていた考えを記事の一つが明確に霧を晴らしてくれました。
「見る人」×「やる人」 = メジャー度
ホッケーをメジャー度マッピング
福田ダイスケさん作成のマップにホッケーを加えてみます。
ムムム・・・。「やる人」はソフトテニスは中学校での部活が多いので、比較するとソフトテニスより少ない。「見る人」はデータでの比較は難しいですが、テレビ放映数から考えると、バドミントン・卓球よりも少ない。。
認めたくないと思いつつ、左下のポジショニングになりました。メジャー度としては、「見る人」×「やる人」の掛け算、すなわち面積なので、バランスよく広げるパターンもあれば、「見る人」もしくは「やる人」のどちらかが飛び出すパターンがあります。
メジャー度の推移 「やる人(競技者)」
今回は、「やる人(競技者)」にフォーカスしてまとめたいと思います。ここ数年の競技者の推移を調べてみました。競技者の実績データは日本ホッケー協会の事業計画報告掲載の数字を用いました。
2017年度にWeb登録になったので、2017年度以降で比較します。登録競技者は2017年度11162人から2019年度11001人に減少(減少率▲0.73%/年)。
関連情報として、登録チームは2017年度619チームから587チームに減少(減少率▲2.7%/年)しています。チーム数の方が減少率が大きい状況です。いろんな話をお聞きした情報から推測すると、11人が維持できずチーム解散・統合が先行して起っていると想像できます。
メジャー度の予測「やる人(競技者)」
今後の予測については、ものすごく乱暴ですが、日本の総人口の予測値を使ってシミュレーションしました。
2040年には ”競技者数5165人”
現状の半分以下になる衝撃的な人数がでてしまいました。ホッケー競技者数が2017年度から2019年度の減少率▲0.73%/年、日本の総人口の減少率は▲0.22%/年で、残念ながらホッケー競技者数の減少の方が早いスピードになっています。日本の総人口減の予測に、この2年の競技者減のスピードを加味して算出すると先ほどの数字になります。
ちなみに、減少スピードを日本の総人口の減少率にあてはめると2040年には ”競技者数9489人”と算出されます。
乱暴なシミュレーションではありますが、ここ数年で登録競技者数が減っている、そして日本の総人口が減少・少子高齢化というのは事実です。
スピード感、競技中のスティックがぶつかる音・ゴール音など、魅力があるホッケーが日本において競技者減で衰退していくのは嫌です。
改めて、「やる人(競技者)」の観点から、「やる人(競技者)」の増=「ホッケーをメジャースポーツに!!」の必要性を認識しました。
今後
「見る人(サポータ)」の増についても、何らかの数字を見つけれたら現状認識、予測をしてみたいと思います。
「やる人(競技者)」の増については、具体的なデータをみて危機感が高まりました。有識者の皆さんのお話をお聞きしつつ、考えていきたいと思います。
■お願い
知識・情報不足で相変わらず、的外れなことを書いているかもしれませんが、何かありましたらご指摘・コメントください。
連絡先 <mail: katsut.u2@gmail.com>