太田雄貴さんって何者?
東京オリンピック閉会式を観ていて、「IOC選手委員選挙で太田雄貴さんが選出されました!」
この前日本フェンシグ協会の会長を退任したばっかりだよな・・・何者なんだろう?
ざっくり知識として、フェンシングで日本初のオリンピックメダリスト、その後も選手として活躍。東京オリンピックのプレゼンターの一人として招致に尽力、日本フェンシング協会の会長、そして退任。協会会長の時には、フェンシングの見せ方等で話題性・知名度アップ、観客増に実現。先進技術の活用等幅広い取り組み。
あまり知られてないかもしれませんが、私の勤務先とはこんな関係もありましたw
そのくらいの情報くらいしか知りませんでしたが、先日の会長退任時、後任が武井壮さんってことで興味を持ちました。
改めて、ウィキペディア等で調べてみて思ったこと。
⒈ 日本フェンシング協会 会長になぜなれたのか?そして、様々な改革ができたのか?
2. アジアフェンシング連合アスリート委員会 委員長、国際フェンシング連盟 副会長になぜなれたのか?
当事者・関係者でもないし、理由も複合的なものだと思うので、あくまで私個人の仮説でしかけど、方針や行動を追いかけると見えてくるものがあった。ありきたりの表現になるが、
「前例に縛られない幅広い目線での積極的な発信・行動」
ってことだと思う。
●フェンシング界、スポーツ界に閉じない意見、人材の採用
→総じて競技のOB/OG頼みの体制で前例主義になりがちな協会運営を、マーケティング・PR戦略等で民間の発想・人材を取り込み・実行。
今回、武井壮さんに声をかけたのも、その考えに基づいたものかと想定。
●日本だけでなく世界での活動
→日本全体の課題かもしれないが、国内での活動のみに興味が集中して、グローバルでの活動をしないことが往々としてあるが、太田さんはアジアフェンシング連合、国際フェンシング連盟での活動も積極的に参画。
単に取り組むだけではなく、要職も歴任してきているのは支持され、影響力があったと想定。
●選手・現場目線での改善
→アジアフェンシング連合、今回のIOCで選手からの投票で選定されている。今回の東京オリンピックにおいても選手村からの情報発信も多いことから、現場目線・選手目線での意見を吸収し取り入れることに長けていると想定。話題になっているこのレポートは秀逸w
もう一点。フェンシング日本代表の選出条件に民間英語試験「GTEC」でのレベルA2クリアを独自に追加。これは選手としての世界での活躍ってことが主目的だと思うが、選手のセカンドキャリア、デュアルキャリアを見据えての対応だと推測。この点も長い期間で考えるとで、重要度の高い選手目線!
●実績と改革のポジティブスパイラル
→素晴らしい考えを持っているだけでは実現していきません。太田さんの場合、オリンピックでメダル獲得という選手としての実績、改革により観戦者増、今回エペ団体で金メダルという、会長等としての実績をあげ、ポジティブなスパイラルが回り、そのスパイラルが成長する。
順調といえば一言で終わっちゃいますが、ポジティブスパイラルを回すには、相当の覚悟とリスク、結果にコミット!本気の人間しか成しえない。
太田さんの活動は、他競技においても見習うポイントは多くあると思う。IOC委員として、全てのスポーツの発展のために活躍してくれることを期待です!
本記事、かなり推測に基づいて記載してます。気になる点等ありましたら、ご指摘ください。