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ホッケーをメジャースポーツに!! その1

はじめに

コロナ禍での外出自粛につき、少し温めていた思いをまとめはじめました。それは「ホッケーをメジャースポーツに!!」です。

日本代表は男女とも世界ランキング10数位ですが、絶賛強化中でTOKYO2020ではメダルを狙っています。日本ではまだマイナーなスポーツですが、世界的には人気スポーツランキングで20位以内に入る人気&メジャースポーツなんです。

もっとホッケーの魅力を知ってもらって、みんなで盛り上がっていけるように、番外編で掲載していきたいと思います。

タイトル出典:「ホッケーをメジャースポーツに!!」Facebookグループ名より


なぜ「ホッケーをメジャースポーツに!!」って思ったか

30年以上前のことになります。時代は昭和。岡山県立瀬戸高校に入学後、ホッケー部の先輩から勧誘を受け、友達と一緒に入部。1年生の夏の大会からレギュラー(ポジションはレフトバック)獲得。3年生の引退までずっとレギュラーでした。しかも、県代表です!という、輝かしい経歴です。ホッケーあるあるのリアル話は別の機会に書きたいと思います。

県代表として、他県への遠征もありました。その際の一番印象に残っているのは「横田高校」。スイッチバックする機関車に乗って行った道中も思い出深いですが、横田町(現奥出雲町)が「ホッケーの町」だっとことは衝撃的でした。小さい頃からホッケーをする環境(チーム、場所)が整ってました。町のスポーツ店にはスティック、ボール等のホッケー用具が売っている!スティック、ボールなどは、日本に数件のホッケー用具輸入代理店から通信販売で購入していた自分たちとの環境の違いに驚きました。

高校を卒業しホッケーから離れ、就職して岡山からも離れ、時が30年程過ぎました。その期間はほとんどホッケーとの接点はありませんでしたが、あえて探すと、
 ・年に1回NHKで放映する全日本選手権を気が付けば観る程度
 ・2005年晴れの国おかやま国体を機に、岡山県でも選手強化、熊山にホッケー場ができた、ことを耳に挟んだ
 ・2004年アテネオリンピック出場で女子ホッケー代表が話題
これくらいでした。

2018年同じ職場にホッケー経験がある若手社員が配属になり、めっちゃ久々にホッケーの話題で盛り上がりました。そしてホッケーへの興味再燃を決定づけたのが、

2018年9月15-16日 SOMPO CUP女子ホッケー4ヶ国いばらき国際大会

の観戦でした。ホッケー的浦島太郎状態ってこともあり、OICのホッケー場の素晴らしさ、コートの青さ、ホッケーの打球音、スティックのぶつかり合い、スピード感のある展開・・・ホッケーの魅力を再認識しました。

そして何より世界の強豪を相手に「さくらジャパン」の優勝に感動!!

201809_いばらき国際優勝


その後も兵庫の自宅、岡山の実家をベースにホッケー観戦に出かけました。
 2019年8月9日 熊山 さくらジャパン NZとのトレーニングマッチ
 2019年9月22日 OIC 高円宮牌2019ホッケー日本L レギュラー
 2019年11月17日 OIC 高円宮牌2019ホッケー日本L ファイナル 
 2019年12月7日 熊山 全日本男子ホッケー選手権大会、
            全日本女子ホッケー選手権大会

そして、昨年夏運命の”いたずら”なのか名古屋に転勤になり、ホッケー大国「岐阜」の近所になりましたw。残念ながら「川崎重工スタジアム」行けてないんです。

試合観戦に行ったり、Web・SNS等でホッケーの話題に触れるにあたり「ホッケーをメジャースポーツに!!」って気持ちが強まってきたしだいです。自分の人生50年、社会人25年の経験で、何か少しでも力になれないかな、と妄想している「STAY HOME WEEK」です。


データによるスポーツ競技比較

まずは日本におけるホッケーのポジションをデータを用いて客観的にみてみたいと思います。(久しぶりに論文書くみたいに、ネットでデータ収集して、老眼と戦いつつ見えずらい数字をピックアップしてまとめました。なんか楽しい。)

いろんな競技がありますが、日本トップリーグ連携機構参加しているスポーツ競技を中心に、他にもリーグ戦を展開している卓球とバドミントンを追加しました。卓球とバドミントンは個人競技が主なので参考情報としてみてください。

20200506_スポーツ競技比較_主にリーグ戦のあるもの

出典1:一般社団法人日本トップリーグ連携機構参加トップリーグ
出典2:2018 年度 調査報告書 中央競技団体現況調査 笹川スポーツ財団
出典3-1:令和元年度(公財)全国高等学校体育連盟 加盟・登録状況
出典3-2:令和元年度全国高等学校総合体育大会「感動は無限大 南部九州総体 2019」 競技種目別大会 参加者数・参加校数・観客数一覧
出典4:Biggest Global Sports
World rankings 2020年5月6日Web調べ
 FIFA:https://www.fifa.com/fifa-world-ranking/
 FIBA:https://www.fiba.basketball/rankingmen
 FIVB:https://www.fivb.com/en/volleyball/rankings
 WBSC:https://rankings.wbsc.org/
 WORLD RUGBY:https://www.world.rugby/rankings/mru
 IHF:https://archive.ihf.info/en-us/thegame/rankingtable.aspx
 FIH:http://www.fih.ch/rankings/outdoor/
 IIHF:https://www.iihf.com/en/worldranking
 IFAF:https://ifaf.org/nations/world-rankings


他の競技と比べてホッケーは競技者がめっちゃ少ないのが、数字から明らかです。全体を眺めた感じだと1桁少ない。ソフトボールが若干低いですが、野球とソフトボールは補完関係があるのかもしれませんね。ホッケーは競技者を最低でも10倍程度増やさないと他競技レベルになりません。

加えて、高校の加盟校数を見ると驚くほど少ないことがわかります。小学校・中学校の数字も見てみたいですが、日本は学校教育での部活に依存度が高いと思うので、絶対数を増やすには学校の部活数を増やす、または地域クラブ増が必要なんでしょうね。トップチームの強さを維持・向上するにあたっても、底辺の脆弱さは重大な問題だと思います。

裏を返して表現をすると、この競技者人口で「さむらいジャパン」、「さくらジャパン」の今の世界ランキングはすごい!まさに少数精鋭!!そして、可能性で言えば、高校の加盟校数・人数が少ないのでインターハイに出やすい!全体の競技者が少ないので日本代表になりやすい!!

なんとなくは感じていることですが、データで比較すると明確に理解できます。本質的な課題も見えてきた気がします。

その1はここまで つづく です。


今後の展開

観戦して感じたことなど 別アプローチでの考察をして、「ホッケーをメジャースポーツに!!」の助けになるようなアイデアをまとめていきたいと思います。

■お願い
好きでいろいろ調べたり限られた経験で、妄想しながら楽しく書いています。でも、ベースになる知識と情報が古い&偏っているので、思い込みで間違いがあったり、検討内容に過不足あったりすると思います。ですので、ご指摘、アドバイス、情報提供などなど、何でもコメント頂けるとうれしいです。<mail: katsut.u2@gmail.com>

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