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【キャリア、人生】自分の棚卸のススメ

はじめに


皆さん、自分のこと どれだけ知ってますか?ビックリするほどわかってないのかもしれません。

面談等のときに、こちらから強みをお伝えしても、「そうなんですか~・・・。」って返事で鳩が豆鉄砲を食ったような表情をされることも。
「自分のことは自分が一番わかっている」は、半分正解で半分正しくないかもしれません。当然、内に秘めたる気持ちは自分にしかわかりません。でも、日々の社会生活の中で周りから見えている「あなた」は自分ではわかりません。

今回、自分を知ることを、「自分の棚卸」って表現しました。


「自分の棚卸」をススメる理由

なぜ「自分の棚卸」を勧めるか。
理由は一言でいうと
『自分の棚卸ができると、将来の生き方・行動を納得感をもって変えることができる』からです。

自分の棚卸ができてないと(自分を知らないと)、
・何が強み、何が弱みかわかりません
・何が適性かわかりません
・何がやりたいかもわかりません
・やりたいことに向かってどうすればいいかわかりません

そして、ほかの人に説明できません。

こう書きましたが、面談等を経験されている方は、「いやいや、ちゃんと面談シートに記入して、ちゃんと相手に伝えているよ。」って思う人は多いのでは。

・・でも、です。

その内容に、自分自身で納得感を持ってますか?って聞かれたときに自信をもって「YES!」って即答できる人はどれくらいいるでしょうか?私自身はちょっと悩みます。それは、棚卸の内容に正解がないからです。そして、内容が、時間経過とともに変わっていくからです。

なので、「自分の棚卸」は一回で終わることではなくて、節目節目でやってもらいたいと思います。


人生の中での「自分の棚卸」タイミング

就職されている(会社勤め)皆さんは、何らかの形式で定期的に面談があるので短期間(1年以内)スパンで、業務に関する振り返りをしていると思います。これは棚卸の範囲と期間を絞ったものと位置付けることができます。

自分自身は、働いている期間だけではなく生まれて現在までの全ての期間をとおして出来上がっていますので、「自分の棚卸」は長いスパンでとらえることが大事です。

生まれてから(死ぬまでの)、一般的な「自分の棚卸」のタイミングを整理します。
1.高校受験前
2.大学受験前
3.就職活動前
4.就職後5年スパン
5.30歳中~ 40歳前半
6.40~50歳代
7.終活を意識する頃

振り返りを嫌でも考えさせられるタイミングがあったとは思いますが、最近の世の中の流れも踏まえて、7項目で整理しました。

各項目の説明をする前に、昨今の世の中の流れに触れておきます。
一つ目は、AI/RPAの進化です。近い将来、AI/RPAの進化によりコンピュータでかなりの領域の仕事ができるようになります。裏を返せば、かなりの領域の仕事がなくなる、もしくは単価が安くなるってことです。このことを意識したうえで、自分の強みを活かす・磨くことの重要度が増します。

二点目は、少子高齢化の課題対応です。定年が延びる、もらえる年金が少なくなる・・・・ってことに備えないといけません。さらに、自分の子供世代までを想像すると、子供に面倒をみてもらうことは期待しない方がいいかも、です(この2点はまた別で詳細触れたいと思います)。

大きく影響する2点の影響を踏まえて、各項目について説明していきます。

1.高校受験前

今までの学校でのテストの点数的な頭の良さは、AI/RPAが進化すると通用しません。コンピュータが真似できない、クリエイティブ、技術面等を早いタイミングで伸ばすのも有望な選択肢になってきます。ただ、自分の高校受験時を振り返ってみると、そんなことまで考えてなかったし、考えても判断は難しいかもしれません。ここで背中を押せる判断ができる親・家庭も限られるかもしれません。


2.大学受験前

これまでも受験大学を選ぶことは悩みです。このタイミングでの判断は更に重要になってきますので、がっつりと人生一回目の「自分の棚卸」をお勧めします。自分をわかった上で、大学進学するのか、他の道を進むのか。大学進学する場合、得意科目中心に選ぶのではなく、大学の教育方針・メニュー等を見極めて欲しいと思います。


3.就職活動前

多くの場合、就職すれば30年超を同じ会社で過ごすので、選択・判断も人生最大のイベントになります。最近は働き方も多様化しているので、尚更迷いは広いと思います。なので、このタイミングでは、周りの人からも意見を聞く「自分の棚卸2.0」をしてもらいたいと思います。公務員、企業への就職、職人、起業・・・・、働き方も多岐にわたりますし、やりたい内容も数えれないくらいあります。「自分の棚卸2.0」をして、納得感がある判断をしてください。


4.就職後5年スパン

働き出すと直近の仕事に目がいきがちです。会社勤めの皆さんは、何らかの形式で定期的に面談があるので短期間(1年以内)スパンで、業務に関する振り返りをしていると思います。加えて5年スパンくらいで、中期的かつ業務を超えて「自分の棚卸」をしてもらいたいと思います。将来を見据えて、どういう方向性で成長していくかイメージしやすくなります。加えて、最近は人生一企業ってことでもないので(決して転職をすすめているわけではないです)。


5.30歳中~40歳前半

(人によってタイミングはそれぞれだと思いますが)子供の学校、将来居住地が気になる、加えて身体の衰えはじめを感じる頃です(自分も若いころは、厄年なんて関係ないって思ってましたが、見事にそのタイミングで体にガタが来始めましたw)。居住地、自分の体は、暮らす&働く上で、最も大事で基盤となることです。「自分の棚卸」&家族の棚卸をして、家族も含めたライフプランをイメージする良い時期です。


6.40~50歳代

(人によってタイミングはそれぞれだと思いますが)自分の親が高齢になってきて生活に支障がでてきたりします。また、定年後もリアルに迫ってきます。項目5.とセットになるかもしれませんが、「自分の棚卸」&家族(親含む)の棚卸をして、家族も含めたライフプランをイメージする必要があります


7.終活を意識する頃

自らの集大成、子供に何を残すかを考慮して、自伝を書くくらいの気持ちで「自分の棚卸」すると、優先すべきことが明確になるかもしれません。


最後に

昭和・平成、そして令和になり、世の中が大きく変わってきています。

また、コロナ禍の今(2020年4月19日)、まずは外出自粛して感染拡大を食い止め・乗り越えていく必要があります。最近は、アフターコロナ、ポストコロナが話題になり、新型コロナウイルス感染拡大が終息した後の社会が議論されはじめました。確かに、テレワークの普及による働き方の変化、海外渡航禁止によるグローバルと反対の動き等、ものすごく大きな変化が世界で起こっています。

そんな世の中で、自分自身が納得感を持って生きていく・働くために、「自分の棚卸」は大いに役に立つと思いますので、是非やってみてください。

とは言いつつ、「自分の棚卸」の方法は書いてないので、また書きます。

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