2021.3.31 リーダーが気をつけること、指示を聞いてくれると思い込むな
どうも、司令補試験に5回落ちた小山です😁
#まだ言ってんのかい
このnoteは消防士の小山が仕事で経験してきたことや実践したこと、勉強してきたことから後輩に何かアドバイスになるようなことを書いています。何か参考にしてもらえるとうれしいです。
今回はリーダーに必要な能力についての続きの話です。
自分は昔救助大会でロープブリッジ救出チームのリーダーとして3年間やってました。その経験を得て救助大会の全国大会にも出場出きたこともあるので、ある程度は信憑性はあると思います。
前回は「リーダーは決めることが仕事」っていう内容でした。今回言いたいことは「リーダーはチームのメンバーを言ったとおりに操ることはできないってことを理解しておく必要があるってことです。
よくあるのは、リーダーがメンバーに対してあれしてくれ、これしてくれって指示を出すことがあると思うんですが、リーダーが勘違いしてるのが、メンバーが指示したように動いてくれると思いこんでることがありますね。
例えば、メンバーに対して、この結索を使ってくれとか、この場面でミスらないようにしてくれみたいな指示を出してる場面があり、それをしなかったメンバーに対して「なんでしなかったの?」って叱ったりしてます。
いやいや、そもそもなんでお前の指示に従わなきゃいけないの?って話じゃないですか。
まずは指示を聞いてくれるだけの信用がないとダメですね。リーダーってのは指示を出す役なので、その指示に従ってもらうだけの信用をまず普段の仕事の中で築いておかないといけません。
そして、次にリーダーはその指示を何で100%達成してくれると思ってんの?って話です。
メンバーは機械ではないので、ミスすることもあるし、忘れることもある、そもそもそのスキルがない場合もある。
例えば、ホームラン打てって指示を出されても、打てるだけの筋力も技術もない場合もあるし、相手ピッチャーが超凄いボールを投げてくることもあるじゃないですか?
それに対して何でホームラン打てねーんだよ‼️って言ってるようなもので、それっておかしいじゃないですか。
なのでリーダーはメンバーに指示通りに動かなくても、動いたとしてミスしたとしても、それを踏まえて次の策を考えておかなきゃいけませんよってのが今回の話です。
ついでに言うと、指示を出す時もコツがあって、例えばホームランを打ってほしいなら、ホームランを打てっていう指示よりも、試合までに体重を何㎏増やして、何回打撃練習して、こんな練習してくれっていう指示を出したほうが良いです。
救助大会で例えると、6秒で渡れっていう指示よりも、大会までにこういうメニューの訓練をやりなさいっていう指示を出したほうが良いです。
ただし、大前提として、リーダーは指示を聞いてくれるだけの信用を作っておく必要があります。これってけっこう地道な作業なので、リーダーは地道に信用を増やしましょう。
そんなところです。
では😄
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