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ぐるっと一周!           小田代ヶ原・戦場ヶ原ハイキング

 8月上旬、奥日光の小田代ヶ原と戦場ヶ原を歩いてきました。ルートは、竜頭滝上駐車場からスタートし、時計回りに小田代ヶ原、戦場ヶ原を一周するコースです。

下流に竜頭の滝があります。

 歩き始めは、竜頭の滝へと注ぐ湯川沿いの道を、川の流れの音を聞きながら進みます。

扉を引いて進みます。

 しばらくすると、シカの侵入を防ぐための柵が見えてきます。シカは、扉を引いて開けることはできません。引いて扉を開けるところでは、進む先は保護された区域となります。押して扉を開ける時は、保護区域から出ることになります。

湯川に見られる段差

 湯川の途中には段差や割れ目があり、複雑な川の流れを見ることができます。

倒木の周りは明るいです。

 カラマツやナラの森の中を歩いているとあちらこちらに倒木がありました。森では、背の高い樹木の葉が生い茂り、地面には光が当たりません。倒木のまわりは空が開けて、日陰で暗かった地面に光が当たるようになります。すると、これまで成長できなかった植物たちが成長し始め、競争しながら新しい森ができます。

EV仕様のバス

 舗装された道に出ると、バスが通過していきました。EV・ハイブリッドなどの低公害バスが、赤沼と千手ヶ浜を結んでいます。小田代ヶ原にも停留所があります。

左から、太郎山、2034mのピーク、小真名子山、大真名子山、男体山

 歩くこと約1時間、小田代ヶ原につきました。天気がよく、日光連山がよく見えました。

ミドリヒョウモンという蝶

 木道からは、きれいな景色や生物を見ることができます。

シラカバの中を木道が通っています。

 歩く人のために、生物を保護するために木道は整備されています。

泉門池にある分岐

 泉門池では多くの人が休憩していました。泉門池は、湯滝、光徳、小田代ヶ原への分岐点ですが、現在、泉門池から続く自然研究路の一部で災害、改修工事による通行止の区間があります。戦場ヶ原をハイキングする際には、湯元温泉ビジターセンターのHPなどで状況を確認してから計画してください。

光徳入口の停留所とズミの木(向かって歩道右側の木々)

 泉門池からは光徳入口へ進みます。戦場ヶ原には、ズミという植物が多く分布しています。ズミは初夏に白い花が咲き、やがて小さな実をつけます。ズミはリンゴの仲間で、別名コリンゴ、コナシといわれています。

国道120号線

 国道120号線沿いの歩道を歩き、赤沼茶屋へと進みます。赤沼茶屋からはシャクナゲ橋を経由し、湯川沿いの道を竜頭滝上駐車場へと進みます。

駐車場わきに、滝上というバス停留所があります。

 全行程で約3時間のハイキング。標高約1,400m~1,500mの小田代ヶ原・戦場ヶ原は暑すぎず、快適に歩くことが出来ました。
 ぜひ日光でのハイキングや登山を楽しんでください。

片股(ジムニー)

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