春を迎える日光の行事
皆さん、こんにちは!
学園職員の南斉(ちゃい)です。
日光の世界遺産『二社一寺』
一寺にあたる、日光山輪王寺において4月2日(土)に、『強飯式』が執り行われます。
例年であれば、山伏が強飯頂戴人へと、どんぶりに山盛りにされた飯を、『食え食え』と責めるのですが、
残念ながら今年度も新型コロナウイルスの影響で、法要のみとなりました。
春の日光を代表する儀式の1つですので、残念でしかありません。
『強飯式』とは、山中の神仏に供えられたものを、山伏が功徳と共に里の人々へ分け与えられたのが始まりとされ、
受け取る側の人にとっては、とても名誉なことであり、福を授かると言われています。
今年度は、ここ数年と比べると雪が多い年です。
輪王寺周辺でも、日陰では雪が残り、湯元などの奥日光では路面以外は一面の雪景色です。
まだまだ、春を肌で感じるには遠いかもしれませんが、古くからの続く伝統は春を感じさせてくれます。
皆さんにとって、春を感じる瞬間はどんな時でしょうか。
日光は土地柄、季節に関した祭り・行事が多く行われています。
また、スギ並木の影響もあってか、花粉が大量です。
少しずつですが、春が始まっているのかもしれません。
南斉(ちゃい)