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トンボの不思議

夏本番を迎え、日光でも日中の気温が連日30℃を超すなど、
汗ばむ日が続いています。

そんな中、施設スタッフから面白いものをもらいました。
『トンボ(ヤゴ)の抜け殻』です。
巡回中に、池の桟橋についていたのが気になって持ってきてくれました。

皆さん、こんにちは。
学園スタッフの南斉(ちゃい)です。

生き物が好きで、私自身も池の生き物も定期的に観察していましたが、
こんなにキレイに足まで残っている抜け殻は初めてみました。
学園の池に水が戻って4年近くたち、観察だけでは気づけない、
沢山の生き物たちの棲み処になっているようです。

ヤゴはトンボの幼虫で、水の中で過ごします。
トンボになると大空を飛ぶのですが、ヤゴの時点でも
背中に将来『羽』になる部分が見て取れます。

また、成虫の方が幼虫の1.5倍程度に大きくなるトンボもいて、
羽も含めると、何故小さいヤゴの体に入っていたのか、不思議に感じます。
成虫になる時に、生まれたての柔らかい体と羽を伸ばし、固くするの
ですが、時間でいうと約10~30分ほどかかります。

ヤゴの殻で覆われていた時は固まらないのに、空気に触れるからなのか、
外に出たら皆さんが知っているトンボになり、空を飛びまわるのです。

同じ昆虫で、蝶や蛾は『さなぎ』になり、
外にでる時は、大きい羽の蝶と蛾になります。
どうやって作られているのでしょうか?

言葉が通じるなら、トンボやチョウにどんな感じなのか聞いてみたいです。

南斉(ちゃい)

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