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京都陸協記録会5000mでシーズンスタート

この2週間で、急激に調子が回復してきました。
3月は基本的に400mとか600mの短めのインターバル走と、週末の4'30"/kmで30kmそこそこの距離走。

特に3月中旬以降ひとり練習になってからの、河川敷コースでの短いインターバルは心身ともにきついものでした。

そんな矢先に4月初旬に足首が痛くなって、ずっとお世話になっている接骨院の先生からは「身体のバランスが崩れている」との指摘。
ポイント練習は少し休んで、怠けていたセルフマッサージやらストレッチやら教えてもらったバランス運動やらに励む日々。

そうこうしている時に太陽が丘陸上競技場の改修工事が終わり、2週間連続で10000mビルドアップ走をすると、2週目には驚くほど同じペースが楽に刻めるようになりました。

インターバル系とペース走系と比べた時に、僕が圧倒的に後者が得意だからなのか、それとも前者から後者という練習の移行が理に叶っているのか分かりませんが…
ようやく軌道に乗ってきたという感覚が得られるようになってきました。

そのタイミングで、京都陸協記録会5000mに出場できたことはかなりラッキーだったのではないかと思っています。
とはいえシーズン1発目なので、15分40秒を切れたら御の字かなと。
そして、これからもレースがあるので「序盤から突っ込んで後半耐えに耐える」ような疲労が長引くレースは避けようと決めていました。あわよくばイーブンで刻んでいく得意パターンのレースがしたい!と。

コロナ禍でロードレースが軒並み中止になってきてから、トラックレースに出場する機会がかなり増えましたが、改めてトラックって楽しいです♪
上手く言えませんが「レースしているぞぉ」というワクワク感がロードよりもストレートに感じられます。
それは、出場選手が若者だらけだからというのもあるかもしれません。この日も、同じ組では僕がぶっちぎりの最年長38歳。僕以外は大学生・高校生でしたしね。

(彼らからしたら)おじさんが心のなかで彼らに語りかけるのです。
「こうやって、休みの日に5000mの記録会を走れるって、すごく幸せなことなんだぞ」と。
もし「なんとか記録をださなければ」と肩に力が入っている学生さんがいたら、こんなふうに楽しく走る大人を少し参考にしてもらえれば、本来の力が発揮できるのではないかと思います。

おじさんを全面に出すのはこれくらいにして(笑)

今回も僕が履いたスパイクは、アシックスのコスモレーサーLD!

コスモレーサーLD

ここ2年くらい愛用しているスパイクで、あくまで僕の感覚ですが「限りなくシューズに近いスパイク」です。
僕のようなスパイク慣れしていない人でも履きやすいし、何より脚の疲労がシューズで走った場合とほぼ一緒です。(もちろん個人の感覚です。)
その代わり、履いたことありませんがドラゴンフライなどにあるという「特別な推進力」というものは、おそらくないのだと思います。

情報と人脈に疎い僕はなかなかドラゴンフライを買う機会に恵まれませんが、そろそろだいぶ市場に出回ってきたと聞きますので、1度は試してみたいものです。


さて、レース内容はこんな感じです。

1kmごとのラップ

いつもながら学生の集団なので、持ちタイムに対して過剰な突っ込み方をするんだろうな…という予想どおりの展開。
僕は第2集団に着いて、最初の1000mを3分3秒で入りました。
限りなくイメージに近い。

ここで幸運なことに、そのグループの中にクレバーな走りをする大学生を発見!
後半を見越して余裕を残したペースで刻んでいるのが明らかな、とても安定したフォーム。彼にしばらく着かせてもらうことが決定しました。こういうのを見つける目だけは肥えてきまして(笑)
そんな感じで、1000m→2000mのラップは3分5秒。

できればこれくらいのペースは維持したかったのですが、後方集団に着くデメリットとして、この2000m過ぎくらいからほぼ確実に失速してくること。
社会人の集団ならこうはならないんですけどね…もっと一般ランナーのトラック参加が進めばなぁ。
今回も例外ではなく、2000m過ぎから集団全体が失速してくるのを感じたのですが、3000mまでは我慢することにしました。
2000m→3000mのラップは3分8秒。

ここらで集団の前に出ました。
5000mの要はこの3000mから4000mあたりだと思っています。
ここをしっかり粘りきれば、ラスト1000mは何とかなる!
ということで、おそらく疲れが出ている学生たちを一気に引き離そうと、先頭に出てスピードアップを試みましたが、僕自身にもあまり余力がなく、結局3000m→4000mのラップは3分9分に落ちてしまいました(涙)
集団の学生たちも、ほとんどの人が離れることなく後ろにしっかり着いていて、ただの「しんどいところを引っ張ってくれた良いおじさん」となりました。それはそれでいいんだけど(笑)
ちなみに、前半着かせてもらったクレバーな学生は3400mあたりからしっかりとペースを上げて(僕も含めた)集団を引き離していきました。僕がやりたかったのはまさにそれ!見る目だけは正しかったと証明できましたね。

余力はあまりありませんでしたが、幸い最後まで競る学生たちが周りにたくさんいたので、抜きつ抜かれつでラスト1000mのラップは3分5秒まで戻すことができました。
最近思うことは、自分が学生の時はラストスパートに絶対的な苦手意識があったのですが、最近は決して得意ではないものの昔ほど苦手でもなくなったなぁということです。
今回のラストスパートでも競っていた学生との数人の中でちょうど真ん中あたりで、若者相手にしては上出来かなぁという感覚です。

ということで…
最終的なタイムは15分32秒96

記録証明書

いつかドラゴンフライなどの購入時に必要になるかもしれないので、記録証を発行しました。
発行する時にスタッフさんから「速いですね」と言ってもらえたのですが、3組中2組の真ん中あたりなのになんでかな?と思いましたが、つまりは(おじさんの割には)という暗黙の枕詞がついていたのですね(笑)

自己新とはいきませんでしたし、内容も3000m〜4000mで少しタレてしまったので課題もありますが、シーズン初戦として悪くなかったのではないでしょうか。

5月に10000mを走るので、しっかり疲れを抜いて合わせていきます!


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