【連載小説】遠心力(ライトブルー・バード<16.5>sideケイイチ)
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ランチタイムを過ぎた平日は、来店客が少ないせいか、店内に流れる空気がゆっくりと動いているように感じられる。
そんな静かな午後、カウンター業務真っ最中の白井ケイイチは、年配の女性客と軽い雑談を交わしながらオーダーを受けていた。
「いざ、メニューを前にすると、食べたいものがありすぎて迷っちゃうわね。ごめんなさいお兄さん。私、久しぶりに来たもんだから