見出し画像

手作り石鹸を使って、肌に異常が出るのは好転反応?

イベントで販売されていた手作り石鹸を使ったら発疹が出たという方からメッセージをもらったことがあります。

2年前、実際にあったことです。


「ヒーラーさんが作った手作り石鹸を使ったら発疹が出たので、その人に相談したら...

好転反応なので、祝詞をあげながら使用を続けてください。と言われました。

ヒーリングも一緒にやって大丈夫ですか?」


好転反応なので、祝詞をあげながら使用を続けてください。ですと?


石鹸に限らず手作り香水・手作りスキンケアの類は、少しでも変だと思ったら、すぐに使用をやめて医師に相談です!


ヒーリングや祝詞よりも、まずは病院です!



知らずに手作り石鹸を販売している方にも知ってほしい!


ハンドメイドに限らず、起業や趣味の延長で副業を始める人が増えています。


本来なら教えた人が法律のことも伝えるのがいちばんですが、教えている本人すら知らないというのは、よくあること。


販売されている物だから大丈夫だと思わずに、手作り石鹸を購入・使用する方は気をつけてください。


自分の身は自分で守りましょう。


その表現は薬機法違反になります


ヒーリングや潜在意識の書き換え、セッションや施術後に体調が悪くなったり、気分がやたらと落ち込んだり…


または逆にイライラするという体感を好転反応だと言われることがありますがスピリチュアルの場合、科学的根拠がないのと治療ではないので好転反応というワードを使うと薬機法違反になります。

(健康系の方も注意が必要ですが)


好転反応とは治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと」
Wikipediaより引用


この水を飲めば病気が治る

ヒーリングで不妊が治る

光を掴む


こんなことを言われたら、いろんな手を尽くしてきた人には希望の光にも見えるでしょう。

実際に治ったという人の体験談を読んで、心が揺らいでしまう気持ちも分かります。

でも本来、こういった表現は法律違反なのです。

たしかに見えない世界や高次の存在のサポートもありますが、三次元での肉体の病気を治すのは医師です。



化粧品製造販売業許可が必要です


手作り石鹸そのものがダメなのではなく、人の肌に対しての使用目的で販売する時は「化粧品」となるので、製造販売をするには化粧品製造販売業許可が必要なのです。


もし、無許可で販売すると医薬品医療機器等法違反


ちなみに販売しようとして誰も買ってくれなかった場合でも、販売しようとした時点で適用される法律なので、まだ売っていないから大丈夫というものではありません。


ワークショップや体験レッスンなど、自分で作ったものを自分で使うのは、法律の範囲ではありませんが自己責任です。


また、殺菌や消毒といった効果を表現する物は「医薬部外品」

はっきり言って、個人で取り扱うには多くの専門的な資格が必要になるので、安易に手を出さない方が良いのではないでしょうか?



自分の身は自分で守る


ご質問くださった方はその後、皮膚科に行って塗り薬で治ったという連絡があり、ホッとした出来事があったのですが、皮膚に異常が出たことを伝えているのにそのまま使い続けるように指示した人に対して鳥肌が立ちました。

しかも祝詞をあげながら使えって、ここまでくるとスピリチュアルではなくオカルトです。


あ、こんなのと一緒にするのはオカルトに失礼ですね(笑)


スピリチュアルっぽい物を使うのは自由ですが、相手の話をなんでも鵜呑みにしてしまうのは危険。


市販の石鹸や化粧品で発疹が出て、お客様相談室に電話した時に「祝詞をあげながら使い続けてください」なんて言われないですよね。


そんな事を言われたら、逆に驚きませんか?



ヒーラーは、目に見えないものを扱うからこそ、目に見えるものを無視せずにきちんとバランスを取ることが必要。

とんでもないスピリチュアルを信じて、心身の健康を損なわないためにも、消費者として健全な物を選ぶように意識したいですね。


法律は私が調べた範囲のもので、記事を書いた時点のものとなります。


いいなと思ったら応援しよう!

スピリチュアルヒーラー・桂川ゆり子
いただいたサポートは、より良い情報発信のための資料購入(主に書籍)に使わせていただきます。