火の女神降臨!キャンドルファイヤー2022
「桂台学童保育ちびっこの家」は、小学校1年生から6年生までの児童35人が兄弟姉妹のように過ごす「放課後のおうち」です。
高学年になると、「お兄さん・お姉さん」として低学年の遊びをサポートしたり、わからないことがあったら教えたり。抱っこして可愛がったりと、家族のようなふれあいがあります。
桂台学童の日常生活や行事では、学年に応じた役割が与えられ、高学年はリーダーの役割を担うことが増えてきます。毎年8月におこなう夏キャンプでは、キャンプファイヤーで大きな見せ場があります。6年生が「火の神」「火の女神」になって降臨するのだとか……。
今年、「青根キャンプ」の復活に並々ならぬ執念を燃やしていたのが、父母会役員で行事担当のO父さん。キャンプファイヤーの規模や場所についてたいへん熱く語っていました。コロナ禍でキャンプができなかった年には、なんとかして実現するために父母が奔走したことも聞いていました。今年初役員の私は「焚き火体験って大事ですよね」くらいの感覚だったのですが、桂台学童にとってキャンプファイヤーはそんなことではおさまらない、とても重要な意義があるのだそうです。
今年度もコロナの影響で宿泊キャンプができず、キャンプファイヤーは日を改めて、10月15日(日)、キャンドルファイヤーという形で、横浜市くろがね青少年野外活動センターで実施しました。
日が沈み、あたりがどんどん暗くなり始めた17時半。グランドの入り口に、子どもたちと指導員がつくった小さなキャンドルが並べられ、灯りの道に沿ってグランドを回ります。子ども、母、父と弟妹たちで輪をつくり、『遠き山に火は落ちて』を歌いました。
続いて、火の女神たちの入場です。今年は6年生女子3人がそれぞれの衣装を身にまとい、メインキャンドルを囲みます。一人ひとり、自分の言葉で、学童での6年間で自身が経験したこと、学んだことを語ります。
「気持ちの火」として、自分の本当に思っていることを話せるようになったAちゃん。
「友情の火」として、かけがえのない友達との関係性を綴ったNちゃん。
「成長の火」として、自分を頼ってくれる下級生が可愛いと語ったSちゃん。
3人が6年生として学童でどう過ごしてきたのか、仲間たちへの思いを語る姿を見て、つい目頭をおさえる父母もちらほら……。
「点火」の言葉とともに、メインキャンドルに明かりが灯り、続いて、子どもたちが自分のつくったキャンドルを、父母が手渡されたキャンドルを中央に集めました。
点火後はすっかり日も落ち、夜の帳の中で「火」を囲んで歌えや踊れ。『もえろよもえろ』『生きている生きていく』『一番音頭』『はんぶんこ』『ひまわりの約束』と、子どもたちは元気いっぱいのパフォーマンスを見せてくれ、それに釣られて父母も楽しくダンス、ダンス♪ お兄ちゃんお姉ちゃんの姿を見た未就学児たちも楽しくなって、歌ったり踊ったり。輪の外側をぐるぐる走り回っていた子もいました。
約1時間のキャンドルファイヤーで感じたのは、桂台学童は、子どもたちにとって「第二のおうち」である、ということ。行事に参加して自分の子以外の子どもたちや父母と交流するたびに、「おうち」で一緒に過ごす家族のような存在とは、なんとも愛おしいものだな、と感じるようになりました。
子どもに限らず大人だって、ケンカもする、ムカつくこともある、うまくいかないこともある……。だけど、ケンカをしたらムカつきっぱなしで終わりじゃなくて、「自分の正直な気持ちを伝え、本当に思っていることを言う」ことに立ち返っていけば、乗り越えていけるんだな、というのを子どもたちの姿から学ばせてもらっています。これは常に指導員が保育の中で大切にしていることです。
年間を通じていくつか行われる「行事」を通して、「みんなでつくりあげる体験」をし、機会ごとに成長していく過程を「みんなで分かち合う」ことができるのが、桂台学童の行事の魅力なんだろうなと思います。
私たち父母自身も、年間を通して行われる行事への参加を通して、学童というコミュニティが「第二のおうち」として育っていく、その当事者であることを感じました。
さて、次の行事は……桂台学童の一大イベントが3年ぶりに戻ってきます!!
「学童祭り2022」!!!
会場は桂台公園遊具広場と、桂台学童の2会場で行います。
子どもによる縁日(ゲーム、射的など)、父母によるスタンプラリーやバザー、ワークショップなど、盛りだくさんで行います。桂台学童への入所を検討されている方向けの説明会も同時開催します。
日時:2022年11月13日(日)13:00〜16:00
※雨天予備日11月27日(日)
会場:桂台公園(遊具広場)、桂台学童保育ちびっこの家
詳しくは10月下旬にこのnoteでお知らせします。楽しみにしていてくださいね!
文・写真=父母会事務局K母
写真=父母会T父
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