桂台学童の夏2023。青根のサマーキャンプに行ってきました!!
横浜市青葉区にある「桂台学童ちびっこの家」の子どもたちの夏休みは、お出かけに水遊び、公園遊びと毎日とことん遊びこんでいます。中でも、夏の最大のヤマ場が夏キャンプです。青根でのお泊まりキャンプは実に5年ぶり!桂台学童の魅力がつまったキャンプの様子をレポートします。
桂台学童のキャンプは、教育活動の一貫として指導員と父母とが協力しながら毎年おこなっています。夏の名物行事ですが、宿泊を伴うキャンプはコロナの影響でここ数年開催できずにいました。今回は初参加の子どもたちや父母も多い中で、みんなで力を合わせて1泊2日を過ごしました。
キャンプは、1〜6年までの異学年で縦割りの6班で活動します。子どもたちにはそれぞれに役割があり、当日までに準備をしてキャンプに臨みました。
普段から体を動かすことの多い桂台学童ですが、川遊びは夏キャンプならでは。そろりそろりと水に足を踏み入れながら、水の冷たさや深さを感じ取りながら川の中へと進んでいきます。最初は体がこわばっていた子どもたちも、年上のお姉さんたちや指導員にくっつきながらキャーキャーと声を上げ、まぶしい笑顔を見せていました。
夕食は、火をおこしてカレー作り。夕食作りの主体はあくまでも子どもたちで、大人は見守る役割です。キャンプでは、あえて親子で班を分けて、大人は自分の子ども以外の子どもとコミュニケーションをとることを大切にしています。同じ学童に通っているとはいえ、他の家庭の子どもとは普段はなかなか一緒に過ごすことがないものです。1泊2日の4食をともにすることで、親戚の子のような親しみが湧いてくるを感じました。
普段の暮らしで、これだけ時間をかけてカレーを作ることがあるでしょうか。それぞれの持ち場で子どもたちが、他の親から見守られ、ほめてもらったり励まされたりしながら責任感をもってやりきる。その様子を見ているだけで、お腹が満たされるような時間でした。さて、お味は??
さて夜は……。キャンプファイヤーです!
何十年ぶりかに体験したキャンプファイヤーは、幻想的でありつつも、歌やダンスが楽しいひとときでした。中でも、6年生の3人が衣装をまとって「火の神」となり、成長を振り返る発表をしてくれた時間が印象的でした。それぞれの変化を自分たちの言葉で表現する子どもたちの立派なこと!!異学年でのかかわりの多い学童での、6年生の積み重ねを感じる発表があまりに立派で、わが子も数年後にはこんなふうにできるのだろうかと遠くて近い未来を重ね合わせながら聞き入っていました。
2日目のお昼は、子どもたちから父母へのプレゼントーー。ということで、父母はのんびりさせていただき、子どもたちが大活躍!!学年ごとに工程を分担し、せっせと「カートンドッグ」なるものを作っていました。ホットドッグをアルミホイルで包み、牛乳パックに入れて焚き火でそのまま焼く、というものです。事前に手順をしっかりと確認してきたのでしょう。子どもたちの「ホットドッグ工場」とも言えるほどの、手際の良さとスピード感にあっぱれ!!でした。
2日目の午後はあいにくの雨。スイカ割りは、宿泊用の屋内に場所を移して開催しました。何度もぐるぐると回ってからスタートする高学年の子たちは、あらぬ方向に棒(不要になった紙で作りました!)を振りかざし、「やめて〜!!」と大歓声なのか悲鳴なのか、黄色い声が響き渡っていました。
大盛り上がりのスイカ割りが無事に終わってみんなでスイカを頬張ると、閉村式をして現地での活動は終了となりました。帰りのバスは充実感に包まれて爆睡……の事務局K母でした。
この2日間、わが子とはほどよい距離感を保ちつつ、他の子どもたちと一緒に過ごさせてもらい、とても充実した時間でした。高学年の子たちが、自然体で下の学年の子どもたちにかける優しさをたびたび目にし、異学年でともに活動し育ち合う桂台学童の魅力をあらためて感じました。夏休みも残りラストスパートの期間です。夏休みだからこそ、とことん遊び、笑い、時に悔しい思いをしながら、仲間とのかかわりの中でたくましく育ち合ってほしいなと思います。
(2023年度事務局・K母)