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みんなで門出を祝う「卒所式」

本日3月26日は、桂台学童保育ちびっこの家、最大の行事「卒所式」でした。学校で言うと卒業式のようなものですが、桂台学童の卒所式は6年生一人ひとりをギュ〜ッとたっぷり抱きしめるような、愛情あふれる特別な時間です。
花冷えの雨のこの日、学童にこれほどおおぜいの人が集まったのは、久しぶりのことです。世界を覆った感染症とともに過ごした3年を経て、ようやくみんなで集まって、6年生の門出を祝える時間に、二重のめでたさを感じます。
在所生も父母も、OBOGも指導員も、その場に集まった全員が、全力で6年生にメッセージを伝えるのが、桂台学童の卒所式です。

■学童で過ごした6年間を伝える

司会や挨拶は4、5年生が務めました。来年は上級生として学童を引っ張っていく責任感が、全身から滲み出ています。
みんなで卒所生とその父母を迎えました。正装に身を包んだ3人は、堂々としていて誇らしげです。「憧れのねえちゃん」たちの晴れ姿を、下級生たちは大きな目で見つめています。

5年生男子、名司会でした!

父母会長の挨拶、そして指導員やアルバイトたちからのメッセージのあと、来賓挨拶はかつての卒所生、OBOGたちから。中学生として、高校生として、これから社会人になる身として、桂台学童で過ごした時間が自分たちの人生にどう影響しているか、等身大の言葉で実感を込めて語ってくれました。
「目標を持つことが大事」
「自分が本当に思っていることを言うんだよ」
学童で大切にしていることを胸に、卒所後も素直に素敵に育っている先輩たちの姿、とてもカッコよかったです。

■ダンスに歌で感謝を伝える

続いて、出し物です。3〜5年生のダンスはキレッキレで可愛く、みんな拍手、笑いも飛び交います。1、2年生の歌は桂台学童のテーマソングと、「にじ」を替え歌にして、「3人のねえちゃん」たちに感謝の気持ちを伝えました。

恒例の衣装?で渾身のパフォーマンス!

この3週間、卒所生を送るための歌に踊りに、出し物の練習を繰り返していた子どもたち。ご家庭でも可愛い歌声が響いていたのではないでしょうか? おねえちゃんたちを思う気持ちが積み重なって、この日の本番を迎えられ、ちびっこたちも胸いっぱいの様子でした。

■6年生の成長をみんなで分かち合う

続いて、一人ひとりの6年間を綴ったスライドショーが流れます。1年生で入所した時の、あどけない表情。「可愛いねえ〜」「ちっちゃいねえ」と、参加した父母からも声がもれます。その子との印象深かったエピソードがところどころに散りばめられて、どんなふうに指導員とその子が向き合ってきたのかの歴史を垣間見るようでもあります。

学年があがるたびに、その年ならではのエピソードが

たっぷりのスライドの後は、卒所証書の授与です。定型文ではなく、小さな字がびっしりと詰まった、その子のためだけに書かれたメッセージとともに、証書が渡されます。6年分の愛情と、未来への希望をのせた、指導員のたっぷりの気持ちを受け取った3人の卒所生たち。続いて、自分の言葉で在所生と、父母への感謝の気持ちを伝えます。

指導員の愛情たっぷりのメッセージ、しかと受け止めました!?

■自分の本当の気持ちを伝える

「私は、自分の思っていることを言えるようになった」
「この3年はコロナで制限されたいたけれど、これからいろんな行事ができるようになるといいね」
「学童は楽しいところでもあり、成長できるところだった」
それぞれ、自分の成長を振り返った6年生3人。

父母への感謝のメッセージ、しっかり手渡しました!

父母へは
「学童に通わせてくれてありがとう」
「キャンプやマラソン大会に一緒に出てくれて嬉しかったし、楽しかった」
「ずっと私を支えてくれてありがとう」
父母への感謝の気持ちを、しっかりと自分の言葉で伝えました。

3人娘たちは「自分の思っていることを言う」「自分で考えて行動する」ことの大切さを、それぞれがしっかりと語りました。自分の実感として、これからを生きる大切な指標として。学童の6年間で身につけた宝物です。

式次第にも「送る気持ち」がたっぷり込められている

卒所生の父母からは、
「指導員は強い気持ちで子供を見てくれている。一人ひとりに、この子に何を言ったらいいだろうかと向き合ってくれている」「毎日楽しく二番目のおうちに帰っていた」「子どもだけでなく親も育ててもらった」と、次々に感謝の言葉が述べられました。
最後に、学童で大事にしている行事のデイキャンプ、キャンプで長く使ってほしいと、「飯盒」の目録が記念品として手渡されました。

■いつでも「ただいま!」と帰ってきてね

最後に、下級生からカップスと歌と踊りのプレゼントがあって、おわりの言葉、そして記念撮影。
卒所生、父母、指導員、在所生、そしてOBOGたちがギューっと集まって、一つ屋根の下で過ごす家族のような安心しきった笑顔でした。

最後の最後までしっかりと歌って踊って気持ちを伝えました

卒所式を迎えるにあたり、OBOGが訪ねてくれて準備を手伝ってくれたと聞いています。この日も音響や進行で指導員をサポートする姿が見られました。卒所生がアルバイト指導員として戻ってくるのも桂台学童ならではです。

「ここは彼女にとって、帰ってくる家だったと感じている。中学校に行って帰ってきてもおかえりと言ってくれたら嬉しい」

いつでも「おかえり!」って待ってるよ〜!

そう、いつでも待ってるよ! 

Aちゃん、Sちゃん、Nちゃん、本当におめでとう!

(文・父母会事務局K)

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