知っておきたい!スーツのショルダーラインの種類と効果!
スーツを選ぶ際にはさまざまな部分にこだわっていきたいものですが、特に悩んでしまうのがショルダーラインです。
ショルダーラインなんて気にしたことないってお客様も多々います。
しかし、ショルダーラインの選び方で体型の印象は大きく変わります。
今回は代表的なショルダーラインをいくつかご紹介していきますので、次回のスーツ制作の参考になればと思っております。
ナチュラルショルダー
落ち着きのある、きれいなラインが出るのがナチュラルショルダー。
直訳の“自然な肩”のとおり、パッドをあまり使用せずなだらか肩のラインが特徴です。肩回りに柔らかいラインが出ますので、いかり肩の方におすすめです。
ビルドアップドショルダー
肩先の抱き綿にロープが入っているかのように強調されているのが特徴。
肩先の盛り上がった部分がロープのように見えることから、ロープドショルダーとも呼ばれます。英国的な雰囲気が渋さを表現し、貫禄を出せることから若い方にも人気のショルダーラインとなります。
コンケープドショルダー
“コンケーブ” とは 「くぼみのある、凹面の」という意味。肩先のふくらみにより肩が立体的に見えるので、なで肩の方には嬉しい仕様ですよね。
上述の通り肩のラインが湾曲し肩先が上にツンと立ち上っているラインが特徴が特徴的です。見た目としては華やかで気品のある印象になります。
ナローショルダー
「狭い肩」を意味し、袖付け線をショルダーポイントの内側にとって肩幅を狭くしたものです。
袖付線をナチュラルショルダーより内側につけることによって、よりスッキリとスリムな仕上がりになります。
肩幅が狭いシルエットは、襟の幅も狭めにするとバランスの取れた印象になります。
ドロップドショルダー
袖付け線が普通よりも腕の方に落ちているラインで全体に丸みがあるのが特徴な、比較的オーソドックスなスタイルです。
他のラインと比べると肩先を外側、腕側に落とした位置に付けられていて、これによって落ち感がありながらも丸みを帯びた優しいラインになっています。
理想のシルエットをショルダーラインで作る。
今回紹介したもの以外にも、スーツのショルダーラインには実にたくさんの種類があります。
ショルダーラインひとつで相手に与える印象が変わってくることもあるので、体型や嗜好に合わせた自分好みのスーツを愛用していくのが良いでしょう。
いつもと違うショルダーラインにするだけで新しい発見がありますよ。
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