体型をカバーするスーツとは?
皆さんはスーツを自分の体型に合わせて上手に着こなせていますか?
・私たちテーラーがよく耳にするお客様の声
『最近お腹が出てきてしまって…』
『低身長だからスーツが似合うか不安…』
『細身でどんなスーツを着ても女性っぽくなってしまう』
それぞれのコンプレックスを脱却し、スーツを格好良く着こなせる方法を
ご紹介させて頂きます。
1.太め体型・がっちり体型
膨よかな方やガッチリした方だとついついオーバーサイズのスーツを選んでしまいがちですが、このチョイスは体型カバーのつもりが、かえって体型以上のシルエットを膨張したように見えてしまうので逆効果!
また、ゆったりシルエットのスーツは、バブル時代のスーツを連想してしまい、おじさんぽく見えてしまうデメリットもあります。
★太め体型・がっちり体型対策
『Vゾーンに余裕を持たせる』
『ダークトーンカラーを利用する』
Vゾーンを広めに取る事で、スッキリとしたシルエットになります。
反対にVゾーンが詰まっているスーツだと窮屈そうに見えてしまうので要注意。ネクタイは剣幅が細めのものを選ぶとシャープな印象を演出できます。
黒、ネイビーなどダークカラーのスーツは全体のシルエットを引き締めて見せる効果があります。さらにストライプ柄の生地を選べば、よりスマートに見せることが出来ます。
2.痩せ型、華奢体型
スーツ姿がキマりにくい言われがちな痩せ型体型。
スーツは立体感を強調した洋服なので、サイズが合っていないダボっとしたシルエットを合わせてしまうとシワが出てより細身が強調されてしまいます。
それよりもスーツの形、色柄やレイヤード(重ね着)でガッチリと見せるのがベストです。
★痩せ型、華奢体型対策
『ショルダーラインが重要』
『体が大きく見える柄をチョイス』
パッド入りで肩の張ったスクエアショルダーにすることで、男らしくたくましいショルダーラインを演出できます。特に肩幅や肩の厚みに自身がない人にオススメ。やせ型の人にとって肩は重要なポイントです。
やせ型の人は、大きめの柄が配されたものを選ぶと”貧相さ”を克服できます。
広めのウインドウペンチェックや、幅広のストライプなどはシルエットを大きく見せる効果があります。
3.低身長
150cm台~160cm台の身長が低めの人もまた、自分自身をスーツが似合わない体型だと決めつけて、スーツスタイルを苦手としがち。ですが、スーツはカジュアルな服よりも、体型の悩みをカバーする力を持っています。
★低身長対策
『ディティールを高くする』
『ボリューム感を出せるカラー』
基本的にゴージライン(上衿と下衿の縫い合わせ線)が高い位置にあるジャケットを選ぶのが最適です。
オーダースーツになってくると腰ポケットの位置も変える事が出来るので、こちらも同等高い位置にするのがお勧め。
視線を上に集めるので、背を高く見せる効果が期待できます。
チェンジポケットも腰の位置を高く見せれるので足長効果があるとされています。
低身長さんにお勧めな生地色は、グレーやベージュのようなボリューム感が増すカラーが鉄板です。ちなみに柄はストライプがベスト。縦のラインを強調し、身長を高く見せます。
いかがでしたでしょうか?
スーツは出来る男に見せることだけでなく、体型までもカバーしてくれるということを知って頂けたのではないでしょうか。
自分のコンプレックスを最大限に生かし、カバーする事で
見違えるようなスーツに仕上がりますよ!
『体型は変わってないのにLYDIAのスーツを着てるとスタイル良くなった?って言われるんだよね』
一人でも多くのお客様に、そう言ってもらえるようなオーダースーツを制作していきます。