見出し画像

#23 ぼちぼち世界旅 ガンジス川のほとりでinインド

どうも。いま、しあわせかい?
桂 直太郎(カツラ ナオタロウ)です!

私事ながら、12月中旬より世界一周旅を計画し現在は旅路です。
これから世界旅行を計画される方へ役立つ情報になれば幸いです!

ワーラーナシーへ到着

*空港での客引き(北インド編)

2日間のチェンナイでの滞在を終え、次の目的地であるワーラーナシーへ向かう。
飛行機で2時間30分程かかり、ワーラーナシーへ到着したのは午後6時。

空港から市街までは離れているが、鉄道が整備されていない。基本的な市街までの移動手段は以下の3つである。
・個人タクシー・・・個人利用(料金高)
・シェアタクシー・・・他人とシェアして利用(料金中)
・シャトルバス・・・市が運営している(料金安)

もちろん私の選択肢はシャトルバス一択で、あらかじめ、バス停や時間などを調べていた。
バスは1日4本の便があり、私は最終の18時30分のバスに乗る予定であった。空港到着時刻は、18時10分なのでまだ間に合う。

情報のとおりに空港を出てすぐ左のバス停へ向かうのだが、出口を出ると何人もの客引きに囲まれる。私は何度も断ったがかなりしつこく、断った後も付いてくる。
そこでバス停を探していることを客引きに伝えると・・・
「バスは18時に出発したよ。」と言う。
バスの出発時刻は18時30分だし、そんなはずがないと別の客引きにも聞いてみると・・・
「今日はバスは休みだよ。」と言う。
先ほどの客引きと言っていることが違う。明らかにおかしい。
だがしかし、これもネットの情報に書いているとおり。
おそらく、バスは18時30分に来るのだが、嘘をついてタクシーに乗せようとしているに違いない。

そこで、巡回に来ていた警察官を発見。
警察官なら安心だとバス停の場所を聞いてみると、すんなりと教えてくれた。さすがは、警察官だと思ったのだがなにやらおかしい。
先ほどの客引きと警察官がヒンディー語でコソコソと話し始め、その後に警察官が私に言う。
「今日はバスは休みだから、この人のタクシーに乗った方がいいよ。」

”お前もグルなんかい!Σ(っ °Д °;)っ”

もう誰の言うことも無視して、先ほど警察官が言った(失言?)したバス停でバスを待つことにした。
ちなみに、バス停には目印などがなく初見で見つけることは不可能である。
参考に、2つの情報サイトを下記に引用する。

待ち時間は、警察官と客引きと談笑していた。タクシーに乗るつもりはないが、客引きと私の値段交渉のくだりがおかしくて、みんなで笑っていた。
だが、悲しいことに定刻になってもバスが来ない。遅延の可能性は十分にあり、その後20分も待機したのだが来なかった。
最終的には、結局シェアタクシーに乗ることになった。

それぞれの客引きの言っていることがバラバラなので、客引きの情報が誤っていることは確かだ。だが未だに、なぜバスが定刻に来なかったのかは私の中で不完全燃焼である。
敗北感というか、悔しさが残る・・・

インドに入国!バラナシ空港から市内への移動方法 | Wanderlust

Wanderlustより

【インド】バラナシ空港から市内へのアクセス方法まとめ | Rika Saki World🌐世界一周中のバックパッカー

Rika Saki Worldより

*素敵な旅人2人組

客引きとのやり取りに疲れ、ようやくホテルへ到着した。
チェックインを済ませようとカウンターへ行くと、同じタイミングで新たにふたりの旅人が到着した。日本人とイタリア人の男性ふたり組。
このふたりは、ネパールとインドの国境で出会い、そのまま5日間ほどを共に旅しているのだという。

日本人男性の名は、マオさん。(39歳)
三重県で雑貨屋さんを営んでおり、その商品の調達で2週間ほどインドとネパールへ訪れているのだそう。その他にも、建築や農業などの多くの仕事をしているそう。
イタリア人男性の名は、トマーソくん。(20歳)
自分を探すために、18歳の時から世界を旅している。ちなみに、半年前に靴をなくしそのまま裸足で歩いているのだそう。

出会った瞬間からわかる、ふたりの幸せなオーラ。すっかり魅了されて、一緒に夕食を食べ楽しい時間を過ごした。

幸せあふれる旅人2人

ガンジス川のほとりで

*朝日を浴びたガンガ

私の泊まるゲストハウスから数分のところにガンジス川が流れている。
ここでは、ガンジス川を「ガンガ」と呼ぶのが一般的らしい。
ガンガには多くの人が集まる。沐浴をする人・お祈りをする人・洗濯をする人・お話をする人。
また、ガンガは火葬場としても利用されており、火葬後はガンガに遺灰を流すのだそう。そのため毎日、川の数か所で火葬が行われている。

教科書で見たことのあるガンガが、目の前に広がる。
やはり朝から多くの人が集まっていた。
沐浴をする人が多く、場所が足らないので、船を使って大勢のグループで対岸へ向かい沐浴をする光景もあった。

その後に朝食で食べた、地元の人が教えてくれた「ダルプリ」は、おいしかった。

ガンガ(ガンジス川)
朝食で食べた「ダルプリ」

*新たな旅人夫妻

ガンガを散歩していると、マオさんを発見。いつの間にかマオさんも裸足になっていた。
話をしていると、マオさんのお友達が偶然インドで旅をしているらしく、今日会う予定をしているのだという。せっかくなので、私も会わせていただくことにした。

マオさんのお友達だというので、ものすごい旅人感のある風貌をした人が来るのかと(勝手に)思っていたが、実際はすてきなご夫妻であった。
ご夫妻は、愛知県でベトナム料理店を経営しているのだそう。
おふたりで経営しているので、旅の間は休業。毎年、数か月間はこのようにして休業を取り旅に出るそうだ。

ひと休みするために入ったカフェでの会話がおもしろかった。
正直なところ、ワーラーナシーでの観光はたいしたボリュームがなくやることがないのだ。そのことを私はたった1日で感じていたが、ご夫妻はもうすでに5日間?もここに滞在しているのだそう。
「で、このあとなにすんの?」
「・・・」

幸い私は、明日の鉄道の切符を予約するために駅へ行く用事があり忙しい。
「ええな~用事があって。目が輝いてるわ。」と私に言う。
そんなこんなで楽しい時間を過ごし、私は3人とお別れをした。

サイゴン2 - Google マップ

ご夫妻が経営するベトナム料理店「サイゴン2」
すてきな大人たち

インドの鉄道事情

*鉄道切符の予約へ

明日の移動に備え、近くの主要駅へ切符の予約をしに行く。
次の目的地は、「アーグラ」。
名前に聞き馴染みはないのだが、あの「タージ・マハル」があるところである。

*切符の予約方法

私の知る限り、切符の予約方法には2通りがある。
・オンラインで予約
・駅のカウンターで直接予約

本来であれば、オンラインで予約するのが最も望ましい。
ただ、オンラインで予約をするには、インドの鉄道機関(IRCTC)?のアカウントを作成しなければならないそうだ。これには、インドでの電話番号(インドでのSIM)が必要であり、私は持っていなかったので直接カウンターにて予約することにした。

*駅カウンターでの予約方法

まずは、「ixigo」アプリをインストールする。
このアプリは登録不要であり、現地からでも遅くはない。

アプリに予約したい行先と日時を入力すると、いくつかの候補が出される。(下記写真参照)
すでに希望する便が満席の場合もあるので、あらかじめ第3希望まで用意しておくとよい。
決めておかなかければならない事項は、乗車便・日時・乗車クラス(下記引用参照)。
この情報を握りしめて駅のカウンターへ行く。

インドの鉄道アプリ「ixigo」

予約カウンターの場所は、駅によって異なるので駅員さんに尋ねるとよい。
カウンターで予約用紙(下記写真)をもらい、希望する鉄道の情報を記入する。記入後に、再度カウンターに渡し空席があればその場で支払い予約が完了する。希望する便に空席がない場合は、第2・3希望と伝えていく。(乗車クラスを変えると空席がある場合もあるので要チェック。)

鉄道の予約用紙

私がインドでの鉄道予約をするために活用したサイトを引用しておく。

【インド人に聞いた】インド鉄道現地予約方法 | あみめのブログ

あみめのブログより

【北インド鉄道完全マニュアル②】インド鉄道の座席クラスを徹底解説! - けんたのぶろぐ

けんたのぶろぐより

ちなみに私は、駅のヘルプカウンターのおじさんが予約用紙をすべて記入してくれたおかげで、ワーラーナシー駅での予約は難なく完了した。

ヘルプカンターのおじさん

体に異変が・・・

鉄道の予約を終え、駅から帰ってきた。喉がガラガラになっている
駅へ行く前は全くそんなことがなかったのだが、こうも急変するのかと怖くなるほど。
駅までは、バイクを配車し向かったのだが、その道中の汚染された空気を吸ってしまったせいだろう。マスクをしていればよかったと後悔している

すぐに治るであろうと思っていたが、この後に発熱までつながってしまうことをまだ知らない・・・

夜の火葬場へ

ガンガで行われる火葬は、18時がピークなようなので向かってみる。
火葬場が観光地?となり、多くの人がそこへ集まるというのは複雑な感情である。私もそのうちのひとり。

生と死が共存するワーラーナシーで何を感じ、いまを生きているという意味を改めて深く感じることができる。
ここへ来る人々は、それぞれ何を感じるのだろうか。

火葬場は、お祈りと音楽であふれかえっていた。

道中、おでこに何かを塗られる

寝台列車へ

翌日の夕方、次の目的地へ向かう寝台列車に乗るため、ワーラーナシー駅へ向かう。次の目的地は、タージ・マハルのある「アーグラ」

時間に余裕をもって配車アプリでバイクを予約したつもりが、なかなか到着しない。これでは間に合わないと焦り、近くのトゥクトゥクに声を掛けて向かうのだが、渋滞に巻き込まれる。
予定より10分の遅刻だ。私の時間管理があまかった。
乗れないことを覚悟し、駅へ到着したがなんとか列車には間に合った。

散々走ったせいで汗がびっしょり。寝台列車なのでシャワーなどあるはずもなく、人生初の寝台列車での経験は苦いものとなった。

乗車した列車クラスは、「SL」タイプ。
今回のインド旅では、「SL」「3A」のクラスを経験したのだが、列車設備の大差は無く、異なる点と言えば、乗客の治安の良さであった。
「3A」は「SL」の倍以上の料金はするが、それに伴い客層が大きく変わる。
「3A」のクラスは、"それなりに"静かなので、快適な睡眠を確保できる。

ちなみに、車内ではご飯やお水などの販売が定期的に巡回している。
もちろん、チャイはどこにでもついてくる。

寝台列車内とチャイ



KATSURA NAOTARO


いいなと思ったら応援しよう!