配当貴族銘柄の幾何平均リターンの計算方法とKatsuyaが実践している配当貴族銘柄の買い方の計算アプリの紹介
まずは、このリターン表をご覧ください。
こちらの表はそれぞれの銘柄群の算術平均(小学校のときに習った平均と同じものです)リターンを出しています。それぞれの数字を確認すると、
配当貴族 +9.27%
配当王 +9.14%
配当侯爵 +9.12%
S&P500 +7.81%
ちなみに、上記の平均の出し方のほかに、幾何平均(皆さんが小学校のときに習った平均とは別のやり方で出す平均です)リターンというものがあります。
幾何平均リターンはそれぞれ、
配当貴族 +8.36%
配当王 +8.35%
配当侯爵 +8.47%
S&P500 +6.07%
アプリを作りましたので、ここに数字を入れて計算してみてください。
https://calculation-asset.streamlit.app/
算術平均リターンと幾何平均リターンではどちらが資産運用の平均リターンを出す上で好ましいのでしょうか。
結論から言うと、幾何平均(皆さんが小学校のときに習った平均とは別のやり方で出す平均です)リターンの方が実際のリターンを反映しているといえます。
なぜそうなのかというと、
例えば、
1年目のリターンが+100%、
2年目のリターンが+300%
3年目のリターンが-100%
このようになっていた場合、
算術平均(小学校のときに習った平均と同じものです)は、
100%ということになり、年平均リターンが+100%ということになります。
しかし、現実は最後の年に-100%になっているので、
資金は0円になっています。
算術平均では資金は2倍になっているはずなのに、現実は資金が全部なくなっているのです。
平均のイメージからとんでもなくかけ離れているのがわかると思います。
はっきり言って使い物になりません。
そこで、幾何平均(皆さんが小学校のときに習った平均とは別のやり方で出す平均です)リターンで計算すると、-100%となり、
年平均リターンは-100%になります。
最後の資金は年平均(幾何平均)リターンで計算した場合も0円になっていますので、
平均のイメージ通りだと思います。
割合での平均は、掛け算になるので幾何平均で出した方が我々のイメージする平均リターンに近くなります。
したがって、幾何平均リターンで資産運用のパフォーマンスは見るべきでしょう。
先ほど紹介したアプリを使って確かめてみてください。
https://calculation-asset.streamlit.app/
それから、自分が実践している配当貴族銘柄の買い方を自動で計算してくれるものも付けています。
参考にしてみてください。
以降は雑談になります。
興味がある方はどうぞ。
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