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コラム #5 : 音楽家/ミュージシャンのマネタイズ事情(サブスク編)
今回のコラムでは、音楽家/ミュージシャンのマネタイズ事情(サブスク編)と題して、考察してみたいと思います。
音楽家/ミュージシャンの稼ぎ方としては、作詞作曲、演奏、アレンジ、プロデュースなど多岐に渡っています。作詞作曲では著作権、演奏では著作隣接権が収入となり、演奏、アレンジ、プロデュースは、クライアントからの成果報酬となりますね。
そして昨今では、CDの売り上げは激減し、サブスクリプションサービス(以下サブスク)が中心となっているのは知っての通りです。
先日、X(旧Twitter)でBillboardの記事で『2023年 音楽ストリーミングの全楽曲のうち4分の1が一度も再生されず 60%の1億950万曲はロイヤリティでコーヒー1杯買えず』を発見しました。(下記リンクです)
https://amass.jp/172439/
内容は、2023年、音楽ストリーミング・サービスの全楽曲が1億8,400万曲に達するものの、その4分の1にあたる4,560万曲が一度も再生されていなく、18%の3,390万曲は10回までしか再生されず、約16%の3,000万曲は101回から1,000回のみ再生。60%にあたる1億950万曲は、ロイヤリティでコーヒー1杯を買うのに十分な回数ストリーミングさえなかった..、というものでした。
さて、私の作品は、サブスクでの音楽ストリーミング(Apple、Amazon、Spotify、LINE、NexToneなど)にて現在79曲登録されていますが、アグリゲーター(配信会社)からの年間の支払い額はコーヒー20杯分ほどです(悲..)
まあ、これがサブスクでの現実ですが、どこで爆発的な再生数が発生するかは、神のみぞ知る、ですね。でも夢を見るには作品がなければ意味を成しません。
宝くじも買わなければ当たらないのと一緒なのです(笑..)
その他に、私の作品群はアグリゲーターが運営しているFM、AMなどの放送局が多く利用する会員制の著作権フリーのサイトにも登録されており、そこでの多くの音楽家/ミュージシャンも曲登録をしているのですが、そのサイトでの累計の売上順位で私はずっと2位をキープしていまして、そこでの売り上げは、かなりの額になっています。
ちなみに私のソロアルバム(CD2枚)、教則DVD(全6巻)、教則書籍(全2冊)は、全国でのシンセサイザーのセミナーやデモで物販コーナーを設けて販売をしているのですが、これが毎回かなりの売り上げになっていて、イベントでの物販は私にとってとても有益な収入源となっています。
やはり、サブスクは宝くじ的な感じになっていますが、イベントでのリアルなプロダクツの動きはまだまだ安泰と実感しています。
国内海外の大物アーティストでも、会場での物販の売上額はコンサート本体にも匹敵するそうです。
やはり音楽家/ミュージシャンは、何かしらプロダクツを残すのは必須です!
ぜひ皆様も現状のサブスクに過度な期待をせずに、販路をしっかり見定め、しっかり自分のプロダクツを作っておきましょう!
さらに今後は、そのプロダクツはブロックチェーン技術にてしっかり著作者が紐付けされ、今後のネット上での物販にも必ず明るい未来が展開します。
輝かしいリッチな未来を信じて邁進しましょう!!