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コラム #6 : 革新的新技術で何が変わる?

今回は、様々な革新的な新技術や便利な機能が、我々の商売道具である電子楽器や音楽制作にもたらす恩恵について述べたいと思います。

まずは「OSMOSE(オズモゥス)」、フランスのExpressive Eという会社が開発した電子楽器です。
この楽器の凄いところは、同社の商品であるTouch(トゥシェ)という前後左右そして押し込みという3次元のコントローラーでの表現で培った技術を、新開発の49の鍵盤全てに活用し、さらにそれらのコントロールを完全フル独立して制御できる点です。
特に皆さんご存知のポリフォニック・アフタータッチを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうが、最も驚愕的なのは、49の全鍵盤で左右に揺らすことでピッチコントロールがポリフォニックで可能な点です。
一部の電子オルガンの3段目鍵盤にてこの横方向でのピッチコントロールは古くからありましたが、当時は単音色で、ポリフォニックでの制御はこのOSMOSEが初だと思います。
実際の演奏でも極めて自然なビブラートとなり、ポリフォニック・アフタータッチと合間って、まさに革新的な表現力を得ることができます。
ぜひ、実機での試奏を強くオススメします。
実際、以前輸入元のフックアップの会場にてJSPAで開催した正会員向けのOSMOSE試奏会では、参加した皆さん大絶賛でした。
●フックアップでのOSMOSE紹介ページ
https://hookup.co.jp/products/expressive-e/osmose
●私がOSMOSEを演奏したmusictrackjpでのデモムービー
https://www.youtube.com/watch?v=CmzPt14QzPA&t=152s

さてもう一点、個人的にこれは凄いというモノをご紹介。
私の年代の方は8ミリビデオ(Hi-8)やminiDVで撮った思い出の映像があると思うのですが、私も旅行や家族イベントなどで、ハンディカムで撮りまくっていまして膨大な数のminiDVテープがあるのですが、それをどうしようか?ずっと思案していたところ、素晴らしいプロダクツを発見しました!
SANWA SUPPLYの「ビデオキャプチャーボックス」で、なんとPC不要(!)、USBメモリーを挿してボタンを押してキャプチャしていくというスグレモノです。
画質の劣化もほとんどなく、全てmp4フォーマットでデジタル化できて、しかもHDMI端子付きで大画面でもPCモニターでも映像確認可能です。
仕事の合間に昔の映像を楽しみながらのmp4化、結構楽しいです(^^)。
●SANWA SUPPLY「ビデオキャプチャーボックス」
https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-MEDI046
●↑これでmp4化した私のバンドの29年前のライブステージ演奏ムービー
https://www.youtube.com/watch?v=fzo4Ttt36og&t=2298s

今はスマホで超高画質で簡単にデジタルデータで映像を収録できたり、手軽に高音質でサウンドをデジタル録音できる素晴らしい時代ですが、よく考えると、デジタル創成期の頃のプロダクツ、テープメディアでのデジタル映像コンテンツや、それこそフロッピーディスクやCD-ROM、低速低容量のハードディスクなどに収録されたコンテンツの末路って…一体どうなるのだろうか…。
皆様も大切なデータがあったら、手遅れになる前に最適化された状態での保存方法の模索を強くお勧めします…or…諦めて一気に完全リセットか?

さあ、どうする!?

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