デイサービスを開業する方法
デイサービスは高齢化社会にとって馴染み深いものとなっており、必要不可欠なものとなっています。
なぜなら日中の介助をすべてにあっているからです。
日中の介助とは食事や入浴、排泄の面のことです。
それらを行い、高齢者自身の生活をささえ、さらには介護者の負担の軽減を行います。
高齢者と介護者の両方の援助を行うことは、健康維持や孤立感の解消を行います。
そんなデイサービスを開業するにはどうすればいいのでしょうか?
私はデイサービスで働きながら自力で調べて開業しました。
当時は法律のことなんてなんにもわかりません。
ここでは、私が実際に行った申請の流れや必要な書類、かかる費用について説明していきたいと思います。
私はこの記事の他にもデイサービスをよりよいものにするための記事も書いています。
もしよければ、そちらも参考にしてもらえると嬉しいです。
それではいきましょー!!
もうすでに開業してるよって方は、こちらの記事を参考にしてもらえれば嬉しいです
デイサービスを開業する流れとは?
デイサービスを開業するとき、そもそも流れがわからないという方が多いと思います。
安心してください、私もそうでした。
私なんか、特に難しくなく、やりたい!っていえばいいものだと思っていました…
デイサービスの色を決める
まずはデイサービスの色をきめましょう。
色といっても、赤青黄色とかではないです。
色、つまりウリ、強み、コンセプトです。
このコンセプトがブレブレだとあなたがいくら必死になってデイサービスを開業してもうまくいくことはありません。
あなたのデイサービスを選んで貰えるような色をみつけなければなりません。
どうやってみつけるのかは、あなたの心にあります。
今働いている人は「こんな施設があったらいいなあ」といった思いがありませんか?
それがデイサービスに色をつける1歩目です。
必要書類の確認
デイサービスを開業するには、ごっそりと書類が必要になります。
それらをご紹介。
・事業申請書類
・申請者の定款
・登記簿当方
・従業者の勤務体制および勤務形態一覧表
・管理者の経歴書類
・事業所の平面図
・運営規定
・事業に関わる資産の状況を記載した書類
などなど・・・・です
などなどと記したのは、自治体によって必要な書類が変わってくることがあるからです。
私自身もA市はこれでよかったけど、B市になったらまた別な書類が必要になったなんてざらにありました。
なので、どんな書類が必要になるかは都道府県や市区町村の事業所指定の役所にきいて確認が必要です。
ちなみに、不安となっている書き方に関しても聞けば教えてくれます。
私自身、右も左もわけわからん状態でしたが、なんども役所に足をはこび書き方を学びました。
法人をつくる
デイサービスの開業には法人の設立が必須となっています。
よくある株式会社◯◯とか釈迦福祉法人〇〇とかそういった部分のところです。
それぞれ設立に関する条件や時間、費用はばらばらです。
確認しておきましょう。
物件の契約
法人設立と同時期になってしまいますが、物件の契約があります。
ここは!
大事な!
ところです!
利用してくれそうな人があつまっている地域、つまり立地が良い地域をしっかりみきわめましょう。
地元だから~といった理由で始めた結果、デイサービスが多い地域でうもれてしまってだめになったり、
そもそも人口が少なく、デイサービスが足りている場所だったりします。
しっかりと地域のことは確かめて物件契約を行いましょう。
内装工事
土地を決め、1から立てるのであればいかに利用者にとって過ごしやすい環境になるかを考えながら内装を工事します。
もとからある物件を工事する場合には、制限がありますが、利用者に取って過ごしやすい環境をつくるのにはかわりありません。
念入りに計画をねっていきましょう。
同時に、デイサービスに必要な物品をどんどん揃えていきます。
自治体へ指定申請
さて、利用者がいつきてもいい状態へと内装工事や物品の搬入がおわりましたか?
そのいつ来ても利用者が来てもいい状態となってから、指定申請の審査がはじまります。
広さはどれくらいで、定員は何人で、実際にみるとせまくないかとか、ここの動線はどうかとか。
どのようにデイサービスを稼働させていくのかとかガッツリみられます。
そりゃあ自治体からするとしっかりデイサービスを稼働させてほしいので厳しくみられます。
乗り越えましょう!!
デイサービスに必要な資金・費用は?
デイサービスを行うにあたって、自治体への申請を心配される方が多いですが、もうひとつ心配事があります。
それは費用面ですよね。
ぶっちゃけいくらかかるんだいって話です。
少しでも安く済ませたいですよね。
私自身いくらかかったのかもまじえながらはなせていければと思います。
法人設立費
法人を作るときに必要なお金です。
私はいつも株式会社で法人設立していたので大体25万くらいになります。
これが例えばNPO法人だと設立費用はかかりませんが、設立までにかなりの時間がかかります。
ただ株式会社はそのぶん早く設立できます。あなたはどこを優先して選んでいきますか?
法人の種類でいろいろかわってきますよ。
物件の初期費用
デイサービスの事業所を借りるときや建てるときの費用があります。
建築費用はそのまんまです。
あとは借りる場合は敷金礼金、仲介手数料などがかかります。
場所によるところが大きいですが、
デイサービスを行えるくらいの大きさ、土地とかだとなんやかんやで100万以上は見ておいたほうがいいかと思います。
改装工事費
水回りや空調などは直しましたか?
スプリンクラーなども必要となるケースもあります。
補助金などもどんどん活用できますが、いくら安くみつもっても500万程は見ておいたほうがいいかもしれません。
指定申請のときにつっこまれないようにしっかり直していきましょう。
デイサービスの資金調達
とても大切な話になります。
今までデイサービスにはいくら掛かるとか話してきました。
しかし、そのお金のでどころを話していません。
施設をつくっただけで何百万…
人件費も、半年は見ておきたいです。
軽く1,000万はこえるとみておいたほうがいいと思います。
私は1800万を借りました、しかし、それでも経営がうまくいかず、さらに追加融資をうけています。
借りました、といった通り私は銀行で融資をうけています。
他にも日本政策金融公庫という新規事業に取って嬉しい制度もあります。
そういったところから大きくお金を借りることがメインとなります。
ですが、借りるためにはあなたの意欲と計画性が試されます。
デイサービスの成功させるために
デイサービスのスタートをきるためには、
指定申請、人、そしてお金が必要です。
なかでも資金が一番気がかりでしょう。
主に資金は借りる方が多いと思います。
そこで大切なのは「事業計画書」というあなたの熱意と計画性をこめたものを作らなければなりません。
最初に話したことを覚えていますか?
デイサービスの色を決めよう。
このあなたのデイサービスの色、コンセプトをどうやってあなたが行う地域にマッチさせるか。
どうやって地域のニーズにあなたのコンセプトをよせていくか。
こんがらがりますが、
私は地域のニーズが優先だと考えています。
自分がやりたいことがある。
しかし、ここの地域のニーズにはあわないだろう
そうなったら、私はそこで行うのはよくないと思います。
あなたの思いはもっていていい、しかし、地域のニーズにマッチしているところで戦ってください。
あなたと、地域ニーズをあわせてください。
そして見つけたとき、事業計画書をはじめてつくりはじめることができると考えます。
この地域で、これくらいの資金で、これくらい利用者が毎月きて
これくらいで黒字になる。
従業員もあつまってきて、どんどん施設を大きくできる。
そんな計画を作ることができます。
私がはじめて事業計画書をつくるときは本当にイライラしました。
うまくつくれなかったからです。
ですが、地域のニーズをしっかりききとり、自分のやりたいことをうまくマッチしていくように心がけるだけでなんとか形になってきたのです。
形になりかけてくれるとき、銀行は手助けしてくれます。
アドバイスをもらいつつ事業計画書をつくる。
さあ始めよう、デイサービス
融資をうけて、さあデイサービスをはじめましょう。
最初は誰だってわからないままスターㇳです。
現場で働いていた経験なんてないのと同じ、
だってあなたは施設経営者になったのだから。
でも、あなたがやりたいことができるデイサービス。
事業計画を作る中でみつけた、あなたと地域ニーズとのマッチ。
一緒に働く、あなたの考えに賛同した仲間。
大丈夫仲間がいる。
最初は利用者がこなくてビクビクするかもしれないです。
だからこそ、営業活動はがんばってください。
あなたがいくのもよし、営業活動部隊を作るのもよし。
あなたの施設を知ってもらうのが第一。
そして利用してもらうのが第二。
口コミで広まれば万々歳。
楽しいですよ!
難しいこともありますが、デイサービス運営は楽しいものです。
あなたならできる。
あなたならではのデイサービス、楽しみにしていますね。
デイサービス運営についてわからないとき、
私の経験談をまとめてあります。
もしよければどうぞ!
スタートダッシュが大事です!
より実践的に知りたい方はこちら