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社員の9割が月曜日に会社に行きたくなる会社「西精工」を見学して感じたこと

こんにちは、米良です。
もう1週間経ってしまいましたが、この感動は冷めやりません。

2020年10月28、29日の2日間で、徳島県の西精工の企業見学に行って参りました。この2日間の思い出を皆さんとも共有したく、noteにまとめます。


▼西精工見学ツアーの集合写真

全体写真


名言が続出した徳島1日目の夜

まずは1日目夜の懇親会、慶應大学の前野隆司先生、ホッピーの石渡ミーナ社長、eumoの新井カズさん&岩波ナオちゃん、といった錚々たるメンバーによるパネルディスカッションでは素敵すぎる言葉たちが乱発されていた。

<素敵すぎる言葉セレクション>
・優秀な人とは「優しさに秀でた人」なんですよ。
・金持ちより人持ち(Know howよりKnow who)ですよ。そう、結局のところファンがいるかどうかに収斂するんですね。
・経営者も一人の哲学者なんですよね。
・常識は変わるけど本質は変わらない、つまり経営の本質は変わらない。だから、景気が悪くなると本物かどうかが問われる。そう、本物が光る。
・教育ではなく「共育」ですよ。ともに育む、ともに育つんですよ。
・会社は人間力を伸ばす場、良い会社は人間力を伸ばす場になっているんです。今の社会には学ぶ場が減っている。だから寺子屋が必要だと思うんです。


▼徳島1日目の夕食会

1日目の夜


いかがでしょうか?

この言葉たち、全部を掘り下げたいですが、特にわたくし米良に響いたのは、学ぶ場(寺子屋)のあり方の話です。

寺子屋というのは、教師が生徒に教育する場ではない。寺子屋は、参加する者たち全員で場を創り、そこで、「自分という人間軸を生きている人」が話したいことを話して、その話から参加者それぞれが自分の学びを得ていくという場である。

つまるところ、良い人を集めて教えない、というのが寺子屋のキモである。

寺子屋では、内在的自己を大切にして、内在的自己同士が触れ合うことによって、意味が生まれる。この意味の創造が人生の喜びである。そう、寺子屋はライブである。

その人が生きているということを実感・共有する場であり、命がどう輝いているかを感じて、命を共鳴させる場である。

このような寺子屋の場を創れる「カッコいい大人」がいなさすぎるのが現代社会の問題である。だから、みんなで人間性を磨いて、カッコいい大人になろう!

はい、もうお腹いっぱいです。

1日目夜の懇親会だけで、ゲップが出るほど学びが濃厚です。徳島に来てよかった。。。


感動する西精工の朝礼

そしていよいよ2日目は、今回のツアーのメインである西精工の見学ツアーです。

まずは西精工の会社概要の説明を聞いた後に朝礼に参加しました。ご存じの方もいるかもしれませんが、西精工では毎日1時間の朝礼を行っています。

この朝礼がとてつもなく素晴らしい。一方的な連絡で終わりがちなよくある朝礼では全くなく、超絶に「対話」を重視した朝礼です。驚くことに、役員から新入社員まで全員が同じ場を共有して対話をします。

そこには上下関係なく、会社を、仲間を、お客さんをより良くしたいという想いで対話が繰り広げられます。

本当にみんなが、1人も斜に構えることなく、全員で対話の場を創っていたのには、驚きを通りこして感動すら覚えました。

▼西精工の朝礼

朝礼


朝礼の後には、オフィス&工場見学ツアーがありました。

まず驚かされたのは、社員全員のパーソナルミッションが書かれたシートがオフィスの壁一面に張られていたことです。

みんなが妥協することなく、自分自身のミッション、そして自分が達成したいことを、まさに自分の言葉で書き綴られています。

社員の方々が何のために生きているのか、そして仕事を通じて何を成し遂げたいのか、というのを明確に言語化して共有している、というところを見習いたいと強く思いました。

▼全社員のパーソナルミッションが書かれたシート

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また、オフィス&工場見学の最中にわたし達が通ると、社員の皆さまが、本当に全員が、明るく元気な挨拶で迎えてくれたことに、またまた大感動してしまいました。


みんなの前で号泣した西社長のお話

最後の締めくくりは、やはり西社長の講和です。

はい、結論から申し上げますと、号泣でした。言葉で伝えようとすると、とても陳腐になってしまうのですが、わたくし米良が震えた、西社長の言葉を共有します。

・本気でやる。
・人間関係で生産性が決まる。
・仕事はこの人のために頑張る、その人の顔が見えることが大切です。
・働きから改革でなく、働きがい改革である。
・人間の成長のためには、負荷をかけて見守る。
・良い会社は仕事以外が多い
・飲み会の価値は自分たちで作っていく。飲み会で「今日は仕事の話はなしよ」という会社は本当は仕事のことがキライだと思う。
・喜びだけでなく、苦しみも共有する
・不幸というのは、不幸の塊なのではなく、側面に幸せがある
・大家族主義は血だらけ
・自分の語った理念を、仲間が信じてくれている、責任を感じる、幸せは重い
・あいさつしない職場は暗い
・無関心が人を殺す
・元気はいつでも自分で作るんじゃい
・あいさつしない、掃除しない、無関心、は悪い会社
・自分から挨拶する
・経営は命がけ、経営とは従業員のため
・社員を幸せにすべき(Should)から、社員を幸せにしたい(Want)に変わった
・理念経営:ものづくりを通じて、みんなが物心共に豊かになり、人々の幸福・社会の発展に貢献すること

▼西社長

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西社長の言葉から、わたしの心は大きく揺さぶられましたが、その中でも、西社長の取組みの中で「挨拶の取組み」について共有します。

東京で仕事をしていた西社長が、徳島の西精工に戻ってきたときに最初に感じたのは、「会社の雰囲気が暗い」ということだったそうです。

それを改善するために、まずは挨拶を徹底的に浸透させる取組みを行ったそうです。

西社長が、挨拶を浸透させるために行った取組みとしては、まずタイムカードの横に西社長が立って、徹底的に西社長から社員の皆さんに挨拶することからはじめたそうです。

また、挨拶の素晴らしさを継続的に社員に説明し続けることを行っていたそうです。

そのお話としては、生産性は人間関係で決まる→人間関係はコミュニケーションからつくられる→コミュニケーションの基本は挨拶である→ゆえに挨拶することで生産性が向上する、ということを懇々と説明をしていたそうです。

わたくし米良が感じたこととしては、西社長は、自分からやる、真剣にやる、本気でやる、徹底的にやる、というのがとても印象的でした。


▼西精工社内にならべられた推薦図書

課題図書


その他にも、経営理念を腹落ちさせるために、いろんな取組みを行っていらっしゃいます。

<西精工の取組み>
・リーダーシップ勉強会:西社長自らが開催する勉強会
・8コン:8人の社員での飲み会
・ストレングスファインダー:自身の強みを理解する
・課題図書:人間力を伸ばす本を社員全員で読む
・気付き作文:社員の気づきを作文として共有
・パーソナルミッションシート:社員全員のミッションを書いて壁に張って共有する


いかがだったでしょうか?

西社長の徹底した取組み、とても学ぶところが多いです。
はい、わたくし米良の感動と熱い想い、伝わっていますでしょうか。
はい、皆さん、ぜひ西精工に行って感じてみて下さい。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お幸せに!



▼おまけ①:西精工見学ツアーポスター

ポスター



▼おまけ②:西精工見学ツアー後に神山町ではしゃぐ大人たち

おまけ


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