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失敗はない!すべては成功の素|和えるの矢島さんの力強さに感動した話
2020年6月11日(木)、第2回目となる人格塾対談イベントが開催されました。ゲストは株式会社和えるの矢島里佳さんをお招きしました。ちなみに人格塾とは何ぞや?という方は下記のページをご覧ください。
この日は、技術的なトラブルで対談のFacebookライブ配信ができなかったり、また、対談Zoomには「ハッカー」が現れたりと、なかなか稀有な経験をさせていただきました。運営側としては肝を冷やしましたが、矢島さんをはじめ参加者の皆さんの優しさを感じる機会にもなりました。
さて、改めて矢島さんの紹介です。大学時代に「和える」を起業されたスーパー起業家でございます。
矢島里佳|株式会社和える 代表取締役
1988年7月24日 東京都生まれ。職人と伝統の魅力に惹かれ、19歳の頃から全国を回り始め、大学時代に日本の伝統文化・産業の情報発信の仕事を始める。「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いから、大学4年時である2011年3月、株式会社和えるを創業、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2012年3月、幼少期から職人の手仕事に触れられる環境を創出すべく、“0歳からの伝統ブランドaeru”を立ち上げ、日本全国の職人と共にオリジナル商品を生み出し、オンライン直営店から始まる。2014年には事業拠点となる東京「aeru meguro」、2015年京都「aeru gojo」をオープン。「ガイアの夜明け」(テレビ東京)にて特集される。日本の伝統を泊まって体感できる“aeru room”、日本の職人技で直す“aeru onaoshi”など、日本の伝統や先人の智慧を、暮らしの中で活かしながら次世代につなぐために様々な事業を展開中。著書に和える創業までの物語を綴った『和える-aeru- 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』(早川書房)など。
動画を通して感じることができると思いますが、まったく偉ぶることのない矢島さん、開口一番に「今日は前野先生との対話を通して、考えを深めることを楽しみたい」と謙虚で控えめなご発言から対話が始まりました。
矢島さんの優しくも力強い言葉
私は和える君のお母さん
大学で法学を学んでいた時に、人間以外で人格を持つのは法人のみということを知った。だから、和えるを創業した時、会社という新しい人格を作ったと思っている。だから、私は和える君のお母さんだと思っている。
ジャーナリズムに挑戦
もともと会社を経営したいとか、社長になりたいという気持ちはなかった。もともとはジャーナリストになりたかった。思えば今もジャーナリズムに挑戦しているような気がする。
ポジティブに受け止める
両親は自分をありのままに受け止め応援してくれた、幼少期から人格を尊重して育てられていたと思う。家庭は、他人と比べない温かい環境であったし、自分もそれをポジティブにとらえる性格だった。
いろんな人がいる
大学生で起業した時には、それは必死だった。そんな中で、周りにいろんな人がいるということに気がついた。それは、「女子大生」としてラベルを貼って見てくる人と、「矢島里佳」という人間として見るてくる人がいるのに気がついた。
やってみよう!
やりたいことを言葉に出して、やってみるという生き方をしてきた。それは両親の影響もあったのかもしれない。両親を見て大人になるのは楽しそうだなと思っていた。チャンスがあれば挑戦してみて、自分が好きなもの、得意なものを得ていく。拡散と収束、拡散と収束のくりかえしの人生という感じかな。
失敗はない!すべては成功の素
取材を受ける時に、失敗したことは何ですか?って聞かれると困る。失敗したことは何だっけ?とひねり出している感じ。失敗はすべて成功のための経験として脳内処理してしまうので。
「三方良し」の三方以上!
Win-Winと言う言葉があまり好きではない。自分と相手が良いだけで、視野が狭いような感じがするから。現代社会では、会社と顧客だけでなく、グローバル、環境、とかいろいろなステークホルダーがあるので、四方、五方良し、が求められる。
悪気がないのが最もダメ!
タバコのポイ捨てをする人を見て、なんでそういう行動ができるのか分からなかった。美しくないし、良くないし、社会にとっても不利益だし、分からなかった。自分のスコープに自分しかいないと、悪気なくポイ捨てしてしまうのではないかと思う。まだ悪気があった方が良いと思う。悪気がなくてやってしまう人は、かわいそうだと思う。
どこに居られたら幸せですか?
採用の時に「どこに居られたら幸せですか?」という質問をする。自分がどこで生きていきたいかを決めるものと思っているから。会社で働く友達に転勤があることを聞いて驚いて違和感を持った。どこで生きるかを、会社に従う構造ができてしまっているのに驚いた。最近は学生でさえも、会社に決めて欲しいと思っている様で驚いている。
ゴキゲンさん!
自分のことを、自分自身を幸せにする天才だと思っている。言い換えると「ゴキゲンさん」だと思っている。他人を変えるのは大変だけど、自分が変わるのは簡単である。最終的にゴキゲンさんでいたいと思っている。
まだまだ道半ば
今は和える君(9歳)のお母さん。和える君が20歳になったら、自分はお婆ちゃんになりたいと思っているけど、まだ道半ば。これからは、日本の精神性を発信・提供できる「和えるTime」を届けたいと思っている。本当の意味で日本を体感いただくような時間を提供したい。
いかがだったでしょうか?矢島さんの優しさの奥に秘めた力強さを感じました。失敗はない!すべては成功の素、そして、ゴキゲンさん!など心を動かされる言葉がたくさんありました。
ぜひ動画をご覧いただけると嬉しいです。
お幸せに!