グラスゴーで家を探すぞ
まだ契約は終わっていないものの、昨日からようやくこれから4ヶ月の間お世話になる部屋に引っ越してきました。グラスゴーに着いてから1週間が経ち、実を言うとかなり精神的にまいってしまいました。戦犯は家探しです。人間、「自分の住む家」が安定してないとここまで精神が不安定になるのかと自分で驚きました。ここまでの1週間を「家」を軸にざっくり振り返ります...。
家探しの発端
学生寮に入ると日々英語の練習になるし学校に近いし...など良いことしかないなのですが、あいにく落選しました。理由は「交換留学生より正規生を優先している」とのこと。えー。研究室の先輩からは、「グラスゴーに到着してから学生のキャンセルが出てなんだかんだ寮に入れる」と聞いていたので舐めて家探しをサボっていたら、気づけば現地に着いても確定した部屋がない状態でした。
きっと運が悪かった
着いてからの1週間分はあらかじめAirbnbで民泊をとっておきました(グラスゴーの隣町ペイズリー)。寮のキャンセル待ち用、もしくはキャンセルなければ民間のシェアフラット探し用のつもりでした。しかしこのAirbnbでホストとトラブルが発生(ぼくはホストと同居するタイプのAirbnbが初めてでした)。7日の朝にこの民泊についたのに、8日にはここを出て行くことになってしまいました。ホストさんはぼくが朝にシャワーを使ったことが気に入らなかったそうです。
帰る家がない
まさか到着して1日で出て行くことになるとは思っていなかったので、出て行く直前に急遽、別の部屋をAirbnbで予約しました(もちろん反省踏まえてホストとは別居タイプ、グラスゴーセントラル駅近く)。しかし、その新たに予約した部屋のホストが、なんとチェックイン時間になっても連絡を取れない。予約した当日に急にチェックインなのでぼくにもかなりの非があるのですが...。完全に「帰る家」を無くした瞬間でした。異国の地で行き場もなく、スーツケースを横に道路でスマホをいじる自分に心が折れそうでした(折れてました)。
泊まる家を賭け、初めての英語の電話
知らない人と英語で電話をしたことがなかったので死ぬほど恐怖だったのですが、このままだと今晩泊まる家がないので意を決してホストに電話することにしました。電話に出てくれたので、言葉に詰まりながらなんとか現状を話すと、すぐにチェックイン方法送るから待ってて!と答えてくれました。ぶっちゃけ何言ってるか聞き取れなかったので、わかったフリをして電話を終えた後、もう一度電話してやっと理解できました(本当にテンパっていたんです)。ホストからしたら、当日急に予約した上に電話で2度も急かしてくる、英語の下手な、嫌な客でした。なんとか新しいAirbnbの部屋に入りました。
きっと運が良かった
部屋のクリーニングを終えてなかったらしく(前の客がチェックアウトしたばかりだと言ってました)、部屋を綺麗にする係のおじさんがぼくと一緒に部屋に入りました。部屋の掃除をしながら、世間話をしてくれました。そこでふと、「留学期間の部屋を探すのが目的です」と伝えると、「君、もしかしてKatsumi?」と聞かれました(びっくり!)。実は最初の民泊を出て行く直前(その日の朝)に、民間のシェアフラットの取次サイト(SpareRoom)で、ある部屋の視察希望を出しておいたのですが、掃除のおじさんはぼくの視察希望先の大家さんの元でも働いている人でした。
すごく運が良かった
SpareRoomで顔写真を使って申請していたこと、掃除のおじさんがシェアフラットの元でも働いてること、掃除のおじさんがシェアフラットの視察の担当もしていること、Airbnbの予約が直前で掃除が間に合っていなかったことなどもうこれは運命を感じました。
掃除のおじさんはその日暇だったらしく、そのまま部屋の視察に連れて行ってくれました。もちろん最初からおじさんを信じ込まずに詐欺の疑いも持って行動してましたが、部屋の視察に行くと学生らしき人がぞろぞろ出てきて、みんなおじさんと知り合いでしかもおじさんと仲良さげ。多くの学生(その日見ただけでも10人くらい)がすでにお世話になっていることを生で見れたので、信じていい人なんだと思いました。しかも希望していた部屋だけでなく、所有していて部屋が余っているフラットを次々と紹介してくれました。
そしてそのまま紹介してくれた中で一番良かった物件に決めました。めでたしめでたし。