ラジオ投稿日記
番組
星野源のオールナイトニッポン
テーマ
マツケン
投稿
少し前の事です。
今年は妻の伯父の初盆でした。でも法要の日に用事があったので、暇を見つけてお供え物をもって、伯父のお宅に伺うことにしました。
伯父の家は街から少し離れた集落にあります。
昔はたくさんの方が住んでいだそうですが、今はほとんどの方が街の方に出て行っているので,住んでいる人もあまり住んでいません。
街灯もなく暗く静まり返っています。
伯父の家に着くと、妻は裏口から入っていき、挨拶もそこそこに居間に上がり込みました。
居間には伯父の奥さんがテレビをみていました。叔母さんは2階にいる従兄弟を呼び4人で居間で話をすることになりました。
妻は幼少期によくここに遊びにきていただけでなく,3歳までここで叔母さんに育ててもらった経緯があります。なので勝手知ったるもの。
出されたお饅頭を食べてリラックスしています。従兄弟も、法人の事、仕事のグチなどを話しています。
昼間は流石に暑いそうですが、夜は涼しくてクーラーいらず。窓を開けて部屋の襖を開け、隣の部屋も開けて風通しを良くすると気持ちの良い風が入ってきます。
どうしてその話になったかは覚えていませんが、不意に従兄弟が「この前、夜の間にゴミを捨てに行ったら、ホタルが出てさ」と言いい出しました。
田舎だし、川の水も綺麗だからホタルが出ても不思議じゃない。
そう思って聴いていました。
すると従兄弟が
「まあ、ホタルって言ってもこれくらいの大きさだから」
と言い、親指と人差し指で丸を作っていました。物で例えるならピンポン球くらいの大きさ。
ホタルにしては大きくない?と思っていると妻は
「まあ、ホタルとは限らないしね」
といってせんべいを食べています。
ホタルじゃない?ではその光る球とはなに?
と思っていると、今度は従兄弟が上を見上げてこう言います。
「この家の2階では寝たくないんだよね」
といいます。
夜は涼しいとはいえ,2階は流石に暑いのかな?そう思っていると妻が
「そうだね。下の部屋でバタバタされてうるさいからね」
「そうなんだよ。下の部屋が少しは静かにしてくれれば寝ることが出来るんだけどね」
とって、隣の部屋を見ています。
下の部屋とは居間の隣の部屋こと、今は風を通すために襖が開けてられていて、薄暗い部屋が見えています。
「うるさいって何?」
と妻に聞くと,妻は
「まあ居るからね」
といってお饅頭を食べてます。
「居るってなに?」
と聞いた途端
パタン!
と、廊下のドアが閉まりました。
部屋に入り込む風のせいでしまったと言うより、何かの力でゆっくりと閉まった感じでした。
「閉まったね」
「閉まったよ」
「まあ仕方ないね。廊下でもバタバタしてることあるしね」
と、妻と従兄弟は話し、また、別の話を始めました。
その話を聞いていた叔母さんは「この部屋で寝るのに怖いやないの」と言いながらも気にした様子もなく,テレビを見ていました。
僕一人だけが何だか落ち着かない気分になり、お饅頭を食べていました。
何だか背後で複数の気配を感じながら。
後で聞いた話では、伯父の家に遊びに来るたびにそう言った不思議な経験をなん度もしているので,すっかり慣れたと言うことでした。
「それに悪さをするわけではないから」と妻は笑っていました。
ちなみに、ナニカが見える妻曰く
「目に見えないそう言った存在より、実際見える人間の方がよっぽど怖い」
とよく言っています。
不採用
普段、朝の番組やお昼の番組に投稿していますが,今回は星野源のオールナイトニッポンに投稿しました。
なにしろ、星野源さんも「推し」の一人。
何度か投稿はした事がありますが,採用などされるわけがありません。
今回の投稿も久しぶりに経験したので,送ってみるかと投稿しました。
ただ,怖く書く事がどうしてもできない。
なにしろ,このことを話す三人の口調が軽い事軽い事。
端折りましたが、隣の薄暗い部屋でも「何かが」ザワザワしている雰囲気はありましたし、奥さんのいとこは「階段の下でも騒ぐからうるさいんだよ」とか言うし、奥さんも「そうだね。いつものことだね」とか言って饅頭食べてるし。
おばさんも「怖くて寝れんわ」と言いながら平気な顔してテレビ見てるし。
何かしらの現象はドアが閉まっただけです。
そこも怖くかけなくて。
気持ちいい風は吹いていましたが,立て付けが悪そうな(失礼)ドアが閉まるような風は吹いていませんでした。ゆっくりと、普通に誰かが絞めたとしか思えない感じで閉まりました。
ちなみに、伯父さんの家があるあたり。
高校の時の夏の合宿で一泊した事がありました。
その時も「見える」後輩が「旅館の外でいろんなのが歩いてる」と言っていたので。
なかなかなかなかな地区なのかもしれません。
なんか怖い話が上手く書けたらいいなと思います。
あ。ちなみにテーマの「マツケン」ですが、怖い話のバックにマツケンサンバを流したら怖く無くなると言う話。
なんですが。
だんだんマツケンサンバが怖い話に侵食されていってやっぱり怖くなると言う(笑)
面白い事を考える方です。