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NAKED光の神苑 平安神宮
NAKED光の神苑 平安神宮
ずっと行ってみたかった『NAKED光の神苑 平安神宮』。日本各地を巡るNAKEDのイベントですが、なかなか機会に恵まれず足を運ぶことができませんでした。後々調べたら、平安神宮では過去数回開催されているようで、その人気の高さが窺えます。
平安神宮
京都観光の定番である平安神宮。主祭神は桓武天皇と孝明天皇です。その名前や建物の荘厳さから想像もつきませんが、その歴史は意外にも浅く、明治時代に創建された新しい神社です。明治25年、平安遷都1100年を記念して開催された内国勧業博覧会の目玉として、平安京の大内裏を模して建てられました。当初は、かつて存在した場所に建てる予定でしたが、用地買収に失敗して現在の岡崎エリアへ移動することになりました。明治28年、当時の8分の5の規模で完成し、平安神宮として平安京最初の天皇である桓武天皇が祀られました。
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平安神宮と訪れると真っ先に目に飛び込んでくるのが、この朱塗りの応天門です。大内裏の内側にあった門で、朝堂院(大内裏の正庁)の正門です。今でも十分迫力がありますが、建造当時の8分の5サイズなのだとか。
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応天門は度々失われては再建されてきたそうです。中でも最も有名な事件は、9世紀に起きた応天門の変です。藤原氏による有力官人達の排斥事件です。何者かに応天門が放火され、当時の権力者であった藤原良房が、藤原氏の勢力を削ごうとしていた有力官人の伴善男・中庸親子を放火の犯人として断罪し排斥した事件です。
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応天門の前で入場手続きを済ませて社殿へ向かいました。この社殿は、大内裏の朝堂院を模して建てられたものです。彩られた和傘が美しい。
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平安神宮に到着したのは19時前でした。日没から時間が経っており、明かりがない所はほぼ真っ暗。夜間撮影はかなりご無沙汰だったので、撮影当初は手ぶれ写真のオンパレードでした。徐々に感が戻り、何とか手ブレを抑え込むことに成功。背景は白虎楼です。
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朱塗りの建物にほんのり光が当てられ、幻想的な雰囲気を出している白虎楼。通常拝観ならこの白虎楼の下から神苑に入るのですが、NAKEDイベントでは別の巡回ルートが設定されていました。
東神苑のプロジェクションマッピング
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イベント用に公開されている神苑は中神苑と東神苑のみでした。中神苑にある蒼龍池もライトアップされていました。私としてはイマイチな感じだったので、足早に後にして向かったのが東神苑の栖鳳池。目的は、名勝尚美館に投影するプロジェクションマッピング。
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無風の時は、プロジェクションマッピングが鏡面状態の池に映し出されてとても幻想的でした。これが見たかったのと撮りたかったのです。
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泰平閣からの眺め
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泰平閣側に移りました。人気スポットということで混み合っているのではと心配でしたがガラガラでした。平日だったことと入場料が2000円と高いことも影響しているのかもしれませんね。ここからの眺めも絶景。絵柄の光量毎にシャッター速度が変化して撮るのが難しかったです。
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泰平閣には腰掛ける場所もあり撮影はしやすかったのですが、防寒を徹底していたとはいえ底冷えしてきたので撤収することに。撮ってみたかったプロジェクションマッピング、十分堪能しました。
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応天門の裏側から境内全体を撮ってみました。多少修正は加えております。当時の大内裏を8分の5サイズで復元したとのことですが、フルサイズは一体どれ程の規模があったのでしょうね。タイムマシンに乗ってワープして往年の姿を見てみたいものです。現在の国会議事堂のような所だから無理かもしれませんが。